「不安を持つこと」と「自信を感じること」は両立させられる!
今回ご紹介する本は、水島広子さんの小さなことに左右されない 「本当の自信」を手に入れる9つのステップです。
本書は、「本当の自信」を手に入れる方法について説明しています。
ではさっそく、衝撃を受けた2つの価値観をご紹介します。
本当の自信とはなにかを知る
まず、「自信がある人」になるためには、「本当の自信」の正体を知らなければいけません。
ずばり、本当の自信とはBEの自信を指します。
このBEの自信とは、自分が望む「あり方」を追い求めることで感じられる、そこはかとない自分への肯定感や安心感のことです。
「あり方」の例
自分の気持ちに正直でありたい
「何か事情があるのだろう」と他人に寛大でいたい
仕事には誠実に取り組みたい
では、なぜ自分が望む「あり方」を追い求めることが本当の自信(自分への肯定感や安心感)につながるのでしょうか?
それは、BEの自信が折れることのない自信だからです。
状況によっては、自分が大切にしている「あり方」通りの行動ができないこともあるでしょう。
しかし、自分がどんな「あり方」を大切にしているか自覚できていれば、次の瞬間に「あり方」を選びなおすことができのです。
だから、折れることのない自信なのです。
これまでみなさんが手に入れたいと考えていた自信は、成果が背景にあるものではないでしょうか?
本書では、これを「DOの自信」と定義しています。
著者いわく、DOの自信は本当の自信につながりません。
なぜなら、成果をベースにした「DOの自信」は不安定だからです。
成果は状況や条件に大きく左右されてしまうだけでなく、運の影響も受けてしまいます。
環境のせいで成果が出なかったにもかかわらず、それに気が付かないばかりか、次も失敗してしまったら。。。と自信を失ってしまう人が大半ではないでしょうか。
したがって、DOの自信は本当の自信にはつながらないのです。
まとめましょう。
本当の自信とは「DOの自信」ではなく「BEの自信」を感じることである。
そして、「BEの自信」とは自分が望むあり方を追い求めることで感じられる自分へのそこはかとない肯定感や安心感である。
「自信がない」と「不安」を混同しない
よくこんなことをいう人がいます。
”新しい職場でうまくやっていけるか自信がない”
その感情の正体は不安じゃないですか?
自信がないと捉えると自分の弱さに目がいってしまいます。
しかし、不安だといい直すと、未知のものへ不安を感じるのは当然のことと考えられるのではないでしょうか。
みなさんの自信がないは不安を感じるではないですか?
より正確な言葉で自分の感情を表現してみましょう。
そして、不安を感じた時は成果ではなく、自分の望む「あり方」を追い求めてはいかがでしょうか?
おまけ
最後に、読書中に感動した一文をご紹介します。
「自信をつける」「自信を持っている」などというように、自信は筋肉のように「つけておく」ことができるものと思われがちですが、そうではないのです。
自信とは、その場その場で吸い込む空気のようなもの。
---------自分用メモ---------
Action
・自分の目指すBEを考える。
・不安を感じた時は成果ではなく、自分がありたい「BE」に目を向けよう。
・自信がないと不安であるを混同しない。
>自信がないは自分の弱さに目がいってしまう。
>未知のものへの不安は感じて当然。
>感情の生理現象でしかない。ただの反応。汗をかくことと同じ。
・何かの衝撃で自信を失ったと感じるとき、それは「一連の反応」に過ぎないとしっかり頭に刻んでおこう。
>回復をおとなしく待とう。
・完璧以外は0点でないと知ろう