日記|ウォーキング
ひっさびさの夜のウォーキング。
月はない。
星もない。
蒸した風が少し吹いてる。
歩き出しから
脳内にこの歌が流れて……
あれ?
これなんだっけ。
……
サザンだ。
だいぶん初期のサザンの歌だ。
おー!懐かしい!
なんで急にこの歌が?
歩きながら小さく声に出して歌ってみる。
この頃のサザン、イカれてたなぁ。
今もサザンは圧倒的だけど、
この頃の、いやデビューの時の衝撃たるや。
途中で鼻歌に変わったけれど、今日はこれでウォーキング。
通りすがるいつもの川は、昨日の台風で水がいっぱい。
蛙の声と虫の音
夏が秋にバトンを渡せそうで渡せてない。
もうちょっとなのかな。
お散歩柴イッヌとすれ違う。
ちょっと小さい、まだ子犬?
謎の慈母の眼差しを送ってみるが、柴イッヌは気づいてない。
もちろん主さんも。
それでいい。
うそ。なでなでしてみたかった。
アスファルトに手のひらをつけてみる。
あーこれならイッヌも火傷しないね。
ひとり安心してまた歩く。
やっぱりまだ蒸し暑い。
今日はこれくらいで退散しよう。
家の明かりが見えてきた。
ふぅ。ただいまー!