【読書記録】掃除とは心を磨くための修行。『人生を好転させる掃除道』枡野俊明
あらすじ
この本から得られたこと
禅に興味があり、手に取った本です。
私なりに印象深かった部分をまとめてみました。
内容が気になる方はぜひ、本を読んでみてください!
とても読みやすく、すぐ掃除したくなりますよ。
私も「やろうやろう」と思っていたトイレ掃除しました(笑)
掃除とは心を磨くための修行
以前から、修行僧などが掃除するのはなぜだろう?と思っていました。
禅では、「一掃除、二信心(しんじん)」というそうです。
「最初にやるべき仕事は掃除で、信心はそれがすんでからのこと」
それほど掃除は重視されていることなのです。
曜日ごとに掃除する場所を決めて、週間スケジュールを立てる。
といった具合に組み、加えて月間・年間の掃除スケジュールを組むのもよい。終わったらスケジュール表にチェックを入れて達成感を味わう。
これはいい方法だと思いました。週末に掃除を溜めがちです。
「いまのままで十分足りている」と知ることが重要
「小欲知足」(しょうよくちそく)という禅語は、こうして生きていられること自体が、ありがたいこと。「いまのままで十分だ」と思っている人は、たとえ暮らしぶりが貧しくても、心は豊かである。
そんなに物欲は強くないほうですが、物は増えていきます。
定期的に家中の不要なものを探し、捨てる努力はしています。
この本にも出てきますが、「三年着ていない服」は捨てました。靴も。
今年はGWにゴミ袋10袋以上は捨てたと思います。
一つ買ったら、一つ捨てる。これも守るようにしています。
増やしては捨て、の繰り返しですね。。。
もっとシンプルに暮らしたい。自分の手に届く範囲で、把握できるものだけで暮らしたい。
お天道様は見ている。
禅ではこういう行ないを、「陰徳を積む」というそうです。
日本では昔から「お天道様が見ているよ」といういい方をし、人が見ていようがいまいが、天に恥じない行動をしなければいけない。
「お天道様」は仏様であり、「本来の自己」(自分のなかにいるもう一人の自分)に置き換えられます。
掃除は頭を「無」にする訓練。
掃除は、歩く、走る、泳ぐなどの運動と同じように体を動かし集中するので、自然と頭の中がからっぽになります。
ぐちゃぐちゃと考えなくなるので、頭が休まり、余裕が生まれます。
仕事のことやSNSから離れ、部屋も綺麗になり、運動にもなり、頭もすっきり!一石何鳥?
やらない理由が見つかりません。やろう、今度こそ。
「掃除しなきゃ」「片付けなきゃ」の呪縛
人生は「朝」で決まる、そうです。どの自己啓発本でもいわれますね。
朝は時間もありませんので、隅々まで綺麗にする必要もないそうです。
散らかったものを整頓し、ササッとほうきで掃く。ざっと掃除機をかけ、ベットやお布団をパッと整える。これならできそうです。
シンクに洗い物は残さない。玄関の靴は必ず仕舞う。
整った綺麗な部屋に帰るのは気持ちのよいことですし、「掃除しなきゃ」「片付けなきゃ」の呪縛から解き放たれるなら、朝少し頑張ってみてもよいかなと思いました。
最後に
マンションに住んでいますが、出勤時に朝、
管理人さんが落ち葉の掃き掃除をするのを見て、
「いいな」と思っていました。
強風の日の翌日なんて、「掃きがいがあるなぁ羨ましい」とさえ(笑)
今思うと、掃除が気持ち良さそうに見えていたのかもしれません。
整う感じがします。
朝イチ掃除を実践してみます!
長くなってしまいました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました(*^-^*)