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「窓辺の猫」第七十九回 猫について学ぼう
みなさんのご近所にはどんな柄の猫がいますか。
私は子供のころから白毛の猫を見ることが多く、今年避妊去勢手術をしたほとんどの猫がそうでした。白毛の混じっていない猫はおらず、あえていうなら飼い猫の麦わら柄のトンボ猫が目の周りと口周りと髭くらいしか白毛がありません。
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今年猫たちにかかわって、愛玩動物飼養管理士の資格を取りたいと思うようになりました。動物取扱業を営みたいわけではなく、現状では理由がないと去勢避妊手術した後、猫を庭に戻すしかなく、譲渡するにも保護団体より信用性に欠けるのではないかと感じたからです。しかし、実際には保護団体さんだと少なからず医療費など金銭のやりとりができますが、個人ではすべて実費負担。クラウドファンディングしなければ、半年で13頭の猫にかかわるなんてとてもできないことでした。猫について役所に相談しても、社会的地位も知識もない人間だと説得力に欠けますよね。
ねこ検定の初級編の本を買ってみました。これは検定を受ける目的ではなく、知識として知りたいことが書いてあるかなと思って買ったものです。この本に”猫の白毛は優性遺伝子”と書かれていました。
そうじゃないかと思っていました。写真の通りハチ猫は母猫のチョウさんのように長毛ではありません。けれども毛柄は似ています。父のカエル猫はサバ白?キジ白?で、もらわれた兄弟のシジミ猫とアブ猫は父猫と同じ柄でした。しかし、ハチさんの子猫三頭は母猫と同じみんな白黒(サバとび)斑柄だったわけです。子猫たちの顔かたちとすでにカエルくんは去勢していた状況で、父猫として思い当たる猫は真っ黒にブラウンが入ったような印象的な吊り目と毛の生え方をした1mはあろうかという巨大猫でした。
父猫は黒いのに、子猫たちはみんな明るい白毛ベース。黒猫や茶猫と交配しても白毛が優性で出るそうです。温かい九州地方だと明るい毛柄の猫が生まれやすいというのをネット情報で見たことがあります。ねこ検定の本には、白毛のオッドアイは東の方の寒い地域で生まれやすく、青目の方の耳に難聴の疾患を抱えていることが多いと書かれていました。さらに、九州では白毛だと金茶の目が多くなるようです。雑種長毛のチョウさんの目はゴールド、セミロングの縞模様ハチワレのカゲロウ猫もゴールド、カエル猫とセミ猫アブ猫がヘーゼルでハチ猫シジミ、アゲハ猫ギン、ヤンマ、ホタルの子猫たちも金銅色のみんな茶色ベースの目をしていました。いくら血がつながっていても、これだけ茶色の目が多いなら、気候とか風土が関わっているんだろうなと想像がついていたのです。
しかし、私が猫たちについて知りたいのは気候や遺伝的な毛の柄や目の色の出方とかではなく、猫によってどういうお手入れをするのが適切なのかということなんです。捕獲は場合によっては保護器を使ってきませんでした。しかし、6キロ超級のオスの大型猫たちはそれではさすがに危ないんだろうと思っており、ましてや長毛大型の雄猫を保護して多頭飼いなんて一人でできるのか、お世話にどのくらい手間がかかることが想定されるのか知りたいわけです。医療費等予想される飼育費用もわかりたいですね。
目下の課題は、長毛猫のチョウさんの毛玉の解消。外暮らしの長毛猫たちはもれなく毛だるまでしょうから、最初は医療機関で全身麻酔で毛刈りをしても、人なれするまでブラッシングや洗ったりができなければ元の木阿弥とは言わないまでも、手入れの大変さは想像を絶します。だから、長毛猫は捨ててはいけないんですよ。
ネットで調べてみたところ、日本でもっとも飼われている長毛大型猫はサイベリアンで、世界で人気なのはアメリカでもっとも飼われているラグドールということでした。しかし、このねこ検定の初級編の本にはサイベリアンの記述と写真がありませんでした。二番人気とされるメインクーンとスコティッシュフォールドはありました。もしや、サイベリアンは上級者しか飼えない猫ってことはありませんよね。長毛血統種の交配にかつて使われていたというターキッシュ・バンの説明もありませんでした。気になるんですけど、中級編を買ったら書いてあるのか、ただそれを知ったところで猫の買い方の参考になるかも分からず、本の購入は悩みどころです。
周辺の猫がメインクーンやペルシャやサイベリアンの交雑っぽいんですけど、大きいということはおいても、チョウさんで困っているのはやはり毛量の多さです。チョウさんをブラッシングしていると我が家の飼い猫2頭もしてもらいたがるので、猫のブラッシングで毎日腕が疲れます。さらに、ブラッシングの間はスマホもパソコンも使えないので手持無沙汰です。猫を飼ったらSNSをするのが楽しくなるんじゃなかったのか。むしろ、時間が無くなります。これは私が慣れてなくて、お金がないから手間がかかっているんでしょうか。もし、魔法で来年お金が手に入って、カゲロウとヒコウとカブトという大型長毛の雄猫も保護できるよ!という状況になって、さらに奇跡的にすぐに3頭が懐いたとして、毎日ブラッシングする自信がありません。チョウさんをいれたら4頭ですよ?おまけにカエルくんもそのままにはできないし、ハチ猫と我が家の飼い猫2頭と8頭の猫のお世話を一人で?家だってかなり傷むでしょうし、多頭飼いしている人のYouTubeチャンネルやブログを漁っていますが、お世話の実態がよくわからず、まだ参考にできていません。
大体、ペットショップを利用せず猫を飼う最初の関門は、捕獲と通院ですよ。これはお金では解決しませんから。キャリーに入れるときの壮絶な戦い。ハードパンチャーだから、動物病院には連れていかないなんてできませんからね。むしろ、そういう猫ほど連れていかないと家でノミダニの薬を付けられないんです。
かかりつけの動物病院の獣医さんはベテランで、さらに災害で被災した猫たちを保護して猫をたくさん飼っておられます。しかし、獣医さんのご家庭のようなスペシャリストの真似ができるはずもありませんから、一体何頭飼ってらっしゃるのか聞いたことはありません。聞いて、「そこまでは絶対できないよ・・・」と思うのが怖いのです。たまに看板猫さんが何頭か出てきます。驚くほどいい子です。いや、もう本当に羨ましい限り。それでも、3年飼っても抱っこが苦手な猫もいるとおっしゃっていたので、私も獣医さんでもそうなら、まあすべての猫を抱っこできるようにするという高望みはやめようと思っています。それができたら、爪切りも楽なんです。
#買ってよかったもの
今年は、猫に必要なものをいろいろ買いました。中でも買ってよかったのは、12月に購入した諸々です。要するに、猫たちとたくさん触れ合って経験するうえで、何がいいのか学んでいったわけですよ。だから、最新で買ったものに一番満足しているわけです。
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横スライドドアのケージは思っていた通り、ケージもキャリーも嫌いなハチ猫がフラッと入ってくれるようになりました。購入して組み立てた三日後からのことです。ただほかの猫は大きな3段ケージの方が好きだったようで、チョウさんが抱えていれないと入ってくれないのは誤算でした。高い場所が好きな長毛大型猫もいるということですね。
ブラシはチョウさん以外には、100均の人間用のヘッドシャワーブラシが好評です。ハチ猫はまだブラッシングをさせてくれません。しかし、短毛猫はこの100均ブラシの方が毛がとれるんですよ。おまけに静電気も起きにくい。猫のブラッシングで腕が疲れるだけでなく、静電気とも戦っています。これがどんな服を着ても、下着姿でブラッシングしても静電気が起きるんです。ブラッシングをしているときに、バチバチ音が鳴っているのが動画に残っています。多分猫も静電気は痛いです。セミ猫は温厚なので、目に見えて火花が散っても「あれ、なんかあった?」みたいな顔をしています。
ほかの猫は怒りますよ。なぜ、これほどの静電気体質なのか、自分でも不思議です。お店で誰かとすれ違ったときに、火花が散るほどの静電気が起こったことすらあるのです。私はびっくりして立ち止まったものの、明らかに痛かったと思うのにその人は何でもない風を装って去っていきました。
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猫先輩の健康問題
既にnoteの記事にしている通り、セミ猫とハチ猫にはフードのアレルギー疑惑があります。実際、グレインフリーのフードに変えたら、軟便はその日から改善しました。
ところが、咳き込むことはまだあります。穀物だけでなく、豆がダメとか魚がダメとかだったらどうしよう。しかも、セミ猫とハチ猫でアレルギーが出る食品が違うとしたら、セミ猫はともかくハチ猫を隔離してフードをあげる自信がありません。今のところ二頭とも命にかかわるようなひどい症状ではないので、今のフードで様子をみたいと思います。少なくともセミ猫が咳き込むことは以前より目に見えて減っています。
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元気な一頭
結局、我が家で最も手がかからず元気なのは、お太り気味のトンボ猫です。手がかからないとはいえ、お手入れやキャリーはあまり好きではありませんから、セミ猫の方がいわゆるいい子ではありそうです。譲渡した子猫たちをいじめはしませんでしたが、あまり関心は示しませんでした。セミ猫は面倒見がよかったです。ただ、面倒見がよすぎて、腹毛がむしられ、脇を怪我してもいます。その傷は子猫がいなくなって一か月ほどたってようやく治りました。しかし、元々毛繕いが過剰なので、腹毛はいまだに戻りません。
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話は戻って、本によればトンボのような麦わら柄の猫が最も多色のようです。縞柄で白毛もありますからね。麦わら柄にも三毛がいるそうです。ネットでも私は見かけたことがないので、珍しいんでしょうね。ちなみにトンボ猫は目の色がグリーンです。ヘーゼルっぽいようにも見えますが、セミ猫やカエル猫の金緑色と比べると明らかにグリーンが強く見えることがあります。
珍しい柄なのに、拾われて飼われなかった理由はなんなんでしょうか。どの猫もみんな性格は温厚であえていうなら、トンボ猫が手はかからないといいつつ一番自己主張が激しいでしょうか。一番寂しがりなのに、ご縁がなかったのは寂しいですね。見た目でいうなら、尻尾がボブテイルというより切れてしまって見えるところが、人によっては難ありに見えたでしょうか。
ブラッシングが苦行
長毛大型猫の毎日のブラッシングには一体どれくらい時間をかけるものでしょうか。100均の猫用すき鋏で地道にカットしていても埒が明かないです。あと、素人なので可愛くならない。チョウさん自身は喜んでブラッシングされて毛をカットした後はすっきりしてうれしそうなのが救いです。
だって、毎日ブラッシングを何度もせがまれて、1時間以上やってますから。それを見ている猫たちも、構ってくれとアピールしてきます。トンボ猫は甘噛みが怖くて、ハチ猫は足や手をパンチしてひっかいてきます。セミ猫は不満そうに鳴いたりくっついてくるだけですが、一番やっかいで自分もブラッシングされるまであきらめないのです。セミ猫はそんなにブラッシングが必要な猫ではないですから、抱っこしたりおやつあげたりしてごまかしています。普通の短毛猫のブラッシングは週1くらいでいいんじゃないでしょうか。それでは、満足しないセミ猫様です。
ハチ猫とトンボ猫がお手入れ好きではなく、今は助かっているかもしれません。これ以上ブラッシングの時間が増えるとやり切れません。
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チョウさんは目ヤニもあって、毎日目の周りのお手入れをしています。それはブラッシングのついでだからいいです。けれども、もう1か月もたてば、再び洗わなくてはなりません。腹毛が黄色いんですよ。毛もほぐれないし。洗うのは暴れたりしないからそこまでではないんですけど、洗えてるか長毛は分かりにくいうえ、乾かすのが苦行です。そのあとすぐにおとなしくブラッシングなんてさせませんから、歩き回って逃げ回られると床に毛が落ちて床の掃除もしなければいけないわけです。その大変さを思うと、今から、頭が痛いです。でも、noteに書くとやる気が出るので、この記事をアップする頃には既にチョウさんを洗えていると思います。
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