130 「花芯」 寂聴ワールド全開! 映画鑑賞する前に・ちょっと立ち読み 芸術的美しさ・村川絵梨の演技に釘付け必至!!
劇場公開日:2016年8月6日
今回の作品
こんにちは~
「あ~よかった!!」ほとんどの映画に涙する感動屋^^
映画大好きのゆらりです
当ブログにお越しいただきありがとうございます。
初めてお越し頂いた方も以前からごひいきにして頂いている方も
貴方との繋がりをもてた「映画という素晴らしいものに」感謝します
「感動した作品を沢山の人に共感してもらいたい」
そんな思いでブログを綴っています
私の栄養補給は‟映画”から、といっても過言ではありません(笑)
紹介映画を 楽しんでもらえたら とってもウレシイ!!
イマジネーションを膨らませてくださいね~^^
では、いきますよ!!
それでは
作品紹介
いってみよ~う
「ラブストーリー」
「ヒューマンドラマ」
物語 ★★★★☆
キャスト ★★★★★
映像 ★★★★☆
監督 安藤尋
キャスト
園子 (村川絵梨)
雨宮 (林遣都)
雨宮の上司 越智(安藤政信)
原作 瀬戸内寂聴 『夏の終わり』
あらすじ
感想
いや~良かったです。なにがって?瀬戸内寂聴ワールドとでも言いますか・・・寂聴さんの独特の世界観が私は好きですね。
インタビュー記事によると⇊⇊⇊⇊
この作品を映画化するまでは、時間がかかる作品であった事は納得せざるを得ない感じでした。時代がそうさせた。そんな感想に至る。
表現の自由と言えど、大衆受けする感じの作品でないのは分かるからです。性の表現をどうとらえるのか?越えるハードルは高い、そう思えるのです。
私は、園子自身の「自分を生きる姿」に共感以上の感動を覚えるのに対して、現在にも通ずる女性の「愛欲」や「性愛」の真実を描いている性欲を満たすだけの、快楽作品と捉えられかねない。難しい作品とも取れるからです。
色々レビューはあるのですが、寂聴さん自身の経験がふんだんに盛り込まれている感じが、ありありと感じてくる。やはり経験は大きな宝と思わせる描写がとても魅力的でした。
『夏の終わり』
寂聴さんの、この作品『夏の終わり』もそうでしたが主役の女性がホントに「つかみどころがない」というか「ふわふわした」というか、とても幻想的な雰囲気の人間像なのです。
夏の終わりの「満島ひかり」もよかったですが「村川絵里」も絶品でした。
濡れ場がこれでもか~とばかりにありまして。ちょっと恥ずかしくなるかな??って思っていましたがそんな心配は必要ありませんでしたね。
なぜか邦画のベッドシーンって、見ているほうがなんとなく恥ずかしくなるような描写が感じられてしまうものが多々ある中で、この作品はエロティシズムを超えている。美術品を鑑賞しているような気にすらなってしまうのです。ただ単に、村川絵梨が美しいだけのことかもしれませんが^^
殿方の評価はあまり期待できないかもしれませんが、作品では、園子がそもそも恋愛に対して興味もない期待もないそんな園子の感覚からの作品だと思うのです。
ですから家庭を大事に思うとか、そういうものの前に世界はこんなものなのだろう...的な。ある意味悲観的な考えで生きている園子。ですが、最後ちょっと期待して何かを求めてもいいかな?と感じ始める園子。
彼女自身がスタート地点にたどり着くまでの物語のように感じるのです。
終戦時に『お国の為に生きてきた私達は、今度は何の為に生きていくのか考えなくてはならないのよ』と園子の言葉が全てを語っていたように。この言葉は寂聴氏の心の叫びであり、今現在の我々にも突き刺さる言葉でもある。
やっと自分の為に生きる事を始めた園子。ラストシーンの表情はとてもすがすがしく晴れ晴れと見えるのです。生気を感じられなかった園子に生きる希望を感じられる表情がとても印象に残ります。
この作品は村川絵梨の目に注目です。彼女の目の動きが作品を際立たせる要素だと。そして、着物姿がとても美しい、女の私でも見入ってしまうほどです。色気全開です。
最後
物語なのですが、やはり寂聴さんの自分自身の投影的な感覚を想像してしまうラストシーンでしたね。
彼女の生きざまを集約したような文学作品であるかのように「自由に」そう「縛られることなく」自分自身に正直生きている彼女の生き様です。時代を先取りしていた寂聴氏の生き様そのもの。
それが良いか悪いか?正しいのか否か?そんなものではなく、ただそう生きている女性というだけのことなのでしょう。
私はこんな生き方を望むわけではありませんが、自分にはない世界観で生きている彼女に少なからず魅力を感じてしまうのです。
映画の為に生きている(笑)
映画という名のビタミン剤
映画ドラマって本当にいいですね~💓
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