空海展 予習メモ
注意書き
この記事は空海展に行くために見ておいたらいい動画とかまとめてます。
素人が出品される作品を集めたり、関連情報を探してまとめただけの記事です。
なので、間違いが多いことが予想されますし、動画の説明も適当だし、途中で力尽きて動画の感想書いてないとこもあります。
そもそも、著者は別に空海や仏教に精通してるわけでもないです。
◎ 時間のない人向け、これだけは抑えておきたい動画
○ 今回の展示の予習に良い動画
△ 余裕あれば見ておいてもいいな的な動画
□ 今回の展示の関連動画
空海本人と縁の地
◎空海: 日本仏教の革命児、密教(真言宗)
生涯をざっくり解説
地図やイメージ画像がふんだんに使われていて、わかりやすい
これだけ見ておけば大体わかります
◎最澄と空海 コテンラジオ
全部で3時間以上とかなり長めのシリーズだけど、空海と最澄だけでなく、密教そのものについてもがっつり語ってるのでオススメ。
なお、お釈迦様からはじまるので、空海も最澄もなかなか出てきませんw
コテンラジオはいつもこんな感じで、そーいうところが大好きw
□虚空蔵求聞持法
空海がやっていた修行
「ノウボウ アキャシャ ギャラバヤ オン アリキャ マリ ボリ ソワカ」
これを100万回唱える
うん、無理だね!w
空海ゆかりの地
□御厨人窟(みくろど)
ここで修行中に口の中に金星が入ってきたらしい
△神護寺
「第4章 神護寺と東寺」でがっつり出てきますー
空海が京都に入った時に最初に入ったお寺、京都高雄山寺
宇佐八幡宮神託事件で有名な和気清麻呂が道鏡の呪いに対抗して、黒い薬師如来を作ったことで有名らしいです。
なお、近くに高山寺というお寺があって、鳥獣戯画で有名です。
そっちは行ったことあるんだけど、神護寺は行ったことないんですよねー
(展覧会後の追加)
神護寺展があったので、そちらの関連動画を見るとベストですー
○東寺
「第4章 神護寺と東寺」でがっつり出てきますー
○高野山
「第5章 金剛峯寺と弘法大師信仰」で宝物がたくさん出てきます。
こちらは高野山の解説をしてるテレビ番組
見てると高野山に行きたくなりますねー!
□満濃池
空海が改修工事をした日本最古のダム
空海に関わる人物
恵果
○恵果
師匠の不空「この子は密教のために生まれてきた子だ」
皇帝に加持祈祷したりしてたらしい
不空の転生者を探していた?
不空の命日が774年6月15日
空海の生誕日も774年6月15日という伝承がある
ただし、Wikipediaによると、空海の正式な生誕日は不明で、6月15日は後付との話
□『青龍寺、かつて空海がここにいました』(日本語ガイド:馮 浩)
当時の長安、現在の西安にある、空海が恵果と出会い修行したお寺
今の建物は2015年に建てられたもの
恵果と空海の像や、空海の記念碑があるけど、日本から送られたものなんだそうな
桜も咲くけど、日本の四国のものをもらったらしい
東寺の観智院にある虚空蔵菩薩は、青龍寺にあったもの
当時の唐で仏教が弾圧(会昌の廃仏)されてた関係で、日本に持ち帰ることが出来たらしい
観智院のお坊さんに聞いた話だと「恵果阿闍梨の持仏だった」とのこと
えらいもん持って帰ってきたね!
最澄
○比叡山延暦寺を開いた僧 最澄
にっぽん歴史鑑定より
□理趣経
空海と最澄がこじれる原因となった理趣経の貸し出し問題。
結局、何が書いてるのという話。
性欲を否定せずに肯定する
自分だけの快楽「小楽」から全人類、全宇宙的規模の快楽「大楽」へ昇華せよ
字面通りに解釈するとセックス集団を作りかねない
真言立川流というのが、まさにそれと言われている(ただし研究で解釈が変わってきてる)
まぁそりゃ貸さないよね!w
たぶん、最澄自身はまじめだから、おかしな方向には走らないと思うんだけど、最澄が中途半端な状態で弟子にこれ教えちゃうと、ヤヴァい方向に行く弟子が出てきそう。
本読んだだけの知識と、体感ともなった知識とでは違うから、空海が貸し出しを拒絶したのもよくわかる。
一方で、最澄の方も、こんなこと書いてるなら、めっちゃ気になるよね!w
そりゃどうしても読みたいから、貸し出ししてくれといって、揉めるわけですわ…
最澄が預けた弟子も、空海の方に行っちゃうのも仕方ないんだろうなぁ…
最澄は真面目で優秀な人だけど、空海はもうバケモンみたいな人だから、すっかり魅了されたんだろうなぁ…
○風信帖 / webサイト
空海が最澄に送った手紙
□性格は文字に出る?最澄と空海は正反対の性格だし、文字も全然違う【最澄と空海】
空海といえば字の上手さで有名。
19分くらいまでは歴史の解説なので飛ばしてOK。
二人の書を分析していて、
最澄→真面目
空海→力強い、かっこいい
という感じに語っているのですが、書に関する感性がないのでよくわからんですw
嵯峨天皇とその周辺人物
□歴代天皇ゆっくり解説 第五十二回 嵯峨天皇
薬子の変の時に空海が祈祷をして、嵯峨天皇側が勝ったことで信頼を得る
嵯峨天皇から東寺を与えられる
空海・嵯峨天皇・橘逸勢の3人で三筆と呼ばれコラボもしている
□【平城天皇愛妾】藤原薬子【ゆっくり解説】
天皇(実の娘の夫)とくっついて、権力欲しいままにしたけど、色々あって没落して巻き返そうとして失敗した人
藤原式家・藤原種継の娘
娘を皇太子(後の平城天皇)に入内させるも、皇太子は娘についてきた薬子の方に夢中になって、薬子が天皇の権力で好き放題する状況に
皇太子25歳、薬子32歳、娘は12歳程度なので、薬子の方に惚れるのも、まぁ仕方ないかも?
その後、なんだかんだあって平城上皇VS嵯峨天皇になって、上皇側が負けて薬子は服毒自殺
空海はその時に祈祷で活躍
橘逸勢
□承和の変以前の橘逸勢
空海と一緒の船に乗っていて、なおかつ一緒に帰ってきた人
嵯峨天皇・空海・橘逸勢で三筆と言われる
映画「空海」では、相棒的ポジション
今回の展示では直接関係ないけど、出品される「三十帖冊子」では、空海だけでなく橘逸勢も書写しているそうな。
仲良くなって、手伝ってくれたんですねー
□承和の変
空海が亡くなった後なので、もうほとんど関係ないのですが、橘逸勢が深く絡んでるので紹介
嵯峨天皇が弟に皇位をゆずって、そこから皇位の系統が2つになった関係でややこしくなった感じ
伴健岑と橘逸勢は、皇太子を連れて東国に逃れようとしてたらしい
相談した相手からの伝言ゲームで藤原良房にバレたらしい
本人たちは罪を認めていない
承和の変の影響で、大伴氏と橘氏の勢力が弱まった
後醍醐天皇
○後醍醐天皇宸翰天長印信
9分10秒くらいから12分26秒くらいまで
こちらの動画はそれ以外にもお気に入りの出品物紹介してるのでオススメですー
後醍醐天皇が空海好きすぎて、なりきって勝手に「空海が弟子に与えた証明書」を書いていて、それが出品されますw
しかも、それ国宝らしいですw
後醍醐天皇については掘り出すと沼なのでやめておきますw
両統迭立とか倒幕とか南北朝時代とか真言立川流とかまでいって、後醍醐天皇だけで1つのまとめ作らないといけないレベル(。>_<。)
真言宗界隈では空海の再来と言われていた
肖像画が僧の袈裟で、五鈷杵と五鈷鈴を持っている
真言立川流の僧・文観との交流が深かった
この辺だけ抑えておけばいいんじゃないかなぁ…
□真言立川流
理趣経と後醍醐天皇に関わるし、面白いので、これだけは抑えておいてもいいかな、という話ですー
性的行為を肯定する理趣経を曲解して、性行為や髑髏信仰をする邪教として有名な真言立川流。
髑髏信仰はどんな感じだったのかも紹介してますー
色々とヤヴァいw
そして、実は立川流が邪教だったというのは全部ウソだったという衝撃の事実w
「彼の法」集団という別の邪教と立川流が意図的に混同されてしまったそうな
濡れ衣が晴れたのが2017年とかいう最近…
どっちにしろ、性的行為や髑髏信仰を至上とする邪教はあったみたいなので、気になるところですねー
ちなみに大昔に読んだ「クラダルマ」という漫画ではヒロインが「真言裏立川流」という流派で、インド神話とかカルト宗教団体とかがテーマの作品で、結構面白かったですー
私の中では、立川流はクラダルマのイメージ
…なんだけども、2017年に濡れ衣晴れちゃったからなーw
密教について
真言八祖
◆真言八祖
金剛頂経の正式な継承者8人
大日如来―金剛薩埵―龍猛―龍智―金剛智―不空―恵果―空海
◆八祖大師
大日経が日本に伝わるのに重要な2人と2仏を入れ変え
善無畏―一行 ⇔ 大日如来―金剛薩埵
インド人:草履
中国、日本人:靴
大日如来(仏) 金剛頂経、大日経の両経で金剛薩埵に密教を授ける
金剛薩埵(仏) 大日如来から密教を授かる
龍猛(龍樹)(印) 金剛薩埵から密教を授かる
龍智(印) 700歳まで生きた(数人説あり)、金剛智や玄奘に教えを説く
金剛智(印) 王子、玄宗(楊貴妃溺愛した人)に真言密教の奥義を伝授
不空(中) 金剛頂経を漢語に翻訳、玄宗他三皇帝に潅頂、死んだ日に空海が生まれる
善無畏(印) 王子だけど内紛で出家、唐で玄宗に使えた、大日経を翻訳
一行(中) 中国人初の密教の相承者、金剛智から学ぶ、大日経を翻訳
恵果(中) 空海の師匠、不空から金剛頂経、善無畏から大日経を学ぶ
空海(日) 説明不要
□龍樹(龍猛)
動画は長いので、飛ばし飛ばしでいいと思うよ!
龍猛=龍樹
金剛薩埵に金剛頂経を授けられた僧
…のはずなんだけど、なんか色々と無理があって「ほんまかいな」となってるらしいw
実際、龍樹のWikipediaを読んでも「金剛薩埵に密教を授けられた」という話は全然出てきませんw
◆龍樹といえば空の理論
どっちかというと密教よりも「空の理論」で有名です。
空の理論を仏教に取り入れたのが龍樹。
過去の経典から「釈迦の教えは空の理論だ」という風に解釈した感じ。
龍猛が勝手に言いだした理論ではないんだけど、釈迦が直接的に空を語ったわけではないんですよねー
◆ツッコミどころだらけの龍樹の人生・性欲に突き動かされる編
学問をおさめて頂天極めて透明人間になれるようになった
仲間3人を誘って宮中の美女を犯し放題
宮中側は地面に砂を巻くことで対応
仲間3人は罠にハマって死亡、龍樹は王様の影に身を潜めて難を逃れる
「愛欲が苦しみの原因なんだ、出家しよう」
なんやねんこの話www
まず透明人間からおかしいんだけど、学問おさめて賢いわりには罠のハマり方がガバガバすぎるしw
いつも思うのですが、やりたい放題に欲望開放した挙げ句「これ違うわ」というのと、全然欲望を満たせない状態で「欲望が苦しみだから抑える」はだいぶ違うと思うんですがね…
金持ち体験した上での「お金じゃない」と、貧乏人が目をそらして「お金じゃない」というのとでは、本質的に違うような…
◆龍猛の人生・また慢心編
その後、90日で仏教極めて慢心、色んな人たちを論破
仏教は完全でないから自分の学派を作ろうとした
それを憐れんだ菩薩が経典さずけてくれる
また90日でマスター、今度こそ悟りにいたる
なにこのなろう系www
世界が龍樹に対して優しすぎるだろwww
◆龍樹の最期
その後、王に仕えてバラモン教徒を改宗させていく
小乗仏教者と対立
龍樹「お前は私が長生きするとうれしくないだろう?」
小「そのとおりだ」その後、龍樹は静かな部屋に閉じこもり何日たっても出てこない
弟子が扉をあけると亡くなっていた
なんやねん、その死に方wwww
なんかもう、いちいちツッコミどころだらけだな、この坊さんw
で、ここまで調べて、結局、密教とのつながり全然わかんなかったよ!w
□玄宗
真言八祖調べると、やたらと玄宗出てくるので、せっかくだからw
とにかく楊貴妃でおかしくなった人。
政治に飽きてたのかもしれない…
この人ほど前期と後期の落差が激しい君主は他にいない…
と思ったけど、雪舟伝説の時に調べた梁の武帝もたいがいだったなぁ
曼荼羅
◎両界曼荼羅
10分程度の動画で、2つの曼荼羅がどーいう意味なのか、ちゃんとわかるんで、ぜひ見て!
イチオシです!
胎蔵界曼荼羅:真ん中の大日如来がgoogleみたいなもんで、周りの化身は専門サイト的な感じ(動画見た上での私の解釈)
金剛界曼荼羅:悟りまでの段階を示したすごろく
◎曼荼羅の歴史
話がうまくてわかりやすいし、曼荼羅の歴史まで切り込んでるのは他にないのでオススメ
胎蔵界曼荼羅=大日経:密教の入門書
金剛界曼荼羅=金剛頂経:密教を掘り下げた経典
曼荼羅の全諸仏を解説してるバケモノみたいなサイト
おすすめ
両界曼荼羅を割とわかりやすく解説
コメントではあまり評判よくないけど、個人的には良いと思う
曼荼羅の画像見ながら読むのがオススメ
一応、書いてることをわかりやすくまとめましたー
胎蔵界曼荼羅
①真ん中の大日如来のいる中央八葉院から悟りが生まれる
②上の遍智院に伝わって慈悲と智慧と分岐
③慈悲は蓮華部院、智慧は金剛手院に流れる
④これらが持明院に流れることによって行動になる
⑤行動の結果、現実化するのが釈迦院
⑥文殊院がそれを受け継ぐ
⑦地蔵院が蓮華部院の慈悲を現実化、除蓋障院は金剛手院の智慧を現実化
⑧虚空蔵院は大日如来の無限の力でみんなを救うのをあらわす
⑨最外院は地獄などの六道にも大日如来からの力が伝わるのをしめす
金剛界曼荼羅
金剛界曼荼羅の真ん中の成身会は、
①大日如来に対して周りの四如来が供養(一切の「我」から離れてひたすら他者のために奉仕する事)をして、四如来のまわりに菩薩を生み出す
②供養を受けた大日如来が返礼の供養で供養菩薩を生み出す
③更にその返礼で四如来が供養菩薩を生み出す
④更にその返礼で大日如来が四摂菩薩を生み出す
この様に大日如来と周辺の仏たちは何重にもお互いを供養しあう
これを相互供養と言う
ここには互いの存在意義を讃え尊重し強調しあう精神が込められてる
金剛界曼荼羅の元になってる金剛頂経は大日如来が様々な場所で行った説法を文字にしたもの
つまりばらばらの教典を一つに合わせたもの
金剛頂経という経典の中にさらに複数の経典があり「金剛頂経」「理趣経」などがある
金剛界曼荼羅の元になっている経典は金剛頂経の中の金剛頂経
理趣会だけは理趣経という別のパートのお経を、元に作られている
□後七日御修法
展示される有名な両界曼荼羅(西院曼荼羅)は、後七日御修法という秘儀に使用されていたそうですー
なお、空海は宮中で835年に後七日御修法を行い、その年に入定されてます。
□東寺の立体曼荼羅
講堂の立体曼荼羅は仁王経がベース
ただし、空海アレンジが入っている
仁王経と金剛頂経(金剛界曼荼羅)の混在という説も。
仁王経は国王のあり方の経典
密教の法具
○五鈷杵・三鈷杵・独鈷杵
五鈷杵:五智如来を表している
三鈷杵:真ん中が伸びて倶利伽羅の剣になる、カッコイイ!
独鈷杵:1つのものに精神を集中させる
これが三鈷剣(倶利伽羅の剣)
不動明王が持っている
仏教で根本的な煩悩とされる「貪(とん)」「瞋(しん)」「癡(ち)」の三毒(さんどく)を打ち破る
それぞれ、むさぼりの心、怒り、愚痴、のこと
○五鈷鈴
五智如来をあらわしている
仏を呼び寄せる合図、終わって帰ってもらう合図になる
その他密教の理解を深める情報
□護摩とは何か
□天台宗と真言宗の違い
真言宗:仏教の最終アップデートが密教、とにかく密教を極める
天台宗:仏教の中の1つに密教がある、密教を含めて総合的に学ぶ
□密教は選ばれた人しか悟りが開けないのか?
結論、みんな開ける
ただ、悟り開いたら解脱してゲームが終わっちゃう
ゲームをクリアして終了できるけど、終了せずに続けて、みんなを救うのが菩薩という生き方
ゲームでいえば、別に必須でないイベントを放置したままでもクリアできる
でも、そのイベント放置したままだと、その世界の住人で困る人いるよね
クリアする前にイベントこなして、困ってる人助けておこう
という感じ
密教の仏
如来
○五智如来
中心:大日如来
北:不空成就如来(釈迦如来)
西:観自在王如来(阿弥陀如来と同一視)
東:阿閦如来(薬師如来と同一視)
南:宝生如来
金剛界曼荼羅では右側が北
胎蔵界曼荼羅では左側が北
胎蔵界曼荼羅では如来の名前がそれぞれ違うけど、同一視される説がある
○大日如来
○毘盧遮那仏
でかくて化仏があると毘盧遮那仏
蓮の花は1000個あって1つで100億で100兆の世界をあらわしている
□仏教の五大如来
釈迦如来、阿閦如来、薬師如来、阿弥陀如来、大日如来について解説
わかりやすいので入門にオススメ
菩薩
○文殊菩薩
○五大力菩薩
明王
○五大明王
○孔雀明王
孔雀が毒をもってる蛇を食べたりすることから、三毒を食らってくれるそうな。
天
○十二天
その他
○四明妃(金剛薩埵の周りにいる)
その他関連事項
□会昌の廃仏
もう空海と全然関係ないけど、「恵果が空海に密教の奥義を授けたのがとんでもないファインプレーだった」というのがよくわかる事件なので。
密教としては国外に避難できたおかげで、途絶えずにすんだ感じ。
845年に唐でおきた仏教弾圧
脱税目的で僧になる人もいて腐敗がひどかったので、経済政策的な意味も兼ねての廃仏運動
仏教徒は還俗した後に迫害されることはなかったが、異教徒は迫害を受けたらしい
武宗(皇帝):仏教が嫌い、道教大好き、最終的に仙薬で死ぬ
李徳裕(宰相):経済政策のためにいらん寺を潰したい
さらに多民族国家だったのが反動で外国人排斥運動
なお、真言宗の僧の恵運が842年に唐に渡り、848年に観智院の五大虚空蔵菩薩をもって帰国。
おかげで五大虚空蔵菩薩は廃仏を免れたぽい。
□高岳親王
薬子を寵愛した平城天皇の皇子で皇太子
薬子の変の煽りを受けて廃太子
出家して空海の弟子になる
入唐したが当時は会昌の廃仏の時期だった
天竺を目指して消息不明に
空海の映画で出てきたので、調べてたら、こんな人いたんですねー
しかもマンガまであってびっくり。
アマゾンで序盤を試し読みできますー
ちょっと気になりますねー
替え歌
自作の空海替え歌
空海の映画見直してたら、アイドルのサムネみたいなシーンが出てきたので、思わず替え歌作ってしまったw
動画作るスキルないので、歌詞だけのせておきますww
時系列どおりに入れるのが思った以上に難しくて諦めた…
五本の筆で沸かす唐国
知りたい密教ミステリアス
アイヌも薩摩も彼のエリア
三筆で土木屋の君は
天才的な弘法様
今日何食べた?(高野山で現在も食事を持っていく生身供があるよ!)
生身供(しょうじんぐ)
入定したならどこにいるの?
何も食べてない(そりゃそうだ)
それはないしょ(一応今も生きておられる設定だからね!w)
何を聞かれても
のらりくらり
高野山さんの
奥の院いんの
見えそで見えない御廟は 密の味(蜜の味じゃないよ!)
儒教はないないない
道教もないないない
好きな仏は? 経典? 三教指帰(さんごうしいき)
官吏で出世することなんてわたし興味なくてさ
賊か使節か知り得ない そんなピンチも
書でひっくり返す 詩で 好きにさせる
最澄も弟子奪われてる 筆を選ばない究極の大師
金輪際あらわれない
不空三蔵の生まれ変わり
ああ青龍寺で 初対面の
恵果阿闍梨も虜にしてゆく
三ヶ月で 灌頂受け
真言八祖 伝法者 はい!
はいはい空海は特別です
我々はハナからモブ僧です
伝法者の引き立て役Bです
全てが空海のお陰なわけない
洒落臭い
急に来て伝法者なんてわけがない
これはネタじゃない
からこそ許せない
1年しかいない君じゃ許せない
自分を許せない
法具日本に持ち帰るのは認めない
誰もが信じ崇めてる
即身成仏の無敵の大師
弱点なんて見当たらない
明けの明星宿してる
理趣経なんて見せちゃダメダメ
貸したくないとこは貸さずに
泰範も 空海(かれ)じゃなくちゃイヤイヤ
これこそ本物の密
不動の護摩で沸かす宮中
守り切る この帝だけは
薬子の変をめぐり積むキャリア
これこそ密教の奇跡
雨乞いして雨降る神泉苑
三鈷光り落ちる高野
帝が与え給いし東寺
そうここはとびきりの聖地
2年で帰ってきたことも
朝廷に許可とったこともない
そんな私の帰国 いつか無罪になること
(知っていた)
いつかきっと全部伝えきる
私はそう欲張りな大師
この曼荼羅で密教のこと
ちゃんと伝えたいから
今日も護摩をたくの
この高野がいつか聖地になる日を願って
最後の秘儀
後七日御修法(ごしちにちみしほ)奉修したから
あぁやり終えた
これは永遠の瞑想
入定する
(注釈)
別に恵果の弟子たちが空海に嫉妬したというエピソードは見たことないのですが、いきなり来た日本人を伝法者にするとかいわれたら「ハァ?」となるかなぁと。
でも、空海来てなかったら恵果が寿命で死んでますからね…
すべては空海のおかげ…なわけがない、洒落臭い!
という心境にならざるを得ないかとw
あと、空海が帰国する時に法具を持ち帰ろうとしたら、追いかけられて、それで空海が法具を日本に向かって投げて、それぞれ見附島、佐渡、高野山に落ちたという話から「日本に帰るヤツでは許せない」という風にしておきました。
まぁ、空海が日本に法具を持ち帰ったのを苦々しく思った僧はいたでしょうね…
でも、大量の法具や経典を船に積んで持ち帰ったこと考えると「なんでそれらの法具だけ投げなきゃいけなかったの?」という疑問がw
絶対におかしいwww
ちなみにこの辺の嫉妬フレーズは「最澄の嫉妬&弟子NTR」か「入唐できたのは空海のおかげ的な話」のどちらかにする案もあるのですが、むずかしい…
(別案)
「不動の護摩で沸かす宮中」のとこ
五本の筆で沸かす宮中
持ち帰るこの経典だけは
日本向かって投げる法具
これこそわたしが起こす奇跡
見附島に落ちる五鈷杵
佐渡ヶ島に落ちる独鈷
高野に光り落ちる三鈷
そうここはとびきりの聖地
最初はこっちだったのですが、これだと日本に帰ってからの話がほとんどなくなっちゃうんですよねー
この辺の話好きなんだけども。
あと、どっちにせよ、最澄と理趣経の件で決別したのは812年で、薬子の変が810年で、時系列めちゃくちゃなんですよねー
元歌詞からネタ作りつつ、時系列もあわせるって、ほんと大変だなぁ…
替え歌制作者様の苦労がよくわかりました(。>_<。)
YouTubeにあった空海替え歌
検索してみたら空海の替え歌見つかってびっくりしたww
こっちはショートバージョン
なお、この方はホトケ替え歌シリーズを作っているので、ホトケ好きな人にはオススメですー
いやー、こんなマニアックな活動してる人いるんですねw