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気仙沼の気嵐(けあらし)

どうも、たなかです。

すごいのかわかりませんが

昨日投稿させていただいた記事が

noteさんの公式マガジン「今日の注目記事」に
選出してもらいました!

光栄なことです。
本当にありがとうございます。

この時期の暑さは
身体が慣れていないため真夏よりも危険です。

引き続き
皆様、無理のない範囲で
熱中症対策のほどよろしくお願いします。

さて、そうはいっても
「暑い」ネタで続けるのも面白くないので

今日は得意の逆張りで
「おかえりモネ」に出てきた

「気仙沼の気嵐(けあらし)」

についてのお話ししようと思います☀️
#得意の逆張りって何

観てない方は安心してください。
ネタバレにならない程度にまとめます!

モネは色々あって
北上川の移流霧を見ることになりますが

そこで気仙沼の魅力のひとつである
「気仙沼の気嵐」を思い出します。
#あまりに雑すぎるまとめ方
#ネタバレするよりマシ

そのシーンはとても幻想的でした。

☝︎こちら、参考動画

そもそも「気嵐」とはなんぞやという話ですが

本来「蒸気霧」と言って
海や川に浮かぶ霧を指す言葉です。

「蒸気霧」の発生には
もちろん条件があります。

その条件を
ぼくの絵心のない挿絵を使って
順に追ってご説明していきます。

まず、冬のよく晴れた朝であること。

冬場
「陸地」と「海面」の温度を比較すると

陸地の方が冷たく
海面の方が暖かくなります。

それは
陸地は熱しやすく冷めやすい
海面は熱しにくく冷めにくい
という性質があるからです。

冬場の気仙沼は
放射冷却などで、気温が下がり冷え込むため

陸地では、よく冷えて
それに比べて海面は陸地ほど冷たくならないため、相対的に暖かくなります。

蒸気霧の発生は
この陸地と海面の温度差が大きいことがカギとなります。

仮に、このように
陸地で冷やされた空気が
何かの拍子で、海面上を通過すると

海面上にある暖かい空気は
陸地から来た冷たい空気によって冷やされ
「凝結」します。
※凝結とは空気が含んでいる水蒸気が外に飛び出して水滴となること

凝結すると、水滴がたくさんふわふわ浮いて
このように「霧」となるのです。

霧は、小さな水滴の集合体です。

そして、朝でないといけない理由は

朝を過ぎると
日が差してきて気温が上がってしまい
霧が蒸発して、消えてしまうからです。

そのため朝の冷え込みの厳しい時間帯が
最も発生しやすい条件になります。

また、風がなく穏やかであることも重要です。

風が強く吹いていると
霧は簡単に吹き飛ばされてしまい
消えて無くなってしまいます。

以上が「気仙沼の気嵐」の発生条件です。

ちなみに、見頃はいつかというと
11月上旬から下旬にかけてだそうです。

これから半年くらい経たないと
見れない珍しい現象ですが

特に、カメラ好きや旅行好きの方は
ご覧になられてもいいかなと思います☺️

ぼくもいつか
お目にかかれたらなあと思ってます。

☝︎気仙沼の気嵐プロジェクト

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