しっかり養生して若々しく
みなさん、こんにちは。
人は誰しも平等に年をとりますが、「老い」には個人差があります。
それは生命力の源である「腎」の充実度の違いと考えられています。
今日は、そんな「腎」についてまとめてみました。
腎とつながりの深い領域は、膀胱、骨、耳、髪など。
つまり腎が弱ると、尿の出が悪くなる、近くなる、歯や骨がもろくなる、髪の毛が薄くなる、耳が遠くなるなどの老化の症状があらわれます。
他にも、思考力や記憶力の低下、精力が減退したり、足腰が弱い、顔が黒ずむなども腎の弱りとして考えます。
腎は生命力の源である「精」を蓄えているので、この精が足りなくなることが弱るきっかけとなるのです。
「精」は生まれるときに持っているものと、その後に食事などから得られるものとがあります。
ですから、なるべく「精」を減らす習慣をさけ、「精」を養うことがポイントになります。
腎の養生のポイントは、
①足腰を鍛えること
②腎に良い食材をとること
③冷やさないこと
足腰を鍛えるとは、長距離マラソンやジムでの筋トレではなく、「足腰への刺激」です。
長時間の座り過ぎは避けて、ときどき立ち上がったり、軽く歩く。
腎は骨を管轄していますから、かかとに刺激が加わるような「足ふみ」「かかと上げ」「かかと落とし」がおすすめです。
かかとを落とすときは、自分の体重によって、ほどよい刺激を感じるのがポイント。
一日10回、3セットが理想です。
歩くのも良いですが、一日一万歩以上は歩きすぎなので、何ごともほどほどに。
過度な性生活や過労も、腎の弱りにつながります。
腎に良いものといえば、「黒いもの」や「ぬめりのあるもの」。
また腎は冷えを嫌うので、この季節は「素足で過ごしてうっかり冷えていた」というのに気をつけましょう。
もう少し寒くなると、手首、足首、首、腹、腰などのくびれの冷えや、冷たい飲食をさけ、湯船につかる習慣を。
さらに腎は「耳」も管轄しているので、「耳」を冷やさないことも腎の養生につながります。
今日も最後までありがとうございました。