
過干渉と無関心の狭間
こんにちは!のぞみ@心と身体の漢方のおねえさんです。
私がこのマガジンのnoteを書こうと思ったキッカケのポスト
今日は、この「過干渉と無関心」のセットについて、
解毒していこうと思います。
過干渉と無関心はセットに納得。私の母は基本的に無関心なのだが、母の気になるポイントだけは過干渉だったなと思う。母は小学校の先生だったので、親である前に先生だったのよ、実子に対しても。
— のぞみ@心と身体の漢方おねえさん (@nozomiyojo) January 6, 2025
だから、目の前の子供の感情を理解し尊重するよりも、教育としての一般論で封じてくる&教師の娘が→ https://t.co/15YRHHs3xf
過干渉と無関心はセットに納得。
私の母は基本的に無関心なのだが、母の気になるポイントだけは過干渉だったなと思う。
母は小学校の先生だったので、親である前に先生だったのよ、実子に対しても。
だから、目の前の子供の感情を理解し尊重するよりも、教育としての一般論で封じてくる&教師の娘がこんなことをすると親である私が恥ずかしいからやめろ。という感じで、子供の意見や気持ちは二の次で教師という立場を守ることに対して過干渉だったな。
教師という立場を脅かさないことに関しては「無関心」だったので、どこまでも母自身にしか興味が無いのが私の母である。
過干渉と無関心を繰り返されると
自分という存在が希薄になっていく。
自分が自分のことを良く分からなかったし、
自分として生きていた訳ではないから、
実家で暮らしていた18歳までの記憶はうすぼんやりとしている。
地元に対して、ほとんど楽しい記憶がない。
なぜなら、みんなの会話の会話についていけないことが多かったからだ。
例えば、小学校低学年頃に流行っていた、ファミコン、マリオ、は
「ゲームは男の子がするものだから」と買ってもらえなかった。
小学校高学年頃に流行っていた、たまごっちは、
「授業の邪魔になるからダメ」と買ってもらえなかった。
流行っていたお笑い番組は
「下品だから」「バカの集まりを見る必要はない」
ドラマもバラエティー番組も
「くだらない」「学校遅刻するから、早く寝なさい」
私は、あの頃流行っていたスマスマもめちゃイケも
リアルタイムで観たことがなかったのだ。
だから、芸能人の名前もろくに知らなかった。
流行が大好きな女子たちの会話についていける訳もなく、
ただ、愛想笑いしながら話を聞いていたのだと思う。
唯一、アニメとマンガだけはOKで、
丁度、スラムダンクが流行っていたし、ミニバスケットボール部に入っていたので、どうにかこうにかやっていけてたが、バスケ以外の話題は本当に苦痛だった記憶しかない。
弟たちが大きくなり、同じようにクラスで学校で流行っているものがあると、それは買い与えられたり、少しずつ、流行りのTV番組もお笑いやバラエティーも解禁になっていったが、
禁止されていた過去が、母の目が、気になって自分からはあまり手を伸ばさなかった。
確か、たまごっちを買ってもらえなくて、母に訴えたことがあった。
「友達の話についていけないから、買ってほしい」
「仲間外れにされてしまう」と訴えたのだが、
母の答えは
「うちの学校でも流行っているけどホント、おもちゃを学校にもっていかせる親がどうかしている」
「おもちゃを学校にもっていかせても平気なお母さんだと思われてもいいの?」
「これぐらいで仲間外れにするような友達は本当の友達じゃないからいいんじゃないの」
「どうせ、みんなすぐ飽きるから、我慢しなさい。買ったところであなたもすぐ飽きるわよ」
母は私が「仲間外れにされてしまう」という不安は切り捨て、
自分の「教師の立場」「素晴らしい母親」を守ることが優先だった。
私の気持ちには無関心。
自分の立場を守ることには過干渉。
こんなこともあった。
弟たちが少し大きくなり、ゲームボーイが流行り始めた頃。
私がいくら欲しいといっても
「男の子のおもちゃだから」と買ってもらえなかったが、
弟たちには、友達と遊ぶために買い与えられたゲームボーイ。
そのゲームボーイに母がハマった。
仕事から帰宅すると、真っ先にゲームボーイをするのだ。
母としてはちょっとした息抜きだったのだと思う。
だけど、私はずっとその光景がモヤモヤしていた。
私には買い与えてもくれなかったゲームボーイで遊ぶ母。
私が友達と「男の子のおもちゃ」で遊ぶのは外聞が悪いからダメと過干渉。
時代が少し変わり、
女の子もゲームで遊ぶという認識になった母だが、
私に禁止していたことをすっかり忘れ
夕飯の支度もせずに、ゲームボーイで遊んでいた。
部活後でおなかが空いている私は、
自主的に夜ご飯を作ることが増えていった。
「ご飯を作ってくれるのはありがたいけど、キッチンが汚いのよね、のんちゃんは」とか
「こうやって、料理ができるように仕込んだお母さんに感謝しなさい」
私の自己認識は歪む一方だった。
私の気持ちに無関心な母に対して、
「私の気持ちはどうやらどうでもいいものらしい」
「私が何を感じようと、お母さんは興味を示さない」
そう思うようになっていった。
私は、自分の欲しいものを母にねだることをやめた。
欲しいものを諦めるようになった。
どうしても欲しいときは貯めたお年玉で買うようになっていった。
誕生日プレゼントやクリスマスプレゼントも
教師の娘に相応しいであろう
母が文句も言わずに買ってくれるであろう「本」にした。
もちろん、読みたい本ではあったけど、
本当に欲しいか?と言われたら答えはNOだ。
だんだん、自分が本当に欲しいものが良く分からなくなってきた。
中学の頃、ポケベルやPHSが流行ったけど、
どうせ買ってもらえないと諦めた。
中学卒業手前ぐらいに、携帯電話が普及し始めた。
流石に携帯電話は欲しいな、と思った私は
「高校に合格したら、”自分で料金を支払うから” 携帯電話を購入することを許してほしい」
どう伝えたら母が許可を出してくれるか?
もうこの頃には自分の感情は出さないプレゼンの仕方を身につけていた。
貯めたお年玉で携帯電話を買い、
自分の名義の通帳から引き落としされるように契約した。
15歳の春のこと。
自分のやりたいこと、欲しいものがあっても、
母に通るようにプレゼンが出来ないものは諦めた。
諦める癖が更についていった。
就職か大学院進学か悩んで、学費のこともあるので母に相談した。
それでも母はやっぱり、私に無関心だった。
「のんちゃんの好きにしたらいい、
お母さんはどっちを選んでも反対しない」
一見、理解ある母親に聞こえるセリフだが、
大学院卒でも、薬剤師でも、どっちに転んでも
母にとって「学歴的に成功した娘を育てた立派な母」でいられるから
どっちでもいいのだ。
私の進路に反対しないが、特に応援もしていないのだ。
地元から離れた私は、
地元の目にさらされることがない=母の評価を下げることはないから「無関心」なのだ。
今もこの「無関心」は変わらない。
私が35歳から始めたキックボクシング。
アマチュア大会に出るぐらいハマった私は、
帰省した際にキックボクシングの話をしてしまう。
父は話を聞いてくれるが、
母は「あー、もういいよ」と話を途中で終わらせる。
そして、自分の趣味である菱刺しの作品を延々と見せてくるのだ。
私が試合に出ても「頑張ってね!」「応援している!」と声をかけられたことがない。
結果を伝えたときは流石に「良かったね」とくるが
「頑張ったね」とか「どのぐらい練習したの?」とか
私の試合に勝つまでの過程に興味はないのだ。
元々、私という個人に興味はないのだ。
私が「教師の娘」らしく立ち振る舞えているか?
それだけにしか興味がないのだ。
母のことで、心理カウンセリングを受けようと思ったキッカケ。
それは、2024年7月上旬に私の部屋のエアコンが壊れたことがきっかけだ。
熱帯夜が始まった時期に丁度エアコンが壊れてしまい、
修理の立ち合いなどの関係でホテルに避難もできず、
近所に住んでいる末弟の部屋にも避難できず。
なんやかんやで熱帯夜を2日しのいで、
ようやく修理が来たのだが、まさかの部品が足りず、修理できず。。。
流石に睡眠不足、熱中症気味で、体力と気力の限界。。。
誰かに愚痴、弱音を聞いてもらいたい。
そう思い、母に半泣きで「エアコンが直らなかった(絶望)」と電話したら
「何、泣いてるの?どうするの?泣いたって仕方ないじゃない」と
半ば、馬鹿にした口調で言われ、ブチっと切れた私。
「もういいです」と言って、電話を切った。
この件で、私は心底理解したのだ。
母は私の気持ちに寄り添わない。
平気で私の気持ちを蔑ろにする。
今まで、さんざん、自分自身と向き合ってきて、
現実も変わってきたけど。
母の件は、私一人では無理だ。
そう、唐突に理解した。
丁度、メンタルサポートも廃止して、
いろんなことが自分の中で限界を迎えていた。
人の手を借りよう。
私は、充分1人で頑張った。
1人で出来ることをやり切った。
そう思って、心理カウンセリングを申し込んだのだ。
母に対しての思い込みが
どんどん浮き彫りになり、どんどん外れていった。
もう私は「無関心」な母に、
自分の「関心」を注ぐのをやめようと思った。
「無関心」な相手には、自分も「無関心」でいいのだ。
そう自分に許可をしたら、だいぶ楽になった。
もういいか、と思えたので、心理カウンセリングも受けることをやめた。
カウンセラーの方にも「区切りとしてはいい」といわれていたし、
なにより、もうカウンセラーさんに話すことがなくなっていた。
もしかしたら、また母と向き合う必要が出てくる日が来るのかもしれない。
でも、その時までは母のことは過去にしていいと思っている。
今は、自分と自分の中のインナーチャイルド達、そして自分が大切だと思える人に関心を向けたい。そう思っている。
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似たような悩みを抱えている方へ
私は基本的に「同情」はしませんので、
ご自身が自分のチカラで
「親の呪縛を解きたい」「精神的に自立したい」
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私は「脳内彼」で引き寄せた、今の好きな彼で「愛と恋の違い」を知ったので、この話はまた今度。
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