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髭男とKID FRESINOが気になるのにハマれない理由
1年365日のうち、お尻にびっしり根がはえちゃったんじゃないかというくらい動かない2日間の初日が終わった。
サムネイル画像でもおわかりのように箱根駅伝だ。
ここで1区からのかくかくしかじかを書くよりも、明日の朝の往路ダイジェストをみたほうが正確だし、わかりやすいので割愛。青山学院の往路優勝は素直におめでとうともちろん言いたい。常勝軍団だとしてもとてつもない練習を重ねてきただろうし、ここで讃えないでどうする?なのだが、どうしても、予選会から参加、往路優勝すれば60年ぶりなんて解説者が力説しているのを聞くと、中央大学の優勝インタビューを聞きたかった・・・なんて思ってしまうのだ。決してアンチ青学ではありません。
おっと、いけない。割愛といいつつ、持論を展開するところであった。
箱根駅伝は、各大学のランナーの魂の走り、駆け引き、1本のたすきがつなぐ仲間との絆などなど、見どころは多い。箱根駅伝をみない友人たちからは毎年あきれられる。
「ただ走っているだけで何が楽しいの」
かくいうわたしもそう思っていた時代があった。働き者で、いつもなにか仕事を見つけては家中、かけずりまわっていたじいちゃんが箱根駅伝のときだけは尻に根が生えちゃったんじゃないかと思うほど動かない。
は!また脱線してしまった。ちなみに過去記事で熱く語っているので、興味がある方はぜひどうぞ。
箱根駅伝の楽しみ方は箱根駅伝マニアの方におまかせするとして、今日注目したのがCM。箱根駅伝の選手の次に力が入っているんじゃないかと思うほどの力のいれようが伝わるサッポロビール。箱根駅伝放送中の約6時間、何度、シンボルマークの黄色い星印をみたことか。
サッポロビールといえば「大人エレベーター」。大人というテーマについて各階(年齢)の有名人が語る大人のためのCM。これがなかなか味わい深いワードを引っ張り出してくれて見応えがあるCMなのだ。
そして今回の箱根駅伝も大人エレベーターが登場。サッカーの長谷川選手が持論を語っていた。同じ大人エレベーターのCMが繰り返し流れるんだろうなと思っていたら今回は趣向を変えたCMが登場。
箱根駅伝に出場している選手たちの練習風景の映像をバックにスーツを着たスキンヘッドの男性が、おそらくいいことを言っている。いや、歌っている。いや、ラップというやつだな。
いい歌詞なのはちょくちょく聞き取れるワードでわかる。もう一度聞きたいなと思っていたら次のCMでまた流れた。
覚悟を試しに来た
膝まで感じている鼓動
横並びではいられない
見えてはいない星の多さ
見えている星のその中で一番になりたいんだよ俺らは
聞き取れなかったが、画面に詞が殴り書きされていることで、ところどころ理解できた。星はサッポロビールとかけてるんだろう。それにしても箱根駅伝を見事に詞にこめている。
ものすごい、心にぐっさぐっさ刺さる素敵な詞なのに、まったく聞き取れない。それはおそらくラップだから。いや、若かったらラップも聞き取れたのだろうか。非常にもったいない。山下達郎、竹内まりや夫婦、松任谷由実、いや、スピッツの草野・・・とにかくゆるいメロディーで作曲しなおしてほしい。そしたらもっとす~っと入ってくるはず。もしかしたら10~20代、いや、30代くらいまでの方々はラップのほうが頭に入りやすいのか。それもこれもジェネレーションギャップだろうか。
見るからに日本人だけど名前はKID FRESINO。名前の由来を調べようとしたが、ちゃんと書かれていなかった。結婚して子供がいるらしいことだけはわかった(Wiki)
ここで思い出したのが、髭男。この方たちの歌がすこぶるブレークしているとき、(今も?)ラジオでよく流れていて、聞くたびに、いい歌詞そうなんだけれど、メロディーがポップすぎて口ずさめないし、聞き取れないしで、その歌の世界観を理解することをあきらめちゃうのだ。
髭男も、KID FRESINOも歌詞は昭和なのに、曲が平成~令和バージョンなので、好きになりそうなのに、好きになりきれない。あ、おばばはターゲット外なのかしら?
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