メモ25.自分が納得いってないものを世に出さない
仕事は終わりもなければ、正解もない。とはいえ、どこかで区切りをつけなくてはいけないジレンマと毎日戦う。それが仕事。
文章を書く仕事は正解がないために、何度も何度も読み直す。読み直すたびに書き直すも、いつまでたってもこれで完璧!という原稿ができあがらない。しかし、納期は守らなければならない。今まで数えきれないくらいの原稿を入稿してきたが、「完璧!」と自画自賛した原稿はいまだかつてない。
ある程度、納得はしつつ納品をしているというのが現状だ。
昔のメモを読み返して「自分が納得いってないものを世に出さない」とはよく書いたものだと自分をほめたい。
そんなメモを見つけつつも、いまだかつて完璧に納得をしているかといえばそうではない。”ある程度”納得して出している。
ただ、この納得度合が非常に大事になってくる。入稿が立て続けにあると、推敲している時間がなくなってくる。ある程度どころか、えいや~で出してしまうときもある。こんなときはたいてい、編集者側の反応も悪い。さらには、タイトル、小見出しとまったく別のものになっていたりする。
完璧まではいかなくてもある程度納得したものであれば、編集者の反応もよい。
当たり前だが、ある程度でも納得してから世に出さねばならぬのだ。
言い訳めいてるが、えいや~で提出している原稿は大体が価格交渉されて、仕事は増えたのに価格据え置き、もしくは下げられたところで、推敲を重ねてある程度納得して提出しているところは、今までの働きを認めてくれて、価格交渉に応じてくれたところだ。お金ではなく、自分が発信したい、人に知らしめたいと思った原稿は、自然と丁寧になってくる。
このnoteも同じ。毎日投稿をやらねばならぬ!と適当に投稿したときは、さほどアクセスもいかず、面白いことを、いい情報を伝えたいと力説して書いた投稿は読まれている。
知らない誰かさんが読んでくれるnoteも無料とはいえ、ある程度納得して世に送り出したいものだと思いながら書いている。