夫のスイーツ#11 「女性の日」のミモザケーキ
ご存じの方も多いことでしょうが、3月8日は国際女性デーですね。
イタリアにおける3月8日フェスタ・デッラ・ドンナFestta della donna 「女性の日」は、男性から女性に、奥さんやお母さん、それから友人や同僚など、大切な女性に対して日頃の感謝や愛を込めてミモザの花を贈る風習があります。女性たちは仕事や家事から解放されて、女性同士で出かけたり食事をしたりと楽しく過ごすのです。
そして、この日に欠かせないお菓子が
トルタ・ミモザTorta mimosa「ミモザケーキ」です。
やわらかいふわふわのスポンジ生地でカスタードクリーム、生クリームを挟んで作るシンプルなケーキですが、表面に小さく刻んだスポンジ生地をまんべんなくまぶした様は、まさに可憐に咲く黄色いミモザの花のようです。
クイズを出していました。
ミモザケーキとお答えになったPATAさんとkaorinaさんが正解でした✨
おめでとうございます🎊しかしイタリア在住のkaorinaさんには簡単すぎたでしょうか😊
遡ること2月下旬頃の夫のスイーツ記事においても軽く予告をしておりまして、その時は時期的にちらし寿司ケーキと予想された方も。
そして、その時からしてミモザケーキと見抜いておられたPATAさん、流石です。ケイチェルおじさま、ミモザケーキはフェイントではとの読みでしたね。そんなフェイントをかけられるよう、今のうちからちらし寿司ケーキの練習に励みたいと思います(笑)
それでは作り方を見ていきましょう。
材料
直径20㎝の型1個分
スポンジ生地
・卵 Lサイズ4個
・砂糖 135g
・薄力粉 130g
カスタードクリーム
・砂糖 65g
・コーンスターチ 18g
・卵黄 Lサイズ3個分
・板ゼラチン 2g
・牛乳 250㏄
・バニラエッセンス 少々
クレーム・シャンティイ
・生クリーム 150g
・砂糖 20g
作り方
最初にスポンジ生地を作ります。
下準備)薄力粉はふるっておく。ケーキ型にはバターを薄く塗って粉(共に分量外)をふり、大きさを合せたオーブンペーパーを敷いておく。型の底面にはバターと粉は不要。オーブンの予熱は170℃
1.ボウルに卵と砂糖を入れて湯せんにかけながら泡立てる。温度を計りながら卵の温度は45~50℃を保つこと。50℃以上になりそうな場合は一度湯せんから外すなどして調整して。
全体が白っぽくなって、泡だて器を持ち上げて生地が落ちてこない状態になったらOK。
※ちなみに湯せんにかけることをイタリア語でバーニョマリアbagno maria(意味はマリアのおフロ)と言います。ここテストに出るので覚えておきましょう(笑)
2.ここに薄力粉を3回に分けて加えていく。ゴムベラでさっくりと粉気がなくなる程度に泡がつぶれないようにやさしく混ぜること。
3.生地を型に流し入れて170℃のオーブンで20~22分ほど焼く。様子を見て時間は調整すること。
生地を焼いている間にクリームを作ります。
4.まずはカスタードクリームから。
板ゼラチンは冷たい水で戻す。ボウルに砂糖、コーンスターチ、卵黄を混ぜ合わせる。小鍋に牛乳を入れ火にかけて軽く温める。温まったらボウルに加えてかき混ぜる。混ざったらこれを再度小鍋に戻して弱火にかけて泡だて器でずっと混ぜ続ける。フツフツしてきたら少し火から離して15~20秒間、この時も混ぜつづけること、そして火を止める。
5.ここに、戻したゼラチン(水気は絞っておく)とバニラエッセンスを加えて混ぜ合わせる。ボウルに移したらピタッとラップをかけておく。
6.次いでクレーム・シャンティイ作り。
ボウルに生クリームと砂糖を入れて泡立てる。ホイッパーですくえるぐらいまで泡立てたらOK。
7.スポンジ生地が焼き上がったら、温かいうちに型から外しておく。そして、まだぬるいくらいの頃に切りわけていく。まず上の膨らんだところを水平に切り取り、さらに周囲をそぐように一周ぐるっとナイフを入れて切り落とす。(切り取った部分、茶色く焼き色のついたところはミモザケーキには使わないため、別にお好みのクリームやジャムを塗って無駄にせず頂きましょう。)
残った本体の方に、縦にナイフを入れて1.5㎝ほどの厚さにスライスしていく。
それでは成形していきます。
8.適当な大きさのボウルにラップを敷いて、スライスしたスポンジ生地を敷き詰める。ここにクレーム・シャンティイを流し入れて、生地でふたをする。この時、高さの2/3ほどのところでスポンジ生地を並べるように。これを15分程冷蔵庫で冷やしたら、次はカスタードクリームを流し入れる。(カスタードクリームは後で使う分としてご飯茶碗1杯分ほど残しておく。)これを生地で覆ったら、ラップをかけて3~4時間冷蔵庫で冷やす。
9.ケーキが冷えるのを待つ間に、余ったスポンジ生地をさいの目に切っておく。(ここでも先に切り取った、焼き色のついた部分は使いません。)
この時間を利用して、先ほどの切り落とした、焼色のついた生地の再利用をしておきます。
10.ケーキが十分に冷え固まったら、ボウルから取り出して皿にのせて。残しておいたカスタードクリームを表面にまんべんなく塗っていく。ここにさいの目にしたスポンジをくっつけていく。隙間なくきれいに覆ったら出来上がり。
そして完成したのがこちら、
ふんわり、春を告げるミモザの花が咲きました。
では切ってみましょう。
かわいい…
スポンジのふわふわ感、薄黄色の生地がまさにミモザの花のよう。
ふわっふわのやわらかい食感にやさしいクリームの味わいが最高です。春の訪れを喜ぶ気持ちも相まって、幸せを分かち合うケーキといった風情さえ漂います。
皆さんも今年の3月8日「女性の日」にはミモザケーキを味わってみませんか?
特に男性の皆さん、手作りのミモザケーキを大切な女性に贈るというのはいかがでしょう?とても喜んでもらえると思うのですが(๑´ڡ`๑) by夫R
今日もお読みいただきありがとうございます。
明日も素敵な一日になりますように。
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