「GIGAスクール」の本質とは
こんにちは、Yusukeです。
私は最近フリーランスになり業務委託で仕事を受け、「ICT支援員」といいう職種についています。
ざっくりいうと「最近のGIGAスクールで先生方の後方支援」を担当しているといったところでしょうか。
その現場が義務教育機関、小中学校であります。
直接的に授業や講義は行わないものの、現場に入る貴重な体験をしています。
関わっていく中でGIGAスクールの定着、子供たちの学力向上、先生たちの考えなどに触れて自分なりに試行錯誤する日々です。
そんな中、率直に思ったことや考察したことをお話いたします。
大前提として2つの価値観が私の中にあります。
一つは「普通教育」に疑問を持っているということ。
2つ目に、この期間に「やりたいこと」をやらせての将来展望や幸福度を比較してみたいということがあります。
極論、半分ぐらいのカリキュラムであとは自由選択、学業、キャリア、スポーツに集中すればいいと思っています。
子供の数も減り、学校の統廃合、もちろん先生たちの必要性も減っていくでしょう。
社会構造上の問題はさておき、本題に戻ります。
思ったっこと:
ほとんど印象に残っていないがそれが普通教育
人によりますが私の普通教育時代はほとんど印象が残っていません。
楽しい思い出、怒られたり、殴られたり直感的な体験が記憶の多くを占めています。
本格的に勉強し始めたのは21歳ぐらいから、自分でやりたいと思って学び始めたことが学業の記憶に残っています。
あらためて考える、普通教育の役割とは何なのか。
「社会を生き抜くためのベースとなる学力を身に着けるため」といったところでしょうか。
でも、社会って私たちが思っている以上に複雑、急速に変化しています。
勉強する内容に関しては今までの内容はスマートにし、ざっくり体型的に学ぶ、ついていけない子供たちには個別具体的に支援を行う。
そして先生の役割は人生アドバイザー的なポジションがいいと思います。
学力アップとパーソナルケアの分業、いわゆる「メンター」と「ライフコーチ」のような構造が必要でしょう。
基本的な学力は必要ですが、それ以外の勉強は押し付けられてやるものではありませんから。
考察したこと:
多様性を尊重し、育むなら普通教育からやったほうがいい
トレンドとして「多様性」がキーワードなのは周知のことですね。
ちょっと現実的に難しいと思いますが、早くから「個」で見ていくとポテンシャルは引き出せる可能性は上がってきます。
子供たちのエネルギーは集団生活において凄まじく、少し目を離すとすぐカオスになります。
マジで一瞬でなります。でも、それを含めてなんだかんだいいんです。
それはさておき、どうやって多様性を育むのか。
やっぱり「テクノロジー」の力でしょう。
そのためのGIGAスクールだと思っています。
多様性を尊重し、育むなら今すぐに ICTを活用して、先生たちの業務効率、生産性を上げ、時間を捻出、その時間を子供たちの個別具体的な支援に充てる。
そして先生たちのプライベート時間確保も同時に行うことです。
この2つは両輪、絶対になくてはならないものです。
どこにでもある「閉鎖的な村社会」
公立学校は対外的に見ると表題の通りです。
どこにでもある閉鎖的な組織、変わらない構造、風土や文化が根強く残っています。
そして村社会の古いエコシステムが変化できない理由は「構造上の問題」、結局どこにでもあることなんです。
なんだかんだ言って働いている人たちは居心地が良いからそこにいる、変わる必要はない、変わると居心地が悪くなるのです。
GIGAスクールは変わるチャンスなのか
「好奇心の塊」であある子供たちに端末を与え、ある程度のルールを決めて、自分と家庭に運用を任すことができればかなりの変化が期待できるでしょう。
学校側は体裁を守こと、波風立てずにフラットな教育を提供することが仕事です。
変化を求めるとたちまち変人扱いされてしまいます。
この「変人」がスタンダードになれば本当に面白くなっていきます。
GIGAスクールはきっかけとなるのでしょうか。
確実に言えることは生産性向上、業務効率に役に立つということです。
これを子供たちの可能性を引き出すものと認識し、積極的に活用するがカギとなるでしょう。
以上でGIGAスクールに対する私の思ったこと、考察したことです。
では、また次回。