血と便秘~旧暦長月~
今月の野菜「落花生」
旧暦九月に行われる十三夜(今年は十月二十九日)は別名「豆名月」と言われ、お月見の際に豆(枝豆)をお供えし収穫に感謝の意を表します。
枝豆以外にもこの時季は、小豆や落花生なども実りを迎えます。落花生(ピーナッツ)の効能のひとつに挙げられるのが、肺を潤し、空咳を解消してくれる作用があります。
また中医学には「似類補類(にるいほるい)」といって「臓腑の形に似たものはその臓腑を癒す」という考え方があり、蓮根は肺、胡桃は脳といった感じで、豆は腎臓を癒してくれます。
これからの季節は、寒さを防ぎ腎を養うこと(養腎防寒)が、基本的な養生法となります。自然の計らいにはほんと心躍ります。
ちなみに最近柿ピーの比率が変わったようで。いっそのこと柿3、ピー7にしてくれたらよかったのになぁ。。。
血と便秘
ひとくちに便秘といっても、氣の不足(氣虚)氣の滞り(氣滞)冷え体質(陽虚)乾燥体質(陰虚)など、中医学ではいろんなタイプがあります。
例えば便秘の解消として有名なバナナやヨーグルトは「陰虚タイプ」の体質には合うかとは思いますが、いくら食べても思ったような効果がない場合は、他の体質が考えられます。
例えば、便秘の他に、疲れやすい、風邪を引きやすいといった氣の不足(氣虚)が考えられる方は、氣を補充してくれるさつまいも、じゃがいも、南瓜、キャベツ、はちみつといった食材が
また、髪や皮膚のパサつき、爪のトラブル、かすみ目、不眠、精神不安といったことがあるようであれば、それは血の不足(血虚)が一因として考えられるので、
血を補い、陰を滋養してくれる落花生、ほうれん草、ビーツ、黒ごま、松の実といったものが、合う食材となります。
この時季は、肚にモノを溜めないで、身体も心も澄んで綺麗な夜空のように★
便秘には天枢
おへそより指三本分、外にあるツボ。便秘、下痢どちらの時にも使えます◎
ゆらね養生雑記 旧暦長月号
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