【趣味】メタ認知を高めたければ短歌もおススメ♯004
今、空前の短歌ブーム
今、巷では"空前の短歌ブーム"が起きているのだそう。
けん引するのは20~30代で、自ら歌を詠み、SNSに投稿する人が増えているんだとか。
空前の“短歌ブーム”は何映す 令和の歌に託した思い - NHK クローズアップ現代 全記録
何を隠そう、私、短歌ブームが起きる10年前から短歌を始めておりました!
というのも会社員時代、私の文章は冗長だとよく上司から指導を受け、ライティングスキルを高めたいという思いもあって短歌のカルチャースクールに通学。1、2年通い、その後育児でしばらく離れていましたが、駐在帯同先のイギリスで再開し、日々の生活で感じたことをコツコツ短歌に書き留めていたのでした。
短歌の効能は「メタ認知力」の向上
さて、前置きが長くなりましたが、課題解決やコミュニケーションなど様々な分野でメタ認知が大切とよく言われます。瞑想、コーチング、また紙に書くなど様々な方法がオススメされていますが、私は短歌も自分の感情をメタ認知するうえでとてもいい手段だと思っています。
短歌はご存じの通り、三十一文字の中に思いを込めなければなりません。なので思いをあれやこれやと詰め込みすぎると、結局何が言いたいのかわからない作品になってしまいます。実際、添削の場で「詰め込みすぎ」と指導されるケースは多く、どんなに想いが溢れていも冷静に整理し、余分な要素をそぎ落として、自分が伝えたいことと向き合って作られた歌が良い歌になる条件の一つです。
※詳しくは、私の師匠、高田ほのか先生のご著書をご覧ください。
基礎からわかる はじめての短歌 上達のポイント (コツがわかる本!) | 高田 ほのか |本 | 通販 | Amazon
ポイント7『焦点を一点に絞りましょう』
この文字数の制限こそがまさにメタ認知力を高められる理由だと思っています。
ライティングに関しても、頭の整理ができていないまま文章を書きだすと、あれやこれや論点が混ざって、結局何が言いたいかわからない文章になってしまうことが私自身よくあります。だからこそ「まず書きたいことを整理しましょう」とライティングの本などには書かれていますが、短歌は文字数が限られているからこそ、より強制的に、思いや考えを整理する機会を設けてくれます。
私自身、心がざわついたり、惑わされたりするようなことがあると、浮き足立った気持ちやネガティブな感情を引きずることがあったのですが、短歌を始めてからは以前に比べて気持ちを整理して冷静に捉えられるようになってきたようにも感じます。
短歌づくりは、メタ認知力を高めるよいトレーニング。
メタ認知以外にも、短歌には沢山、人生を豊かにしてくれる効能がありますが、このお話はまた別の機会に。
女性誌「VERY」で短歌をテーマにした取材をしていただきました。今回の記事のエピソードも少し触れています。
ネットでもご覧いただけますので、よろしければこちらもご覧ください。
それでは、また!
==================================
この記事がおもしろかったら
♥ボタンを押していただけますと、とっても励みになります!
==================================