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鶴林寺 (かくりんじ 兵庫県加古川市) ハツラツ薬師如来チーム
前日に明石に泊まり、朝から周辺の寺巡りへ。
まずは加古川市 鶴林寺(かくりんじ)。
明石市内から姫路方面に向かうこと車で30分。
何か違和感があるなーと正体を探っていると、空がたくさん見えていることに気付いた。違和感の正体は周囲に山が見当たらない解放感がだった。
住んでいる街並みと構成パーツが違うと旅に来ている感じがして弾んできますね~。
そうこうしているうちに国道250号を右折、
鶴林寺駐車場(無料)へ到着。
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ついさっきまで市街地を走っていたのに、いきなりドンで大き目の寺院。門の外からすでに三重塔もチラチラしていてこちらもワクワクしてくる。
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800円の宝物館セット券を買って境内へ。
国宝 本堂は和洋折衷の代表作というが残念ながらどのあたりが折衷なのかは見分けがつかず。
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本堂に収められている本尊は薬師如来5尊。ただし秘仏で次の開帳は
2057年!薬師如来、日光菩薩、月光菩薩の3尊はよく見るけど残り二体にどうして持国天と多聞天を選んだんだろう。と興味は尽きないがここで待つ訳にもいかないので退散して新薬師堂へ。
立派な薬師三尊とハツラツ職場の十二神将
本堂をでて右手にまわり新薬師堂へ。新薬師堂は本尊が秘仏なのでその代わりにと造ったらしいが、なかなかどうしてこれだけでも価値あり。
思わずデカっと声がでる薬師三尊(薬師如来、日光菩薩、月光菩薩)と三尊にスペースを取られてギュウギュウ詰めの十二神将が揃った薬師オールスターズ。
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ここでは十二神将のうち摩虎羅大将(まこらたいしょう)はウィンクしていることで有名。探してみると、左手奥にアクマで主役は私でないですよと言わんばかりに立っておられる。これがまた確かにウィンクしてるようにしかみえない。
よく見ると目元というより口元に特徴が。明らかにほほ笑んでいる。それでウィンクに見えやすいのでは。そう思って周りをみると、どの神将も楽し気で躍動感がある。左端の一体(お名前分からず。。)なんかは肩を大きく回したのか布地が舞い上がってやる気抜群。ハツラツとしている。
十二神将は薬師如来のもとで12の方角を守る実行部隊長。辛いこともたくさんあるだろうけど、きっとこのチームはうまくいっているのだろう。楽し気な職場が目に浮かんできた。
鶴林寺を訪れるときは是非十二神将の表情にも注目してみてください。今回触れなかったですが、ほかにも宝物館のアイタタ観音、九品来迎図、太子堂などみどころたくさん。