カタチのないもの~偏見入り~
目に見えていなければ、痛みがないとか
苦しんでないと思っている人がいる。
それが赤の他人なら、頭悪い人だなで終われるけど
身内である場合は、限界だと思う時間が
かなりの回数でやってくる。
やってきたところで見えていないから
甘えだとかいう言葉で片付けられることが多々ある。
結果行き場をなくした本心は
自分という体に窮屈さを感じ、心を蝕んで悪化して
呼吸の必要がない世界へ行くことを選んでしまう。
辛くしんどく、淋しい人達を励ましているような活動者も
私達が元気そうにしていたら、もう興味がないし近寄らなくなる。
心の病を持っている人達を多く見てきたはずなのに、
大丈夫だと言えば大丈夫だと思い、治ったと言えば治ったと即信じる。
ちょけてる感じで笑い話なんかしていたら、詐欺師かのように言ってくる場合がある。最初から甘えてただけで芝居してたんじゃないかみたいな。治ったと思うのは仕方ないにしても治ったことを喜ぶ専門家は存在しない。
完治したメンヘラなど1円にもならないから。
見た目でわかる病気や怪我をした人も充分辛いし苦しい。
だけど心の病を持った人たちも同じレベルだったりそれ以上に辛く苦しい想いをしている人もいるんだと理解してほしい。
目に見える病や怪我の人のメンタルは気遣われやすい。
はっきりと何が辛いのかが見えるから。だから本人が大丈夫でも
定期的に話しかけられ、チェックもされているだろう。
だけどメンタルは見えない。
笑顔を作ってたりしたら気付かれることはほぼない。
だからメンタルが大病におかされていた場合、
もう死ぬしかないと追い詰められていても見えないから気付かれない。
この心が見えていたら、同じ痛みでも苦しみでも
かなり救われたのに。。