音楽専攻だったわたしの就活 #オンワの時間
Twitterを通じて出会ったほるん氏。そんなほるん氏が行う、音大生向けの就活イベント「#オンワの時間」を聴いていた。
私にとっても自分を振り返る機会になったので、自分なりの考えも交えて、noteにまとめてみようと思う。まずは自己紹介から。
自己紹介(社会人編)
先日、自社の広報ブログにSNS中の人として取り上げていただいた。まずは簡単にビジネス向けの自己紹介をそえておく。わたしの社会人人生の略歴だ。
2012年、大手転職サイト運営会社に入社。営業を担当後、制作ディレクターとして、製造・IT・コンサル・製薬などナショナルクライアントを中心に150社を担当。女性向けサブサイトの立ち上げも行う。2019年にオープンエイトに入社。VIDEO BRAINカスタマーサクセスを担当後、VIDEO BRAIN事業部マーケティングチームにて、SNSをはじめとしたコンテンツマーケティングを担っている。
自己紹介(大学生編)
社会人になる前は、部活動ではバドミントン部→ハンドボール部→ラクロス部を経験しながら、ずっとピアノを続けていた。そして大学は【東京学芸大学芸術スポーツ文化過程音楽専攻】に進学し、音楽学を学んだ。(長いぞw)
大学ではラクロス部に所属しながら、アコースティックギターを弾き語る「フォークソング愛好会」というサークルにも在籍した。
ゼミでは日本語オペラを上演する団体「おとみっく」に所属し、1度は演者を経験したが、圧倒的に人手不足だった&好きだった裏方にまわり、舞台監督を行った。また、インプロ(即興演劇)のゼミにも参加していた。
色々なことを経験している。知的好奇心は旺盛な方だと思う。
そんなわたしが1社目として選んだ業界は人材業界。そして会社は、大手転職サイト運営会社だ。
音大生向けの就活イベントに参加
今回、このnoteを綴ろうと思ったきっかけになったイベントはこちら。
#オンワの時間 から教えてもらったこと
たくさんの学びがあったけれど、自分の中で響いた言葉を抜粋する。
・自分の人生にとって人生の豊かさとは何かを定義する
・お金/時間/やりたいことを突き詰める→人それぞれ。優劣はないし、生きていく中で、優先度が変わってもいい。
・良い会社は人によって違う
・周りのみんなにとって良い会社=人気の高い会社は、私にとって良い会社だとは限らない
・自分は、何にテンションが上がり下がるかを把握しよう
例)「ピアノが上手で褒められて嬉しい」
→準備して結果を出して周りから承認されるのが好き
・音大生が就活生の時に必ず聴かれる質問「なんで音楽を続けないんですか?」
・ほるん氏のカウンタートーク「法学部出身の人って、全員法律の仕事(弁護士等)になりますか?」
・音大生はどんな仕事でもできます
・一つのことを続けてきた音大生は、それだけで素晴らしいことでもある
音楽学専攻だったわたしが、1社目に選んだ会社
わたしは「音楽学」を専攻していた。前期試験で受験した「ピアノ専攻」はご縁がなかった。
今思えば納得できる。ピアニストになりたい気持ちはなく、わたしは伴奏が好きだったのだ。そんなnoteも描いている。
伴奏が好きだったことに気づいたのは、卒業してから8年も経た30歳のタイミング。
#オンワの時間 でも取り上げられていたが、今ならSHOWROOM前田さんのメモの魔力を読み、1000の問いに答えることで、より自分の豊かさや、目指したい未来を描ける気がする。今の就活生を少し羨ましくも思う。
音楽学専攻のわたしが、なぜ音楽の道を選ばずに、人材業界の仕事を選んだか。当時の自己分析の結果、こんな道にたどりついた。
▼知らないことを知るのが好き(知的好奇心が旺盛な方)
→提案先が多岐にわたる「人材業界」に入社
▼人と深く向き合うことが好き
→無形商材の営業(提案金額が大きい方が深く向き合える&目の前の人にカスタマイズできる方が好き=無形商材)
人と深く向き合うのが好きという点については、他己分析(他の人に自分の良さなどを教えてもらう)を通じて気づいた点だ。
ゆうこりんに相談すると、すごく真剣に考えてくれます
そんなことを教えてくれた人がいた。意外だった。
人との違いが自分の強みになるけれど、自分の強みは自分にとって、当たり前だったり無意識の行動だったりするから、自分だけでは気づかないことが多いのだ。
自分にとっては、何気ない行動でも、その人にとっては「他の人よりも真剣に相談にのってくれる人」と感じとってくれ、教えてくれた。
知らないことを知るのが好き(知的好奇心が旺盛な方)
+
人と深く向き合うことが好き
||
人材業界の営業職
この方程式が、正しいかはわからない。苦笑
転機:営業職から制作ディレクターへの異動
ただ、結果的に営業職として、目の前の目標達成のために、自分なりにもがいていたら、隣の部署の営業部長が、自分を制作職に導いてくれた。入社1年半での出来事だった。音楽学と制作ディレクターを結びつけると...
▼人が好き
→その人がなぜこの「オト」や「リズム」を紡いでいるか等、時代的背景/地域柄/性格/育ってきた環境要因等から紐解くのが好きだった。
→その人がなぜ「この会社」に入社をしたのか、なぜこの「会社」は、この想いを大切にしていて、どんな未来に向かっていきたいのかなど、紐解くものが「オト」から「会社選び・仕事選び」に変わった形になった。
インタビューでは、社員さんの他に、事業部長や、役員クラスの方、代表取締役など、普段出逢えないような方にも出逢わせていただいた。
そして「制作ディレクター」として、ライターさん・フォトグラファーさん・デザイナーさんなどと協力しながら、一つの作品=求人原稿を作る過程は、とても楽しかったのを覚えている。結果的に仕事はとても楽しく、1社目の会社は6年半ほど在籍した。
自分のモノサシを持ってみよう
周りのみんなにとって良い会社=人気の高い会社は、私にとって良い会社だとは限らない
#オンワの時間 でおっしゃっていたこの言葉に、とても納得した。周りに流されたくなる気持ちはとてもわかる。かつての自分もそうだった。
ただ、就活ランキング・転職ランキングなどの弊害は多少なりともあるとも思う。
人には人の正義があり、他人には他人の正義がある。良い悪いではなく、異なる価値観があるのだから、無理にランキングのカテゴライズに合わせる必要はないと思う。
就活生同士でも、他己分析をしあえば、こんなに人は違うのか...!と驚く部分も出てくると思う。それが面白いから、チームを組んで、組織を組んで、成し遂げたい未来のために、会社が生まれているんだと思う。自分なりの尺度を持てるように、他者を通じて自分を知って欲しいなぁと思ったのだ。
背伸びしすぎず、偽りすぎずに
現時点で、最初に働く会社は「1社」のケースが多い(複数社に就業することはまだ、珍しいという視点だ。)
だから、どうか
自分を偽ることはしないでほしい。
相手(企業)が求めていることに、無理して偽って自分を繕っても、入社した後に苦しくなるのは、自分だと思う。
多くの企業から内定をもらうことが、偉いなどはない。ただ内定をもらった状態で、フラットな視点で、自分にとって一番マッチする会社を選べることは、よりベストな選択ができるとも思う。
そして、内定をもらった分だけ、内定辞退のご連絡は丁寧にした方が良いと思う。どこで誰と再会するかは、本当にわからないからだ。
究極は、自分の想いと相手(会社)の想いがマッチする企業から内定を一つでももらえればそれで良いとも思っている。相手(会社)にあわせて、大きく見せて偽って面接を受けて内定もらっても、苦しくなるだけだと想う。
わたしは、30歳から音楽活動をしているよ
わたしの大好きなスガシカオさんは29歳で会社を辞め、30歳でメジャーデビューをしている。こんな歌詞を紡いでいる。
何度だって やり直せばいい
何度だって 恥ずかしくはないよ
ぼくが思う世界へ まずぼくが歩き出すんだ
アストライド|スガシカオ
わたしは休職を経て、色々とリセットされて、改めて描きたい未来も見えてきた。
言語化欲が爆発して、noteは5ヶ月で145本も綴っている。そして詩も紡ぐようになり、#yuko詩 としてnoteにアップしている詩は、気づいたら50作品になっていた。
そして、いまコーチングを学んでいる。将来的には表現者さん(ミュージシャンさん/ダンサーさん/フォトグラファーさんなど)の伴走者になりたい。そして、スガシカオさんの歌詞で励まされてきたので、誰かの背中をおせる、誰かの明日への一歩につながる、励ませる歌詞を紡げるようになりたい。そしていつか、スガシカオさんと対談したい。
1社目で、音楽と直接的に関係ない会社に就職しても、「自分の好き」は活かせているし、まわりまわって、めぐりめぐって描きたい世界が見えてくるんだと思う。
自分が行なってきたことは、目の前のことをがむしゃらに頑張ってきたことだと思う。そして、節目節目に、出逢えた人に助けてもらって今がある。出逢いには本当に恵まれている。本当にありがたい。
出逢った方々のアドバイスには、なるべく耳を傾けていた気がする。ただ、プライドが邪魔をして、耳を傾けられなかった季節もある。生き急ぐし、衝動でいきすぎるから、スピード違反も衝突事故も起こして、反省してばかりだけれど、血を流しながら起き上がり小法師のように生きている。笑
気づいたら長編のnoteになってしまったけれど、noteは自由の世界だから、気軽に描いても良いのですよ...笑
就活生でこのnoteを読んでくださる方がいるならば、わたしのキャリア変遷noteもここにそえておきますね。
転職活動日記→苦しかったよ→励まされて生きているよのキャリア3部作。
こちらのnoteもオススメです。庭野さんとは、おそらく就活の時期が同じでした。
わたしも3.11が就活の時期で、説明会ラッシュのタイミングでした。まさに電車に乗ろうと家を出たタイミングで、地震が起きました。
そして、計画停電により、全て説明会がキャンセルに。ただ、そのおかげで、自己分析をする時間が増え、改めて自己内省が深まった記憶があります。
そういえば、わたしは自己分析マニアかもしれません。人生は一生自己分析だと思っていて、#yuko自己分析 のハッシュタグを作って、ついったランドで自己分析しています。
#yuko自己分析 を集めてみた
こんな感じですね。
そしていま、#yuko自己分析 のハッシュタグを振り返って、さらに引用リツイートして自己分析を深めてみました。笑
こちらから一覧が見れます。もし興味がある方は。
ほんとうにここまでお読みいただき、ありがとうございました!気づいたら、4200文字を超える超大作になってましたが、ほんとnoteは自由な場所です。音楽学専攻っぽいnoteもお伝えしておきますね。