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人生いろいろエッセイ

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2025年1月の記事一覧

英語ができないからじゃない

就職氷河期真っただ中での就職活動は、例にもれず、撃沈。第一希望の業種はすべて不採用。しかし、東京で就職をしないと秋田に強制送還されてしまう危機。 興味がまったくわかない会社だったものの、採用人数が多く、通りやすそうとなんとなく受けたら簡単に採用通知をもらえた。しかし、入る前からそんな状態で、入ってからやる気に満ちるはずもなく、1か月でやめたくなった。しかし、強制送還は避けたい。石の上にも三年と歯を食いしばり、三年後の未来に向けて準備を始めた。 三年後の目標はカナダでのワー

目線の浮気と会話泥棒

彼女が楽しそうに旅行の話をしている。おそらく一緒に旅するのだろう。 すると彼氏のスマホにラインか何かが入った。すかさず手にとり、メッセージを送る。すると、すぐに返信がきたのかまたラインを送る。 そのあとも彼女が何か話をしているのに、目線はスマホに向けたまま 「ああ、う~ん、そう?」 とそっけない返事。 「ねえ、聞いてるの?」 聞いてないよね。まったく。なんだったらわたしのほうが聞いてあげてた。やっと視線を上にむけるも、めんどくせ~なという表情をしている。じゃあ、なん

見どころ大渋滞の「べらぼう」。なにかにチャレンジ、没頭したい人必見!

呆然。 見終わった後、疲れ切って、抜け殻になった。 録画が終わり、ENDの文字が左端に現れ、そして消え、オンタイムのニュースが流れても、ぼんやりしていた。 それはなぜか。NHK大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」の第3話 千客万来「一目千本」が面白すぎたからだ。最近、「かわいいが渋滞」なんて言葉が若者の間で流行っているときいて、渋滞とはそんな使い方じゃない!なんてプンプンしていたのだが、今、ものすごく使いたい。 見どころが大渋滞!!! この興奮をどう抑えたらいいか

夜の楽しみひとつ減る

中学時代は視力0.3。高校時代で視力低下が加速し0.1。そこから視力が下がらないのが奇跡なのだが、もちろんあがりもしない。ずっと0.1をキープしている。 遠くが見えづらい、いわゆる近視で、旅行で壮大な景色をみたいときは眼鏡必須だが、PCや新聞をみるときはピントがあうので裸眼でOK。 本を読むときも裸眼。小さい文庫本でも問題なく、さっくさっくと読めていた。冬は布団に入り、枕を両脇の下に置き、眠くなるまで本を読むのが至福のひととき。体はぬくぬく、頭は冷え冷えで、本の内容がす~

漁船が育てた日本酒

秋田空港のラウンジが地方空港としてはものすごくよいという記事を以前書いた。 実家への帰省がメインのため、迎えにはすぐ来るし、送るときもギリギリまで家でぐ~たらするため、ラウンジを利用している時間がない。 が、今回はお父さんが健康マージャンに行かなければならないからという理由で2時間も前に空港に落とされた。麻雀が健康かどうかはさておき。 こうなったらゆっくりラウンジで本でも読みますか!と意気揚々と受付へ。 「もし、お酒が飲めるようでしたらぜひ飲んでみてください。秋田県の

人見尻

まるで雪玉のような大きな雪のかたまりが空からぼったぼったと降り、あれよあれよと白銀の世界が広がった本日。雪のやみ間を狙って、友人宅にお届け物に伺った。 降ったばかりの雪はふわふわで、足跡が一切ない道に、自分が初めて足跡をつけるのがなんともいえない優越感でたまらなく好きなひととき。一歩、足を進めるごとにザッザッと音がする。 雪が降りしきる日はなんとも寒そうだなと南国の人たちは思うかもしれないが、雪が降っているときのほうが実は寒く感じない。雪寄せをしているときは汗がでるほど暑

間違われた女

全国ニュースで取り上げられるもんだから、秋田=クマ多発なイメージになっている。秋田に帰省するというと皆が皆心配する。 「クマに気をつけてね」「クマベルあげようか?」「外にでちゃいかんよ」「どうしても帰らないといけないの?」 最後のコメントは、あなた、わたしの彼女でした?と、思ってしまう、もはやよくわからない心配になっている。他方、秋田に帰ると、みんなクマ慣れしちゃったのかどうかしらんが、「クマいたよね~」なんて話を、「朝、ご飯食べたよね~」といった日常会話レベルになってい

髭男とKID FRESINOが気になるのにハマれない理由

1年365日のうち、お尻にびっしり根がはえちゃったんじゃないかというくらい動かない2日間の初日が終わった。 サムネイル画像でもおわかりのように箱根駅伝だ。 ここで1区からのかくかくしかじかを書くよりも、明日の朝の往路ダイジェストをみたほうが正確だし、わかりやすいので割愛。青山学院の往路優勝は素直におめでとうともちろん言いたい。常勝軍団だとしてもとてつもない練習を重ねてきただろうし、ここで讃えないでどうする?なのだが、どうしても、予選会から参加、往路優勝すれば60年ぶりなん

目標をたてすぎない

一年の計は元旦にあり いわゆる年の初めの元旦に今年の目標や計画をたてて、しっかりとした道筋を考えて着実に行えばよいといった意味だ。物事は初めが肝心ともいう。 今日はさまざまな人たちが自分なりの所信表明演説ならぬ所信表明noteがアップされている。 わたしはといえば、昨年の今日、公に意思表示をするのがこっぱずかしい、というよりそもそも、「わたし、たぶん続かないだろうな」と思っているから、こそっと自分だけが見られるスケジュール帳に書いた。 いっちょ前に10項目立て、5個は