上質な孤独と急速なつながり
新しい動画をアップしたので、そのことについて。
前回noteで、最近の体調不良について少し触れて、その改善のために対策を取っていると書いた。
結果として完治には至っていないけど、少なくとも悪化はしていない。
その対策とは、ざっくり言えば「信頼できる人との交流を増やす」こと。不思議なもので、交流を増やすことで逆にひとりで過ごす時間が、より深く、純粋で上質な孤独に変わった。ひとりの時間が、今まで以上に特別なものに感じられるようになった。
今回の動画は、最近写真を撮っていなかったことがきっかけで、朝の散歩をしながら撮影したくなった。秋の気配がすっかり漂っていて、写真を撮るのも動画を撮るのも、すごく楽しかった。散歩中に文章が次々と浮かんで、頭の中で構成が組み上がって、お昼過ぎには編集もほぼ終わり。仕上げに少し時間はかかったけど、いつもよりスピーディーに仕上がった。今回はフォントや色味、言葉選びもすべて、この動画に合うものを考えた。テロップの配置や句読点の使い方さえも、yurinomemoのいつものスタイルにとらわれず、この作品にとってベストな形を意識して選んだ。
最近ふわっと考えていたことがある。
私は人と関わることが苦手で、だからこそ無理をせずに今後は受注を減らして、イラストもデザインもストックメインで収入を得られるようにしていけたらと思っていた。でも、なぜか最近は依頼が立て続けに来ていて、「あれ?」と感じている。苦手だからやめるんじゃなくて、苦手なことを正直に伝えつつ、それでも挑戦していく姿を見せることができたら、それはそれでいいのかなと思うようになってきた。
恋人には「自分のことを全然わかっていない」とよく言われる。否定ではなくて、「自分の可能性をもっと信じてほしい」という意味で、恋人は悔しがってくれているんだと思う。
人との関わりが、豊かな孤独を生み、新しい刺激が自分の表現にも反映されている。今回の動画もそういう意味では、ひとりで黙々と作っている時よりもさらに深い部分に触れられた気がする。
前回の動画をアップした後、多くの人に届くきっかけになればと「イラストレーター」という肩書きを過去動画のタイトルや概要に入れた。それなのに、今回は真逆のことをしてしまった。この動画は多くの人には届かない。検索でヒットしそうなキーワードもないし、どうやってこの動画にたどり着いてもらえるのかも、正直わからない。でも今はただ、作りたいものを作り、感じていることを素直に表現し続けたいと思う。
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