【映画レビュー】花束みたいな恋をした
こんにちは。Yuriです。
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今日はお盆休みに見た2021年公開の映画『花束みたいな恋をした』のレビューをしたいと思います。
きっかけは話題のベストセラー『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』
どうして今更2001年公開の映画『花束みたいな恋をした』を見たかというと、今話題のベストセラー本『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』でこの映画が紹介されていたからです。
『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』は、いわば日本の労働の歴史書ともいえる興味深い本でした。
労働の歴史、その変化に対して、出版社などがどのような戦略でビジネスパーソン向けに本を販売していたかを綴っていて、日本の労働や歴史、マーケティングに興味がある方にとって非常に興味深い一冊です。
「学生の時は本が大好きで、たくさん読んでいたのに、社会人になった瞬間本を読むことができなくなって、余暇にパズドラをしてしまう」という具体例とともにこの本に度々登場するのが、映画『花束みたいな恋をした』です。
『花束みたいな恋をした』の感想
20代を思い出すような感覚に浸れる映画であり、かつ、仕事と人生について考えさせられる映画でした。
運命のような出会いをしてワクワクするような気持ち、仕事を始めてから様々な影響を受けて人が変化していく様子、変化に対して関係が崩れていく切なさ。これはまさに20代に多くの方々が経験した感覚ではないでしょうか。
仕事や結婚などの環境変化を受けて、パートナーに対してだけでなく、親や兄弟、友人などとの関係が変わっていく感じです。
特に、仕事は正社員であれば、起きている時間の半分、半分以上の時間を費やします。仕事の環境が与える価値観は意識的にも無意識的にも非常に大きいと思います。
私自身はこれまで4回転職し、また正社員からフリーランスという働き方に切り替えてきました。転職の度にこれまでの価値観がぶっ飛ぶような出来事が起こり、なんとか適応して、、、ということを繰り返しています。
本質的な人間性は変わらないのかもしれないですが、こうした環境変化を受け、周りからみると、よくいえば成長、悪く言えばあの人は変わってしまった、という印象を与えているのかもしれません。
また、仕事に夢中になりすぎて本、特に仕事とは直接関係ない本が読めなくなるというのはその通りだと思います。今は意図的に読書や映画を観る時間を優先して確保していますが、気をつけないとすぐ仕事に忙殺されてしまう日々です。
仕事と人生について、一歩立ち止まって考えさせられる映画でした。
余談ですが、主演の2人(有村架純さんと菅田将暉さん)は、何ともフレッシュでとてもいい演技をしていますので、映画をご覧になる方は、是非お二人の演技にも注目してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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