雨水(うすい)
どうも、たなかです。
土曜日は二十四節気のひとつ
「雨水(うすい)」でした。
“あまみず”とは読みません。
“うすい”でお願いします。
意味としては、
本格的な春に近づいているということで
雪がだんだんと雨に変わってきて
雪解けが始まる頃、という感じです。
気温上昇とともに、
山に積もった雪がゆっくりと解けてきて
田畑を潤すことになります。
このように雨水の頃になってくると
水が動き始め、土壌が潤ってくるため
農業をはじめる目安にもなっています。
ちなみに、雨水に“雛人形”を飾ることは
縁起が良いと言われています。
というのも、
「ひな祭り」は3月3日に行われますが
古代中国ではこの日は忌日(いみび)とされ、
そのけがれを祓うために水辺で身体を清め、
厄祓いをするという風習がありました。
それが平安時代くらいに日本に伝わってきて
土や紙の人形にけがれを移して水に流す、
いわゆる「流しびな」の行事となって
貴族の子供たちの間で「ひいな遊び」という
人形遊びに転じたわけです。
このようにひな祭りは水に関する行事なので
水が豊かになる“雨水”に雛人形を飾り始めると
良縁がもたらされると考えられました。
さて。きょうは、
そんな雨水のような天気となりましたね。
西から天気が崩れて、
広い範囲で雨や雪が降りました。
平地は基本的には雨が主体でしたが、
広島などでは市街地でも雪が降りました。
その原因となっているのが
日本の南岸を東に移動する低気圧です。
中心気圧は1010hPaで
やや発達しながら移動しています。
ただこの低気圧、
この先、厄介ごとを起こしそうでして。
あす(日)〜あさって(月)にかけて
周辺の低気圧とひとつになって
北海道の東で急速に発達しそうなんです。
しかも、あさっての低気圧の
中心気圧の予想が“958hPa”ですから
簡単にいうと、
台風くらい発達する計算になります。
そして、
北海道付近に等圧線が「5本」くらい
かかってくると“猛吹雪”が起こりやすい
と言われています。
実際に全般情報として
このように数値の予想も発表されています。
特に北海道にお住まい方は
大雪や暴風雪、高波などに警戒してください。
不要不急の外出は控えた方が
身の安全の確保に繋がると思います。
よろしくお願いします。
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