2024夏の海外資料収集スケッチ①〜東京→Canada Victoria 〜
2024年夏の海外資料収集とスケッチ旅は1ヶ月だけと期間を決めて向かいました。アメリカで数年ぶりにあった旧友からは療養も兼ねているから数ヶ月滞在していいよ、と言ってもらいましたが病院の再検査の結果も気になり、制作もあり…と色々考えてちょうど一ヶ月。
あまりにタイトなスケジュールにほかの友人からは”うまくいくとは思っていなかった。”とさえ言われていました。
でもそれがなんと色んな助けがあってうまくいったのです。面白いですよね。こんなに楽しめたのもみんなのおかげです。
では、1カ国目から行ってらっしゃーい!
旅の全体スケジュールはこちら
▷関西→東京
東京
東京MANIAC展
東京とカナダは昆虫しか眼中にありませんでした。東京には国立科学博物館という素晴らしいスポットがあってよく企画展を見に行っています。
今回は昆虫MANIAC展!
普段から昆虫について書籍や博物館で調べているのですが想像以上のボリュームで満足しました。巡回展で2025年7月12日(土)~9月23日(火・祝)まで、大阪市立自然史博物館でも開催されるそうです。気になる方はぜひ。
展示は昆虫の裏表がわかるように工夫されてました。また分類ごとに分かれていたのも非常に良かったです。
▷東京からカナダのバンクーバーへ
東京からカナダへはzip airで約¥45,000。2024年夏の時点ではWi-Fiも無料で快適に使えました。足元も広く行きのフライトはストレスなく無事にバンクーバーへ到着。機内ではblenderをしたり事前にオフライン再生でYouTubeが見れるようにチュートリアルを保存していました。
バンクーバーからビクトリアへは空港からバスが出ています。久々の海外で知らない土地でバスにその乗らないと昼過ぎに現地に着けずVictoria Bug Zooの滞在時間が減るので機内で猛下調べ。
カナダへはVictoria Bug Zooしか眼中になく、バンクーバーの滞在時間はおおよそ1時間。すぐにビクトリアへ向かいました。
バスの車内は年齢層が高く、日本人は私しかいなかったように見えます。バスを経由し船に乗り無事にビクトリアに到着。
ビクトリアは緑と海に囲まれたとても美しいところです。
日本で例えると軽井沢のような雰囲気もあり、かわいいコテージやお馬さんがいます。馬はモンゴルで乗ったのですが比較にならないぐらい大きかったです。どちらも大好きです!
Canada
ーVictoria
The Legislative Assembly of British Columbia
バスが市内の中心部に到着するとブリティッシュコロンビア州議事堂がみえてきます。宿泊したホテルも雰囲気のいいスタッフさんで安心しました。
こんな感じでいい景観なのですが、ビクトリアには1.5日ほどしかおらず、昆虫館の開館時間が迫っていたのでチェックインあと速攻で向かいました。
この旅で色んなホテルやペンションに宿泊したのですが、どこも事前に荷物預かりをしてもらえました。
料金は約15,000円から35,000円のホテルに宿泊しています。
Victoria bug zoo
Victoria bug zooは、こじんまりとした小さな昆虫館で珍しい虫が展示してあります。タランチュラから世界のゴキブリ、ムカデ、アリ、巨大カタツムリ、巨大バッタ、巨大ヤスデ、ナナフシ…日本でみるような小さな昆虫はほとんどいません。
スタッフさんたちはとてもやさしくゲストたちに詳しく昆虫の説明をひとつひとつしてくれ、触らせてもくれます。
タランチュラも触ってみたかったのですが子どもたちがいるとタランチュラがこわがるようで、ほかの生き物も多くいたのでそちらが優先されていました。
また日本人も多く来場するようで日本語の案内もありました。案内だけで説明等はすべて英語です。
あまりにも気に入って2日連続行きました。荷物があっても、受付周辺に置かせてくれます。グッズも充実していて手描きのポスターや昆虫食などいろいろありました。旅の途中なのでグッズはセーブしました…科博のMANIAC展でたくさんあったので悔いは…ありません!
小さなこどもたちとお母さんや虫スキっぽいひとたちと一緒に輪になってスタッフさんの説明を聞きます。気分は虫好き少女です。真剣です。
昆虫館にきていたおばあちゃんが
「ここへ来ることは私のバケットリストのひとつだったの。来れて嬉しいわ。」
とスタッフさんに話しかけていてなんだかほっこりしました。
私もここへ来ることがひとつの小さな夢だったので来れてよかったです。
そのおばあちゃんと気持ちが少しだけ共有できた気がして昆虫だけの出会いじゃないんだなと思いました。
虫をずっと観察しているとメカのように見えてきてスケッチ。虫の構造って単純で面白いんですよね。
このとき考えていたスケッチ図。飛行機をみたり虫を触ったりいろんな経験の引き出しを使ってアイディアスケッチしていました。
フェリーの時間ギリギリまで昆虫館にいて次はアメリカ、シアトルへ向かいます!さらばビクトリア。
ビクトリアからシアトルへの高速旅客フェリー
シアトルへはいくつか交通手段があるのですがビクトリアからは船が一番シンプルで楽です。価格は2万円前後。
一番前のシートや窓側はプレミアム料金だったと思います。
エコノミーでも席は広く、ここでもずっとスケッチしていました。
9月上旬のビクトリアからシアトルは船上はとても寒く小雨も降っていました。
到着からの入国審査
シアトル到着時には入国審査で列ができ1時間ほど待ちました。カナダに2日しかいなかったので、その説明をしパスポートも手動スタンプ。
1か月で8か国も一気に巡るなんてクレイジーなので、このあときちんと旅程を紙に書いて説明できるようにしておきました。
私自身も多忙でほとほと疲れていたので旅程がすべて把握できておらず、スケッチと資料収集ばかりしていたからきちんと話せなかったことを反省。
今でもスマホが壊れなかったことが幸運だと思います。交通手段をすべてデジタル管理していたので一応はipad/PCを持っていましたが壊れたら大変だったと思います。のちに不安になって宿泊先などすべて紙に記しておきました。
そんなこんなでアメリカへ入国。
大好きな旧友に会いにシアトルへ来ました。
つづく