“アート”って何?
今回はちょっとボリューミーになりましたが,アートに纏わることについて色々と深掘り&定義していきたいと思います!!!
アートとは…
デザインは“無駄”と定義しましたが,じゃあ皆さん結構ごっちゃにしがちな“アート”ってのはいったい何なのでしょうか?
私はアート=“超絶無駄”と定義しています。
天丼。
同じギャグやボケを二度、三度と繰り返して笑いをとる手法のことを指す。余り間を置かずに畳み掛けるように使ったり、他者のボケに乗っかる形で重ねる場合は、かぶせ(る)と称することもある。
| 出典 天丼とは (テンドンとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
はいw
いわゆる,衣・食・住に分類されないモノやコト。
無くなっても私たちの生活に全く支障の無いモノやコト…。
例えば音楽や絵画,写真などでしょうか。
他には映画などの芸能も含まれますね。
デザインは衣・食・住に無駄を付加し,より美しく(下手くそがやると逆効果もありますが…)整える行為。
機能があればそれはデザイン,逆に機能を奪うとそれはアートになります。
COMME des GARCONSを代表とするアーティスティックな洋服は存在するとは思いますが,絶対的な機能が求められる洋服は,私はアートにはならないと思っています(着用できるということで)。ただただ不便になるだけで,リアルクローズ(現実性のある服)からはかけ離れてしまいますし,皆さんがオシャレになるというゴールからもかけ離れてしまうでしょう。
今の時代にはNIKEやACRONYM,ALYXのような機能をデザインに落とし込むブランドの方が旬な気もしますが,コレクション(ファッションショー)で新しい芸術性を訴えるようなブランドはアートに近い洋服の方がショー映えもするでしょうし,コレクションの空間,音楽,演出と全体で捉えるとそれはアートなのかもしれません。しかしそうなると洋服は衣装になりますよね。
コレクション(ファッションショー)とは…
そもそもコレクションとは,私は車で例えるとF1(Formula One)だと考えます。
ヨーロッパで始まった最高峰自動車レースのF1は,各自動車メーカーがF1マシンに多額の資金と技術を投入し,その速さを競う。
コレクションも同じく,ヨーロッパ中心の各ブランドが多額の資金と技術を投入し,そのブランドの世界観を発表しています。資本力や技術力の高さの誇示や,セレブレティーの社交場とすることでブランドの格を上げている点でも共通します。ラグジュアリーブランドとしての王道のブランディングですね。
そしてF1もコレクションも見るモノであって,使うモノではありません。
この狭い日本でF1マシンに乗りたいと思っている人は皆無でしょう。
ランボルギーニですら京都の細い道で走っているのを見かけると滑稽に思えます。
同様に,コレクションで発表されたルックを着たり欲しがっている人を見ても同じ気持ちになります(最近はめっきり見なくなりましたが…)。
しかしF1の技術やコンセプトは市販車に落とし込めるメーカーにとっては非常に重要なことで,こちらもやはりコレクションの役割にも通じることだと思います。
デザインはリアリティ,アートはファンタジー
使う人がいてくれてこそのデザイン。作者側で自己完結でき,見る側は体感して楽しむのがアート。
洋服の場合は,コレクションでブランドの世界観を体感し,実際に店舗に行きそのブランドが作り出したデザインを確かめる。逆もまた然り。
そして,リアル(ストリート)でカッコよくオシャレになることがゴールです。(皆さん見失ないがち。)
このように機能を含むデザインと機能を含まないアートは分けて考えるべきで,見方も変えるべきですが,デザインとアートはとても密接で親和性の高いものです。日本にも村上隆 氏のようにボーダーレスに行き来できる天才もいます。
洋服を通じてデザインを知り,地続きであるアートにも必然的に興味が湧き,さらに内面的なオシャレも手に入れることができたあなたはさらに人間的にも個性と深みが増します。逆に洋服しか知らないあなたはまだまだオシャレではありません。小僧です。
やっと一休憩できましたw
誰か分かる人はいるのでしょうか…。
以上!
やはり無駄が私たちの人生をより豊かにします。
皆さんが好きな,やりたい無駄を探してどんどんやっちゃってもらえればと思います!!!
なんとなく頭に浮かんだのでどうぞ…。
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