人生の大半を○○として過ごすなんて耐えられない ~星の王子さまを読み終わったあとの人たちへ~ ⑨
庭を出ていくのに、お姫さまは渡り鳥の度を利用したいと考えていたようだ。旅立つ日の朝を夢見て、お姫さまはいつも自分の生活する敷地を綺麗に保っていた。トイレを汚すことなんてしなかった。近くの山は穏やかだったけれど、偶にちょっと遠い活火山から灰が降ってくることがあった。隣県にいくつかの活火山があったのだ。
これは地熱利用に便利だった。その地域の人は毎日のように温泉を利用する人が多かった。しかし、残念なことに、お姫さまの屋敷内に温泉はなかった。温泉がないから、猿が温泉に入りに来るこ