絶対に忘れてはいけない国債の話:Vol.23
こんにちは、祐樹です。
起業20年目、年間50冊のビジネス書を読み、ビジネスと投資で億単位を稼いできました。
この記事は、そんな僕が多くの失敗から学んだ「絶対に忘れてはいけない知恵」を端的にまとめたものです。
お金・ビジネス・投資でお役に立てれば幸いです。
🌟国債は金融市場で必要不可欠
金融市場での取引の基本は「国債と〇〇」。
たとえば「国債と株」「国債と社債」など、国債と何かを交換する取引が基本になる。
「株と社債」を交換する際も、間に国債をかませるから交換できる。
よって国債は使い勝手の良い金融商品と言える。
もし国債がなくなれば、社債や株の取引は激減してしまう。
🌟国債は金融市場ではお金と同じ役割
お金は利益を生まないが、国債は利子がつく。
金融市場は利払いのやりとりで経済を動かしているため、利益を生まないお金を持っていてはやっていけない。
国債で少しでも利払いを得なければ商売が続けられない。
🌟国債がなくなると金融機関は商売ができない
ニューヨーク市場、ロンドン市場など、金融資本主義が発展している金融市場でも、国債を介した取引が一番多い。
国債の発行額は国によって違うが、国債がなくては金融市場が成り立たない点は変わらない。
🌟ドイツがあまり国債を発行していない理由
なぜならドイツはハイパーインフレのトラウマが根強いから。
第一次世界大戦後のドイツではハイパーインフレが起こった。
国債を発行すればインフレを誘導するので消極的になっている。
フランクフルト市場も、東証やニューヨーク市場やロンドン市場に比べれば小規模。
🌟日本の国債発行残高はGDPの約2倍
日本の22年度の実質GDPは548兆円。
22年度の国債発行残高は1005兆円なので、GDPの約200%となる。
国債が多く発行されていることから国の借金が多すぎるように見えるが、あわてることはない。
理由1.国債発行残高は実質的にはGDPの半分程度だから
国債を主に購入するのは国内の民間金融機関であり、その国債の多くを日銀が買い入れている。
日銀は政府の子会社のため、政府と日銀の統合バランスシートでみれば国債発行残高はGDPの50%程度に下がる。
理由2.政府は財政的に健全だから
政府と日銀のバランスシートを合わせると債務超過はしていない。
政府:資産1000兆円、負債1500兆円
日銀:資産500兆円、負債ゼロ
統合:資産1500兆円、負債1500兆円
また政府資産の多くは換金性の高い金融資産であり、いざという時にも売却しやすい。
加えて政府には徴税権という無形資産がある。
理由3. 低金利だから
国債は金利が低くても取引されている=需要が多いが供給不足の状況。
日本の財政状態が安全と見られている証拠。
🌟借金に見合う資産があれば借金が積み重なっても構わない
経営難に陥った会社の問題は、借金が多さではなく、借金を返せる「資産」がないことが問題。
資産>借金である限り、問題はない。
たとえばローンを組んでマイホームを買う場合は借金の裏側に不動産という資産ができる。
🌟財務省が財政破綻や国債暴落を主張する理由は増税したいから
増税ができれば財務省の予算権限が増えて各省に対して恩が売れる。
そうすることで各省所管の法人への役人の天下り先の確保につながる。
🌟増税で財務省の権限が増す理由1
財務省が予算配分をするとき、各省庁に恩を着せられるから。
増税して増加した予算は財務省のおかげ。
なので予算増の恩恵をうけた省庁は、その見返りに自分の所管する法人などに財務省からの天下りを認める。
なおこの天下りは国民の血税が使われている。
🌟増税で財務省の権限が増す理由2
増税時の「例外措置」によって天下り先の確保につながるから。
例外措置とはたとえば軽減税率などを指し、どういう場合に設けられるかは財務省のさじ加減。
これにより「あのとき優遇したのだから、引退した官僚の受け皿を提供せよ」と天下り先の確保につながる。
🌟マスコミが「財政破綻の危機がある」と報じても気にしなくていい
なぜならマスコミは財務省の口車に乗せられているだけだから。
財務省の御用記者はどうしても財務省寄り。
財務省が「財政破綻する」といっているとそれに乗っかってしまう。
増税したい財務省の口車に乗せられているに過ぎない。
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お疲れ様でした!
お読みいただきありがとうございました。
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