にんじん尽くしの献立【料理記録】①

　昨年末、ニンジンを買いすぎました。２００円で袋いっぱいの小さいにんじんが売ってあって、にしめの飾りにするには小さすぎるのに安さにつられてしまったのです。
　庭には、今年も大根がたくさん生えています。年が明けて、遅まきながらぼちぼち消費していこうかなとちまちま大根を料理していたところでの予期せぬニンジン責め（自分のせい）。
　猫に起こされ、いつものごとく早起きしたとある日の早朝。ひたすらニンジンを料理しました。
　ニンジンをひたすら料理した日に、つぶやきでニンジンケーキを作ったことを書きました。実は、作ったのはニンジンケーキだけではなかったのです。すりおろしたニンジンがあまったので、ニンジンクッキーを作り、ニンジンパンを作ろうとホームベーカリーに材料を放り込みました。いびつに千切りしてニンジンできんぴらを作り、にんじんと大根とヒラタケのとろみをつけた炒め物、汁物がほしいからと大根で味噌汁をつくり、からいものも必要だろうと麻婆豆腐を作ったら、うっかりにんじんのみじん切りを使いそびれました。
　まだ残っている恐怖のニンジン。あとは春巻きとニンジンチヂミでも作ろうと考えています。春巻きの皮は買ってきました。正月のお重に詰めるために春巻きを適当に作ったら思った以上に美味しかったんですよね。

にんじんケーキの隠し味

　ニンジン尽くしの一日（早朝）の中で、特に上手にできたニンジンケーキ。作り方は以下です。
【材料】
にんじん　４０ｇ
ヨーグルト
全卵　1つ
薄力粉　１５０ｇ
甜菜糖　４０ｇ
100%菜種油　大さじ１と1/２
ベーキングパウダー　５ｇ
＊お好みでゆずシロップをかけてください。

大体目分量で作りました。たら、型の大きさにちょうどいい量で作れたので、これまで参考にしてきたレシピぐらいの分量で作れたんじゃないかと思っています。上の材料は、私がまた作るときの目安です。
砂糖を柚子汁と鍋で煮て溶かして上からかけました。

　それにしても、今はコスパ重視のためか調べたニンジンケーキのレシピはニンジンジュースを使うと書いてありました。リンゴケーキも同様です。
ニンジンやリンゴをすりおろして使いたいと思って自分のおりじなるレシピにしました。ニンジンを絞った方がたくさん消費はできます。けれども、搾りかすをごみ処理機に放り込んでたい肥にするのが面倒くさくて。内窯も洗わなければならないし。機会があればニンジンを絞ってニンジンケーキを作りたいと思います。しかし、今回のケーキが十分美味しくできたので、あまりその必要性を感じません。これまでバターの方がお菓子は美味しいと思っていました。さすがに肥後純国産菜種油は侮れません。油臭くなく、バターとはちがってふんわりと焼き上がりました。代わりに、外側は焼けても中心部分がバターを使った焼き菓子より焼けにくく、合計で５０分も焼きました。

焼きが足りてない状態。

粉糖を柚子汁で溶かしたシロップをかけて、さあ食べようとしたら、中が焼けてなくてどろっと出てきて、３０分追加焼きしました。バターのパウンドケーキは２０分で焼けるレシピもあります。

しっとりして美味しい。ドライハーブのミントでも緑茶のように割と鮮やかなグリーンになりますが、ただ時間を置くと茶色くなり渋みもましてかなり飲みにくくなります。

大根も食べ尽くそう

　庭にわさわさ生えている大根。早朝に大根尽くしが作れないのは、朝はまだ庭の大根が凍っているからです。午後になって抜かないとしわがれた大根を食べることになります。

２月には花が咲きそうな予感。

父の分。

私の分。

　ニンジンケーキの次に美味しかったのが、きんぴら。ちょっとだけいい油を使うというのが昨年後半からの私の方針でして、トクホのごま油を使っています。ただ、ニンジン一本分のきんぴらの量が思ったより少なく、一人分にしかなりませんでした。見た目は油でびちゃびちゃ。またストーブの上で作った大根とニンジンの中華風の煮物も片栗粉が固まってしまいました。せっかく野菜に火が通りすぎずにシャキシャキ触感に思った通り作れたのに残念です。次は八宝菜でも作ってリベンジしようかと思います。
　大根の味噌汁は大根に早く日が通るように大根を細切りにしました。これも割と美味しくて、味噌汁や豚汁にはこれからいちょう切りではなく細切りにして野菜を使おうと思います。

レシピにないにんじんパンの作り方

　にんじんケーキもりんごケーキもジュースを使えというレシピが多いかと思えばホームベーカリーの付録掲載のレシピにもニンジンジュースを使うように書いてありました。生のニンジンを使わせてください！

醗酵途中。

ほぼ醗酵完了。

焼き上がり。

【材料】1.5斤
水180ml
すりおろしたにんじん40g
強力粉310g
砂糖25g
塩6g
スキムミルク8g
バター25g
ドライイースト3g

　ホームベーカリーでもレシピ通りではいまいちうまくいかないことがままあります。にんじんジュース買ってこれ以上我が家にニンジンを増やしたくありませんから、すりおろしにんじんを使いました。きれいにニンジンの色のついたパンやケーキを作るには、ジュースの方がいいんでしょうけどね。ニンジンを絞るのがめんどうで、こちらもすりおろしたものを最初から入れて作ったら、割とうまくいきました。もう少しニンジンをいれてもよかったかもしれません。ただ、水分が多すぎると発行が難しくなります。

すりおろしにんじんクッキー

　はい、はい。わかっていますよ。こちらもにんじんジュースを使うか、ニンジンを絞ってきれいに色付けをしろっていうんでしょう？腐る前に一気にニンジンを消費したい時にニンジンを絞るのがかえって面倒くさかったんです。ミキサーを使えばよかったですが、いちいち手ですりおろしてしまいました。

雑に作って打ち粉まみれ。

写真で見ると焼き上がりが白すぎますね。

猫の形は残りました。

すりおろしたニンジンの繊維がけばだっています。

　お菓子やパンに関してはにんじんをミキサーにかけて絞り汁で次回は作ろうと思います。ただ、ミキサーを洗うのも面倒くさいので、なかなか重い腰が上がる気がしません。早朝に暇つぶしにやる料理ですからね。おかず系は早い段階でリベンジしたいと思います。

　バターも海外産の値段が上がってきました。クッキーとパンはバターで、ケーキやマフィンは今後植物油で作ろうかなと考えています。趣味が家計を圧迫したら、趣味が負担になるので身の丈に合わせていきたいです。