毒親育ち「死にたい」病克服のための自覚化作業の基本的なやり方。
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以下は、当時22歳の私(以下、筆者)が書いた論文の要項をnote用に2019年に再編集しました。「Aさん」とは、もちろん私のことです。
間違ったしつけが生む自己否定
-世代連鎖に関わるそれぞれの責任としつけの意味をAさんのライフヒストリーから考える-
研究目的
「子どものためになるしつけ」に必要な考え方を追求し、世代連鎖に関わるそれぞれの責任と、しつけの意味について検討したものです。
さて、2019年3月現在、小学生虐待死亡事件などを受け、児童虐待防止法が改正されるそうです。民法では親に懲戒権が認められており、子どもを戒めるために「体罰」や「ご飯抜き」などのしつけができます。この懲戒権の見直しが求められる中、今回の改正で保護者による体罰禁止が定められるようです。
これは良いことなのは確かです。このような虐待に対する法整備により、第三者の危機介入がしやすくなってきています。しかし、根本的な原因である日常の親子関係への対策や介入はまだまだ不十分であると言わざるを得ません。
第三者が介入しすぎることによるプライバシーの侵害や様々な自由が失われてしまうことへの危惧はもちろん理解できますが、それでも「子どもはみんなで育てる」という思想があまりにも欠如しているのが日本の現状ではないでしょうか。
少子化、核家族化、女性の就労状況などの社会的な変化によって、育児に対する相談相手を見出せなくなり、「子どもにどのようなしつけをすれば良いのか」という育児不安を親は抱いています。世代連鎖はこのような問題に深く関係しています。
世代連鎖とは親の持つ特徴が子どもに受け継がれていくことを指します。親の世代から子の世代への伝承が、親子の関わり合いを通じて生じるので、遺伝とは異なる心理的現象として理解されなくてはなりません。
世代連鎖は虐待だけに留まらず、しつけの方法や子どもとの遊び方、家事への取り組み方など、良い特質も悪い特質も、親子関係全般が世代連鎖します。
研究方法
対象者は自己否定に悩むAさんです。Aさんに人生体験をありのままに記述してもらい、ライフヒストリー法を用いて、Aさんの言葉を活かして筆者がライフヒストリーを再構成しました。
筆者はそれに対する解釈を提示し、世代連鎖に関わるそれぞれの責任としつけの意味を検討しました(Aさんへの倫理的配慮は行っています)。
研究期間
2004年11月10日~12月28日です。
研究内容
Aさんのライフヒストリー論文ではAさん自身の言葉を活かしてライフヒストリーを再構成し、書いています。しかし今回は短時間でAさんのことを分かってもらいたいと思い、下記にまとめています。
●0~4歳:近所の子どもと遊んだ
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