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#「文豪たちの悪口本]を読んで【第36回】自由律俳句&エッセイ

🤓お笑い好きの私でも、女性芸人のネタ🎙️は、友近かヒコロヒーくらいしか見ないのだが、今回紹介する本は、以前、偶然にも[アメトーーク]で[Aマッソ・加納]が紹介していた。妙なところで加納と気が合いました。

🖌️さて、今回の記事は、今年に入ってからの新企画、書評です。もともと、本は大好きなのでいずれ記事にしようと思ってました。本棚にある本はもちろん、私が面白いと思った本を紹介したいと思います。
 では、初めての📖📝書評はこちら!

  →→→      [文豪たちの悪口本]です。

彩図社文芸部編、2019年初版

 📖📝彩図社は、コアでマニアックな本を出版しているような印象があったので、これまであまり購入してこなかったんですが、この本は、購入してよかったです。
 実に元気がでる、愉快な本です。あの文豪たちも、普通の市民と同じように嫉妬したり怒りなどといった感情を持った一個の人間だとわかって、安心できるというか、実に身近に感じられる本です。それでいて、やはり上等な表現が盛り沢山。おいしい鯛焼きのように頭から尻尾まで楽しめます。私は、本当に読みたい本は、自分で傍線をひいたり、付箋をつけたり、イラストを描いたりして自分のものにします。この本、面白くて、傍線だらけになりました。


では、今回紹介する文豪たち3名の悪口名言見ていきましょう。

❶ 夏目漱石

言わずとしれた国民作家です。門下生の就職の斡旋をするなど、面倒見のいい一面もあったが、癇癪持ちで、神経衰弱を患っていた漱石は、周囲に当たり散らすことがあったという。

🗣️そんな漱石の悪口名言です

お前はオタンチノパレオラガスだよ(ヘマをしでかした妻、鏡子に発したことば)

東ローマ帝国の皇帝[コンスタンチン・パレオラガス]と間抜けを意味する[おたんちん]とかけている。

👧さすがです。悪口に東ローマ帝国の皇帝が出てくるとは。知性が溢れて手が込んでますね〜

❷ 中原中也

[汚れちまった悲しみに][サーカス]などの哀切ある詩が、今日も多くの人に読みつがれている。中也はダダイズムに傾倒していて、実生活では破天荒ぶりを発揮していた。


🗣️そんな中也の悪口名言です

何だ、おめえは。青鯖が空に浮かんだような顔をしやがって

(初対面の太宰治に向かって、中也が放った言葉。尊敬していた中也に絡まれて太宰は萎縮し、ろくに話すことができなかった)

👧初対面の相手に絡むとは、なかなか普通の感覚ではできません。人恋しかったんでしょうか。中原中也は、根が寂しがりなのではないかと思った。それに………太宰のことを[青鯖]とは、しかし、…みえる〜😆。ある女性向け通販では、この名言を使った、カワイイグッズを販売してるそうです。

❸ 太宰治

以外にも太宰は芥川賞はとっていない。芥川賞が欲しくてたまらなかった太宰だが、選考委員の川端康成に私生活まで非難されたと感じた太宰は、川端康成にたいする抗議文を書き上げ、[文芸通信]に投稿したり、[刺す]とまでぶち上げてたという。


🗣️そんな太宰の悪口名言です。
こちらは中原中也をくさしたもの。

蛞蝓(なめくじ)みたいに、てらてらした奴で、とてもつきあえた代物ではない

👧中原中也に絡まれるので、太宰も黙ってはいられないようです。一緒に飲むのが嫌になったらしい。私は中原中也と太宰治が交流があるとは、この本を読むまで知らなかった。文豪の皆さん名コピーライターでもありますね。こういう表現をみると、私もオリジナリティあふれる表現を作りたいと思いますね。
 😚あ、文豪ではないですが、🕶️タモリが、サバンナ高橋のことを称して[お前、アレだね。排水口のフタの取手みたみたいだ]と言ってましたね。😄😆コレも秀逸です。

以上、ほんの一部でした。この本では他に菊池寛、坂口安吾、永井荷風、織田作之助なども取り上げてます。実に楽しい本でした。🤗


👧では、本日の自由律俳句と参りましょう。

お題はズバリ[悪口]。

🙉その場を去ると急に賑やかになった

🙉くしゃみがでると昔の人は言っていたっけ

🙉知らぬはあの人だけ


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可愛ユミコ
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