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ある冬の日のカーテン
街路樹の葉がようやく紅葉して舞い落ちている。まだパーカー一枚羽織っただけで十分な気温に疑問を感じながらも午後五時には空が真っ暗になるから、【やはり冬なんだなあ】と実感するにはそれだけで、いいようなよくないようなで迷ってしまう。落ち葉の葉一枚一枚の葉脈だけ荼毘に付した後の骨のようにまばらに残っている。それがまるで黄色いレースのカーテンのように歩道に敷きつめられているので、私はふと、このカーテンを開
もっとみる恋をしてきてよかった
片想いすらしたくない
そう言って君はすっかり諦めているけれど
時は過ぎて思い出は色あせていくから
立ち止まって時に振り返っても
きっと前に進める日は来るから
ひとりじゃないよ 元気を出して
ずっとそばにいるから
感謝も謝罪も必要ないよ
すべては君の期待通りに進んでいるだけだから
良いも悪いも関係無いよ
すべては君の願いが美しくあればいいだけだから
罪も罰もあってもいいよ
すべては原始から続く人類