意識と無意識
目に見えない大切なもの。9回目は「意識と無意識」
8回目を読んでくださった方々はラーニングゾーンを見つけた方もいれば、まだそこを模索中の方もいるかもいれません。
今やっている好きなこと、せっかくならどんどん上達して成果を出したいですよね。みなさんはそのためにどのような方法をとっていますか?
実はすごい勢いで成長する人とずっと変わらない人には大きな違いがあるんです。
それは意識しているか、意識していないか。たったこれだけ。
これを「意識性の法則」といいます。
ここで1つ例。ホテルのルームサービスから、2つのグループに分け、一つのグループにはあるものを与え、もう一方のグループはいつもと変わらず仕事をしてもらいました。
食事、生活習慣、運動量を変えなかったにも関わらず、あるものを与えたグループは体重減少、血圧が改善。より健康的になりました。
そのあるもの、なんだと思いますか?サプリ?水?いいえ。
…それは知識です!(この仕事ではこれだけカロリーが消費しますなど。)
知識を意識しただけで、一方のグループはより健康的になれたんです!
これは今やっている好きなことにもあてはまります。どこに意識を向けるか、例えば先生に注意されたとことを意識する、自分の弱点、克服したい箇所を意識する、ただこれだけ。
それを一つ一つ意識し、解決して、それが無意識でできるようになり、また意識すべき箇所が出てくる → その繰り返しを一つずつ丁寧に考えて解決していくことができれば、あなたの好きなことは着実にレベルアップしていきます。
ずっと変わらない人は、その箇所をうやむやにしている人、何がいけないのかわからない人。なんとなくやっている人。
勉強もそうですよね、わからなかったら先生に聞いて一つ一つ解決していく。
わからない箇所を意識し解決する。
小さい頃はできないことができようになった喜びを感じてどんどん成長できた。
大人になってからそのことを忘れてしまっていませんか?
大人になると、注意してくれる人が少なくなります。それは、自分の欠点を直視して修正する意欲が低下している状態またはそれに気付けていない状態の反映なのかもしれません。
なので、なおさら自覚的に意識し、考え、修正するという行為を行っていく必要があるのです。
前回の運動の回を読んでくださっている方はご存知かと思います、私はKpopのカバー、コピーダンスから始めました。ダンスは見た目をカバー、コピーするだけ、見えるところだけ真似ていただけなので、全然上達せず😅すごく上手に踊れる人との違いは何かと考えていました。
見えないところの大切さを学んだのはJazzやYogaをやりはじめてから。
Jazzではダンスの基礎を学び、
Yogaでは体の基礎となる部分とマインドについて学びました。
どちらも目に見えないもの。
マインドについては大人になってからはなかなか学ばないことなので、それがダンスにもつながったんだと。今思うとラーニングゾーン(←この言葉がわからない人は7回目の運動の回を読んでみてください)にいたのだと思います。
自分の課題を意識することで、怪我をしにくくなるというメリットもあります。
年明けに受けた解剖学。
内側に意識を向けれる人と見た目だけ頑張る人、どちらが怪我しやすいのか?
それはもちろん後者です。
個人の能力には限度があり、他人や先生の見た目だけ真似れば、限度を超えてしまい怪我してしまいます。
Kpopをしていた頃の自分、股関節の可動域をあげたくて無理やり開脚を重ね、あんのじょう股関節を痛めて踊りに制限がかかってしまった時も😅
現在は、自分がここまですると怪我してしまう、今はここを痛めているから無理しない、逆になぜそこを痛めてしまったのか?など意識して体と相談できるようになったため、以前のようなことは起こらなくなりました。
薬局に勤めていた頃、腰が痛い、足首が痛い、首が痛いなど、様々な痛みで来局される患者さんたち。原因がわかっているものよりも、原因不明のものの方が多く、処方される薬は一時しのぎの内服薬や外用剤。どちらも飲んだり貼れば一時的にはよくなるものの、根本治療ではないため、ずっとその処方が継続され、副作用で胃腸障害やかぶれを生じ、また新しい薬が追加されたりと。そこで副作用の悪循環にはまってしまう患者さんをたくさん見てきました。
私も慢性腰痛持ちでした(←過去形)。仕事は立ち仕事、ダンスをすれば腰が痛くなり貼り薬は常備薬。ただその時に、多くの人から「腰が柔らかい」と言われ、それがいいことなんだと勘違い😅実は腰が柔らかいというのは骨盤が前傾し、腰に過度に負担がかかっている状態のこと。
人の体は骨が正しい位置にあれば、上から思いっきり体重をかけても、骨が潰れず、バランスを保てます。
これが少しでもずれると、骨がずれ、潰れ、椎間板ヘルニア、慢性腰痛の原因になります。
骨盤の位置ってとっても重要なんですね。
骨盤矯正や整体の大切さに気付かされた一面でした。
痛みがあって来られるご年配の方、骨盤の位置はもちろんですが、それだけでなく、そのような方の足裏を見ると、ほとんどの方が扁平足、外反母趾で足指が全く動かない状態。
足裏は全体重を支える、クッションのような役割があるため、足裏はアーチを形成しています。
これが潰れて、クッションの役割をしていなかったとしたら?
全ての衝撃が足、膝、腰にくるのは想像がつくのではないでしょうか?
この私も以前はアーチが潰れた状態だったので、腰痛になっていたんだと分析しています。
足は靴下で覆われているため、隠れてほとんどみなさんが意識していない場所。痛みがある人はちょっと意識してみると変わるかもしれません。
足と同じでもっと目に見えない場所。そして人間がずっとしていて、意識することすら忘れてしていること。何だか分かりますか?これが整えることができれば、もっと幸せになること間違いなしです。
次回は「呼吸」です。
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