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ゆぺし | 小説家、諦めました
2023年6月26日 08:01
※ジャンル別不能の不思議な物語です。少し暗め。※一人称と神視点が交互に切り替わります。以上が大丈夫な方だけ閲読ください。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー再び、脳内に映像が浮かび上がった。今度は現在の、ハルが見ている光景だった。扉が見える。だれかの部屋のようだ。見覚えはなかった。目線が下にずれる。下に何かが落ちていた。細い糸のようなものに見える。 視界の端から白くてきれ
2023年6月18日 08:36
※ジャンル別不能の不思議な物語です。少し暗め。※一人称と神視点が交互に切り替わります。以上が大丈夫な方だけ閲読ください。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー4○ 小さな宇宙ある日の事だった。いつものように映像を心待ちにしていると、希望通り映像が浮かび上がった。ただし、 現在の映像ではなかった。熊に襲われた時のように過去の記憶が映し出されたのだ。視線がかなり低い
2023年6月7日 07:59
※ジャンル別不能の不思議な物語です。少し暗め。※一人称と神視点が交互に切り替わります。以上が大丈夫な方だけ閲読ください。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーアキの声が聞こえた。あの外道、どの面下げて帰ってきたんだ?アキの目には大粒の涙が流れていた。確か涙は、罪悪感を覚えた時に出る現象だと記憶している。少なくとも、 ハルを置いて行ったことを悪く感じていたようだ。ハルはア
2023年6月6日 07:58
※ジャンル別不能の不思議な物語です。少し暗め。※一人称と神視点が交互に切り替わります。以上が大丈夫な方だけ閲読ください。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー今回の映像は長かった。それだけ熊との遭遇が印象的だったのだろう。命の危険が迫っているのだ。テレパシーを通じてハルが集中しているのがわかる。生還するための方法を模索しているらしい。信号が幾度となく私の頭に反響していた。
2023年6月5日 07:19
※ジャンル別不能の不思議な物語です。少し暗め。※一人称と神視点が交互に切り替わります。以上が大丈夫な方だけ閲読ください。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーある日、ハルはアキと一緒に神社なる場所に行くようだった。その神社は生まれてくる子供を祝福する場所らしいのだ。ハルが私の誕生を祝ってくれる。身体の奥底でバクンバクンと、心拍が激しく波打っているのを感じた。そこには『バス』