- 運営しているクリエイター
記事一覧
◆自作小説一覧◆ ※随時更新
幸野つみが書いた小説の一覧です。
それぞれ独立した完結済み短編小説です。
ぜひお気軽に読んでみてください!
北海道を舞台とした小説を書いており、せっかくなので場所別に分けてみました。
※札幌市以外の市町村はあいうえお順
北海道179市町村のうち…
現在008市町村を舞台に書きました!
【札幌市】・越冬センチメント
秋の札幌大通公園が舞台。
部活や受験に悩む、「冴えない後輩男子」と「秀才の先
ぶこつでやさしいスープカレー屋さん KIBA 第1話「カレーが食べたい」約3000字/全17話/創作大賞恋愛小説部門
「私をスープカレー屋さんに連れて行って下さい!」
何故私はあんなことを言ってしまったんだろう。
まだ見慣れぬ天井に問い掛ける。
どうかしていたのだ。
きっと、彼が作ったカレーが、弱っていた私にはどうにも優し過ぎたのだ。
そして、自分が好きなものを伸び伸びと語る姿に、憧れてしまったのだ。
彼は嬉しそうに微笑んで「もちろん」と言った。牙の抜けた犬のように、人懐っこいきらきらした
◆ショートショート 一覧◆ ※随時更新
今までに投稿したショートショートをまとめます。
※随時更新します
〜記号の説明〜
■:辛口。ショートショートらしいちょっとダーク(?)なお話。
●:甘口。幸野つみらしいちょっとほっこり(?)なお話。
〜辛口〜
■小聡明い(約400字)
■AIチャットは何でも答えてくれる(約400字)
〜甘口〜
●初夏の夜に(約200字)
こちらを押して記事を開いて下さい。
※文字数が少な過ぎて
短編小説「やきそば弁当の作り方」(約7000文字)
約7000文字ですがセリフ多めのコメディなので読みやすいと思います。
それではお楽しみ下さい♪
① カップ焼きそばは「やきそば弁当」以外認めない。
俺はそう考えながらそろりそろりと道を歩いていた。
北海道で生まれ北海道で育った俺にとってカップ焼きそばといえばやきそば弁当なのだ。正直なところ、やきそば弁当以外食べた記憶がないのだから、他のカップ焼きそばを否定することはできない。ただ、やき
【掌編小説】小聡明い
「この女子アナ、ホントにあざといわ。絶対、カメラのないところでは口が悪いタイプ。あんたはこんな女にはなっちゃダメだからね」
「……」
返事がないことが気に食わなかったのか母親は一瞬だけテレビから視線を外し、娘の方に目をやった。
「あんたスマホばっかりいじってたらバカんなるよ。そろそろ寝たら?」
娘はスマートフォンを見つめたままこう返した。
「……あざといっていうのはママみたいな人の