日本経済の長期的な経済成長率はどのくらいか?
◇ 長期的にはゼロ成長になる可能性が高い
日本の長期的な経済成長率を評価してみよう。
まず実績を見ると、2012年から2018年における実質GDPの年平均増加率は、1.16%だ。
OECDの長期予測は、この程度の成長率が今後も続くとしている。しかし、それが実現できるかどうかは、大いに疑問だ。
日本経済は、今後、労働力の減少に直面する。
仮に年齢別の労働力率が不変であるとすると、2020年において63,734千人である労働力人口は、2040年には53,531 千人と