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[プロとの映画鑑賞] パッドマンを月経教育者と鑑賞して…

①インドでは、生理は「穢れ」とされ生理中の女性は家に入ることを許されない
②奥さんへの愛/大切な人への愛が世の中を変えるほどの熱意を生む
③私は日本社会を変えようとしている人と映画を見た

今回は5/11 19:00から月経教育者、通称「月経ジェントル」の元田享兵さんと一緒に「パッドマン」を冒頭45分鑑賞し、学んだことを書きます。
ライブ配信中に享兵さんから教えてもらったことや鑑賞後のお話で学んだことを書いております。以下に動画のURLを貼っておきます

【パッドマン鑑賞後の語り合い】
https://youtu.be/zWbqxKU85mg

①インドでは、生理は「穢れ」とされ生理中の女性は家に入ることを許されない
 生理中の女性は「不浄」とされるのは宗教的な理由だそうです。村人たちは何の疑いも持たず、それに従っています。主人公のラクシュミは奥さんのことが心配で話をした結果、奥さんが決して清潔とは言えない布切れをナプキンとして使っていることを知ります。(ヨーロッパの話ですが、中世ではカエルを燃やした灰をナプキン代わりにしていたとか・・・)
 清潔ではない布切れを使ったがゆえに病気になる人も多いそうです。お医者さんもそのことを懸念しているのですが、宗教的なしきたりには勝てないようです。しかし、古いしきたりはラクシュミの奥さんへの愛を止められませんでした。

②奥さんへの愛/大切な人への愛が世の中を変えるほどの熱意を生む
 ラクシュミさん、奥さんが大好きなんです。たまねぎを切っていて、涙を流す奥さんを見かけるとサルのおもちゃを改造して玉ねぎ切装置のようなものを作ってしまいますし、観覧車に乗っている最中に奥さんに生理が来ると力づくで止めたりします(笑)
 そんな愛を持っているラクシュミさんが生理で悩む奥さんをほっておくわけがない。自腹で生理ナプキンを買い、自分で作ってしまいました。それを奥さんが使えば、めでたしめでたしとなるのですが、やっぱりそうはいきません。
③私は日本社会を変えようとしている人と映画を見た
 やはり古くからある価値観のためか奥さんはラクシュミさんが作った生理ナプキンを「頭がおかしい」と拒絶します。しかし、インドの女性が生理ナプキンを必要としていることを確信していたラクシュミは妹やお姉さんにもナプキンを勧めますが、ことごとく「頭がおかしい」と一蹴されます。
 それでも諦めないラクシュミはまだ「生理が不浄なものだ」という教育を受けていない子どもに生理ナプキンを渡そうとします。しかし、それが見つかってしまい、村からは変人扱い、家族は引っ越し、奥さんも家出という状態です。
 そんなことがあっても決して諦めない彼の生き様を見て、「自分は何かここまで必死に何かを変えるために行動しているか」と問うきっかけになりました。歴史の偉人を見ても、成功を治めるまで横やり、反対、批判はつきものです。
 私も自分がここまでしぶとく映画を作ろうとしている思いを深堀してみました。結論、自分でもまだ分からなかったです、まだ。なぜ、ここまで自分が映画に関わり続けているのか。一度は諦めて事務職員として大学に就職し、3年就職。家族からも喜ばれ、給料もかなり多くいただいておりました。それでも、その職を辞し、こうして東京で映画を見て、作って、バイトして、という決して楽ではない生活をしております。なぜ、ここまで自分は続けられているのでしょうか。その問に答えを出すことが僕の宿題なのだと気づけた一本でした。

【月経ジェントル:享兵さんの活動を応援されたい、という方へ!】
 享兵さんは現在、クラウドファンディングにて男性が楽しく月経について学ぶことのできるボードゲームを開発されています。これの製品化のためのクラファンです。今回の記事が少しでもタメになったということであれば、合わせて、こちらもご覧いただければと思います!
https://camp-fire.jp/projects/417142/preview?token=2oytvmrz


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