泡塩の後味さっぱり破壊力
焼肉食べ放題、スイーツ食べ放題、ホテルブッフェ大好物だったのは30代前半ころまで。
いくらでも食べられる胃をもって幸せだ~なんて思っていたのが懐かしい。
今では肉より魚、スイーツは一切れで大満足という最高にコスパがいいおなかになった。
肉もいい肉じゃないと次の日の胃もたれが半端なく、いい肉といっても霜降りなんかになると油っぽくて一切れで、ご馳走様でしたをいうほど、かわいらしい女子的なおなかになってきた。
ほんのちょっぴりしか食べてないのに
「わたし、もうおなかいっぱい~」
なんて、合コンでいう女はうそつき!とまでいっていたが、もしかしたらあの子たちは本当におなかいっぱいになっていたのかもしれないと、思うまでになった。
とはいえ、肉は好きである、特に、●●牛には目がない。ほんとうはもっと食べたいけれど、食べられない自分の胃の小ささを恨みさえする。
そんな食べたいのに食べられなくなったあなた!朗報でございます。
といっても、サプリとかそんなんじゃございませぬ。
こちら
一見、発泡スチロールのように見えるこの白い物体、わかるだろうか。
塩なのだ。
おいしい肉を食べるときに必ずある塩。
美味しい肉には、塩が一番なんていう人もいるが、塩は塩でも泡塩という代物。
なにかというと、昆布だしと塩を丁寧に泡立てて、ゼラチンで固めたまるでメレンゲのようなもの。実際、食べてみると、泡塩という名のとおり泡のようにはかなく消えていく。
消えてくときに、油も連れて行ってくれるから
「あれ?肉食べましたっけ?」
というくらい後味がさっぱりなのだ。
ほんのり塩気は感じるものの、がっつり塩じゃないから、肉の旨味をたっぷり感じられるのに、後味さっぱり。なんとも魔法をかけられたような気分になるのだ。
泡塩のせたらいくらでも食べられる!とわっしょいわっしょいしていたが、注文したのはかわいく50g。
しかも、泡塩のほかのつけダレもうまいのだ。
すりりんごたっぷりのソースは甘味がよろしく、山わさびは最後のぴりりがポイント。
あっちゅうまに肉を平らげてしまった。
50gか100gか迷ったが、このソースなら150gも食べられたかもしれない。
肉のあぶらっこさを忘れさせてくれるほど後味さっぱりの泡塩。自分でも作ってみたいと昆布だしと塩を用意し、10年ぶりに電動ミキサーを稼働させたら10秒で壊れた。
ということで、肉が食べたくなったら泡塩がある大津市の松喜屋にいかねばならなくなった。