余った栗のペーストで作った焼き菓子
ブランデーと砂糖で煮た和梨が本当に美味しくて、とてもとてもお勧めです。
どの紅茶にも本当によく合うんですよ。敢えていうなら甘味のあるナツメ茶にはあまり合いません。
分量をはからずに作って後悔!二度と作れない!
さて和梨をお供にするにはどんなお菓子がいいでしょうか。
この間の原初のモンブランにはとてもよく合いました。
数日漬け込んだところ、和梨はもっとトロトロに。甘みとブランデーの香りも深くなりました。
さて焼き菓子を作ろうと思ったところで、栗のペーストの余りをどうしても使いたくなりました。モンブランにそんなにたくさん栗のペーストっていらないんですよね。
おまけに飾り使ったグラッセもたくさん残っています。
2つを使ってパウンドケーキが作れるに違いないです。しかし、問題があるのもわかっていました。
砂糖と牛乳と剥いた栗を煮込んでミキサーで作ったペースト。水と砂糖とブランデーで煮込んだグラッセ。
そう。どちらも砂糖が入っているので、焼き菓子を作るのに他のレシピを参考にしようにも砂糖の分量がわからなかったのです。
ええい、ままよ。
全卵1つにスプーン3,4杯の砂糖を加え、ブランシールをちょっと意識しながら空気が入るように混ぜて、めんどくさかったのでポマードにせずにレンチンの溶かしバターを目分量で加え、マグカップ1杯分ほどの栗のペーストを加えて100回数えて混ぜました。
そして、これまた薄力粉とベーキングパウダーを目分量で加え、ホットケーキよりだいぶもったりするくらいになったら、クッキングシートを敷いた方に流し入れて、20分じゃ全然焼けなかったので、30分以上40分ちかく焼きました。
トントントントントントントン。
いつもよりしっかり乱暴に空気が抜けるよう型に落としたせいでしょうか。私の焼き菓子は普段は膨らんで真ん中が破れてしまうのですが、割れないので焼けてないような気がして不安になってしまいました。
ところが。意外や意外。出来上がってみればかつてないほどの良い焼き色です。そうそう、バニラエッセンスも入れてみたのに、それよりグラッセのブランデーとペーストの栗が強く香ります。
惜しむらくはバターが少し多すぎたようですね。適量だったらもっとふわふわしたと思います。いやポマード状にしないで溶かしバターを使ったのが悪かったのか。目分量によると50グラム以上のバターを使ったと思います。
最初に計画していた通り、ブランデーにつけた和梨を添え、それだけでは寂しかったので、やはり余っていたマスカルポーネチーズを添えました。
最近気に入っているナツメ茶がブランデーに合わないなと思っていたので、飲み物はコーヒーにしました。
コーヒーは焼き菓子によく合いますね。栗とブランデーとコーヒーの香りの三重奏。
見た目以上に軽くサクサクした焼き菓子になりました。
また作ってみたいですが、たまたまうまくいっただけで、分量の見当がつかないのが悩みどころです。