119番の日
どうも、たなかです。
きょう11月9日は
「119番の日」とされています。
119番の日というのは
消防庁が1987(昭和62)年に
一般の方々に「防火・防災」の意識を
高めてもらうことを目的に制定されたものです。
11月9日から1週間は
「秋の全国火災予防運動」の期間となっていて
防火意識の喚起とともに
適正かつ迅速・的確な「119番」通報を
呼びかける啓蒙活動が行われます。
ちなみに、なぜ通報番号が
「119番」なのかご存知でしょうか?
このサービスが始まったのは
遡ること、1926年。
当時、スマートフォンなんかありゃしません。
使われていたのは「黒電話」です。
黒電話は、ダイヤルを合わせるために
何度もくるくる回さなければなりません。
そのため時間がかかって仕方なく
ましてや一刻を争うときに
そんなくるくるする猶予はありません。
ですからダイヤルを極力回さず
短い時間で電話をかけられるようにするため
「119番」になりました。
#当初は「112番」でしたが、かけ間違いが多かったのと、最後にダイヤルを回す時間が長い「9」にすると落ち着いて話ができるという理由で「119番」になりました。
さて。
最近、火災のニュースを
目にすることが増えてきましたね。
↑島根
↑愛媛
↑北海道
↑山梨
↑兵庫
↑佐賀
↑東京
もしかしたら読者の皆様の中にも
火災現場を目撃したという方も
いらっしゃるかもしれません。
火災は災害の中でも
最も「発生回数の多い災害」です。
2020年の総出火件数は「34,691件」で
毎年、出火件数は減少してきているものの
毎日どこかで100件くらいは
火災が発生している計算です。
また、去年の
火災による総死者数は「1,326人」。
痛ましい火災が後を絶ちません。
ぼくは前職時代
消火器やスプリンクラーなどを
販売する営業マンだったこともあり
今でもその名残で
火災のニュースには敏感でして
特に、冬から春にかけての乾燥する季節に
火災のニュースをよく目にしてます。
ではなぜ、乾燥すると火災が増えるのか?
乾燥というのは
湿度が低い状態のことを指します。
湿度が低い状態というのは
空気中の“水分”が少ないということ。
また、空気が乾燥してくると
ありとあらゆる水分が蒸発していきます。
それは人間の肌や
建物、家具などに蓄えられている水分全て。
なので、この冬場は
火が最も苦手とする
「水」が少ない条件が整ってしまうわけです。
火の側からすればウハウハな環境下。
ちょっとした火の気で
大きな火事に繋がりやすくなってしまいます。
ちなみに出火原因のトップ3は
1位「たばこ」
2位「たき火」
3位「こんろ」
これら、全てに共通することは
「油断」です。
“つい、うっかり”が元凶なんです。
タバコの不始末、暖房器具のつけっぱなし、
キャンプなどでたき火をして
楽しんだはいものの
最後まで鎮火させたのかの確認を怠る
それらが全て、火事の元なんです。
これから暖を取らなければならない
季節に入っていきますが
火の取り扱いや暖房器具の使いっぱなしには
十分に気をつけてください。
火の用心、マッチ一本、火事の元
焼肉焼いても家焼くな
火の用心さっしゃりましょう
よろしくお願いします。
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