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心のはなし #2:体を整える ~N型が体のケアをするための処方箋~
先日、「心のはなし」という記事を書きましたが、シリーズ化して「心」をテーマに投稿を続けようと思います。
今回の結論は、「結局心のケアには体のケアが欠かせないよね」って話。
当たり前と言えば当たり前ですが、心のケアなんだから体のケアは二の次ででいい、とも考えがちの方もいると思います。わたしも一時期そう考えていましたが、それで病んでしまったことがあり、体のケアを再び習慣化して心を回復させました。なので、体のケアの重要性を説いていきます。
体のケアは重要だということ
なぜ心のケアなのに体のケアが大事なのか?その根拠は?というところはメンタルに関する科学的は本の方が詳しいと思うのでそちらに譲りますが、一つばかり例を挙げます。
こちらは厚労省のサイトになりますが、やはりこころと「体」のケアが言及されています。心というソフトウェアを動かすには体というハードウェアが健全でなければならない。科学的に考えれば、当然のことです。
体のケアを習慣化するには?
しかし、頭でわかっていたとしても体のケアをサボりがちな方はいるのではないでしょうか?
MBTIの話になりますが、認知の心理機能でS(感覚機能)が優れている人は、体の状態に敏感で、異常に気付きやすいといわれています。また、定期的な作業が比較的得意なので、身体のケアも習慣化しやすいのではないでしょうか。さらに体の調子が整うと幸福感が得られ、それで満足して生活することができると予想します(いわゆるささやかな幸せというものです)。
一方、N(直観機能)が優れている人は、やりたいことをやろうとしたり、目の前の景色を忘れて思いにふけるといった事をしがちです。なので、寝食を忘れて何かに熱中することも多い。そうすると身体のケアを忘れることが多いですが、「心が躍っているのでヨシ!」とごまかしてしまう事もあると思います。しかし、体の不調を放置するとメンタルに影響が出てきます。タチが悪いのはメンタル不調で思考に偏りが生じ、「楽しいことをしているのにすぐにヘラってしまう!何故だ!」と原因が体にあることを忘れ悩んでしまう状況に陥ることがあるからです。
じゃあ、N型は体のケアができないかと言うとそんなことがありません。確かに、後ほど紹介する体のケア方法(例えば、痛みに気づく、時間を守り規則正しい生活を送る)は感覚機能を使うものが多いです。けれど安心してください。まず、N型であっても感覚を道具として使うことは何ら問題なくできることです。タイプは関係ないと思います。これに加えてN型の得意な想像を活用しましょう、という提案をします。具体的には、「体のケアがうまくいって活き活きしている自分」をイメージします。
私がやっている体のケア習慣
私が心の健康のために行っている体のケアを紹介します。人によって習慣化したほうが良い事は異なりますので、自分に合ったものを考えてください。最後に私が参考にした本を載せますので、もしよろしければご覧ください。
夜、寝る前
寝る時間を決める
寝る1~2時間前にお風呂から上がる
体のコリをしっかりほぐす
寝る前にPC、スマホを極力見ない
ベットでは考え事をしない
眠くなって思考が止まってきてからベッドに入る
深呼吸
ベッドでは、「朝太陽の光を浴びで起き、美味しい水を飲み優雅な朝食をとっている姿」を創造する
主に、良い睡眠をとるためのハックです。
「考えない」というのはN型にとっては非常に難しい事です。なので、代わりに私がおすすめしたいのは視覚的なイメージを想像することです。上に挙げた「朝の姿」を想像すれば、良い睡眠をとろうと思いますし、朝起きてからも楽しいでしょう。また、宇宙や幻想的な風景、宮島達男のデジタルカウンターなどを想像しても良いでしょう
朝
早めに起きて、ゆっくり目覚める
ベットに上がるまでに深呼吸
ベッドから上がったら体のストレッチ
コップ一杯の水を飲む
顔を洗い、寝ぐせ直しついでにマッサージ
太陽の光を浴び、可能ならば外に出る
朝食を丁寧につくる(タンパク質多め)
朝食をゆっくりと食べる
朝は何かと忙しいですが、焦らずゆっくり過ごせればエネルギーを蓄えられます。また栄養をしっかり取ることで午前中、頭をフル回転させることができます。
理想をイメージする
マッサージ屋に行ったことのある方なら、行った直後の体がほぐれ、高揚感を味わう体験をしたことがあると思います。あの時、感覚が研ぎ澄まされ、体のケアが重要であることを再認識した経験はないでしょうか?その時の体の状態と思考を普段からイメージすると、体のケアを習慣化する助けになると思います。運動した後の爽快感も全く同じです。直観を働かせて、理想をイメージできるといいですね。
身体のケアで参考にした本
自律神経に関する本です。自律神経はメンタルに深くかかわってきます。体を整える生活習慣、食習慣、運動方法が具体的に書いてあります。
おわりに
やりたいこと、悩み、いろいろあると思いますが、心が健全に動くには体の健康無しにはいきません。時間を取って体に向き合うことが大切なのです。習慣的な作業が苦手な人でも、得意な能力を活用して、自分の体をいたわってあげられるようになるといいですね。