東京都知事選挙の投票日に有権者に一票の行使を勧める

今日は東京都知事選挙の投開票日です。

一部の各投票所を除き、原則として8時から20時まで投票が可能です。

今回の選挙は過去最多の56人が立候補したものの、そのほとんどが選挙ポスター掲示板に自らのポスターを貼ることができないほど選挙にかかわる人員を確保できなかったり、掲示板の枠を事実上売買したり、あるいは選挙公報に都政と関係のない内容を印す候補者が多数いたりと、候補者数に比べて有権者にとって選択肢が少なかったのは紛れもない事実です。

また、有権者の投票先になり得る候補者の間でも今後4年間の都政をいかに進めるのか、あるいは自らの政策がどのような形で1400万都民の利益と福祉に適うのか、もしくは自らどれほど都知事にふさわしい見識を備えているかを比較するための真摯な論戦が行われたとは言い難いものでした。

こうした状況は、1100万人を超える有権者が選挙戦には関心を持っても投票そのものを行う意欲を抱きがたいものにします。

これは、われわれ有権者の期待に応え得る能力や知見を持つだけの十分な数の立候補者が揃わなかった今回の都知事選挙がもたらした弊害の一つであり、立候補者はしばしば有権者の水準に追い付かないという事実を傍証します。

それでも、地価や物件価格の高騰による住居問題、出産や育児にかかる環境の一層の改善、より質の高い教育の提供、高齢者福祉の充実、零細ないし小企業や中堅企業への支援など、様々な課題の解決が放棄されてよいということはなく、どれほど選択肢の少ない選挙であっても今後の都政を託すべき人物に一票を投じることはわれわれ有権者にとって重要な責務であることに変わりはありません。

従って、事前投票を行っていない有権者の皆さんには、今日の投票日に投票所に足を運び、貴重な一票を投じることで、これからの4年間の東京都のあり方を託すべき人物を自らの手で選ぶことが求められるのです。

<Executive Summary>
Go to the Polling Station and Vote the Ballot to Elect the Tokyo Governor (Yusuke Suzumura)

The 7th of July 2024 is the Election Day of the Tokyo Governor. On this occasion, we require all voters of Tokyo to go to the polling station and vote their ballot to elect the Tokyo Governor.