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島旅旅行記 1回目🏝️父島(東京都)
2月は、ついにずっとやりたかったで島ぐらしを1ヵ月体験してきました。そもそも、なぜ島に住もうと思ったのか、そのきっかけについて少しづつお話しします。
1回目は父島(東京都)について。
最後に今後の配信予定の目次を記載しています。
🏝️父島(東京都)
2年前、薬局の仕事を辞めたあと、自由に休みを取れる期間はいつまであるかわからない。ふたたび社会人になれば仕事に縛られ休みは自由に取れません。どうせなら普通じゃ行けないようなところに行こうと思い、東京都の父島に行きます。これが私の島旅の始でした。
なぜ父島だったのか。それは、父島が6日に1本しかない船でしか行けない島だったから。父島に行くには1週間以上のお休みは必須。飛行機もなく、物資の運搬手段は、この船のみ。しかも24時間乗らないと行くことができません。超不便なこの島は一般的なサラリーマンは行くことができないため、定年退職後に行ける島と言われるほど。
父島は世界遺産にも指定されおり、美しい自然に魅了されました。
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30代の私が行くことができたのは本当に奇跡的。そして定年退職後に行くことができる人もごくわずかでしょう。なぜなら24時間の船旅はかなり過酷なものだから。船酔いで多くの高齢の方が体調を崩しているのを目の当たりにします。狭い空間で睡眠を取るため、閉所恐怖症の方は行くのは難しいですね。
私自身、以前は体力がなく、船に乗ることを躊躇していました。しかし食事を変え、運動も行い、徐々にですが体力がついてきていました。自分の体力がどの程度耐えられるのか、それを課題と捉え、この24時間の船旅を決意しました。
父島まで行く船は、東京都の竹芝から出ています。竹芝は私が小さい頃よく遊びに行っていた場所。しかし、ここから船に乗った事は1度もありませんでした。こんなにも身近にもある船乗り場から乗らなかったら一生後悔する。そんな思いもあり、思い切って船の旅に出ます。
父島に到着した際に、あまりに美しい自然に魅了されます。そして人も穏やか。同じ東京とは思えない魅力を感じます。
6日に1本の船であるため、帰りの船では島の人たちが船で追いかけてきてくれ、お別れの挨拶をしてくれます。これは他の島では決してない経験。飛行機もなく、6日の1本の船だからこそ味わえる大変貴重な経験。この島に来れたことを心から感謝した瞬間でした。
🏝️急患は最短2日かかります!!😱😱😱
薬剤師として働いていたこともあり、医療の現場はどうなのかも気になるところ。島の人に聞いてみると…医師は1人のみ。隣の母島に行ってて、父島に不在の時もよくあるとことでした。
何か急病や手術が必要になった時はどうするのですか?とお聞きすると、ドクターヘリも飛んでいないため、最短2日かけて都内の病院に運ばれるとのこと。心筋梗塞など、時間との勝負の病の場合、即死ですね。
🏝️島暮らしができないのは〇〇な人!
このことを都内の陸部に住んでいる人に話すと、ほとんどの人が、そんな恐ろしい場所には行きたくないといいます。都内があまりに便利だからでしょう。病院はどこでもやっていて、いつでも受診することができる。何かあったときにすぐに死んでしまうのは恐ろしいことだと。
一方で私はそのようには思いませんでした。私はここで何かあったとき、健康ですぐ死ねる。なんて素晴らしい場所だと思いました。なぜなら、都内で多くの患者が無理矢理にでも生き延びることができても、幸せそうに死んだ人を見なかったから。
捉え方はその人次第なんですね。
島では自分で健康を意識して生活していかないといけない場所。そして私は薬や医療機関に頼りたくない強い意志があるため、島暮らしに大変魅力を感じたわけです。
次回は鹿児島県の島、奄美大島(鹿児島)と与論島のお話です。
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