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人生いろいろエッセイ

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冬なのに二の腕がしまった理由

団地に引っ越しして初めて迎えた冬。団地のお話はこちらでも↓ 緑あふれる山の麓、公園もいたるところにあり解放感抜群。最上階の角部屋は風通しがよく、猛暑と騒がしかった7~8月も冷房をつけたのは数回という快適さで、団地最高!と、住み心地のよさに感激していた。 しかし、夏が涼しいのであれば、冬は寒いのは必然。 寒いだろうなと予想はしていたが、足がしもやけになるほど極寒で、布団から、亀のように頭をぴょこんと出すとキンキンに冷えてしまうため、毎晩布団をすっぽりかぶって寝る始末。

雪中キャンプの妙

「雪の中でキャンプ?ありえないでしょ!ただでさえ、寒いのにわざわざ寒いところにいく意味がわからん」 「雪中キャンプにはまってるのよね~」という友達に言ったのがかれこれ3年前。 20代のころはわざわざ寒いスキー場にいってスノボー三昧をしていたわたくしめも、寒さに弱くなり、大荷物を持って移動するのもめんどくさくなり、冬は家でぬくぬくごろごろ派になっている。 ぬくぬくどころかあっつあっつになる温泉には行くものの、あえてどこかに行きたいと思わない冬。 そんなもんだから、雪中キ

ほんとにありえ値ぇ!

冬の楽しみといえば、こたつでぬくぬくしてひたすらミカンを食べる。これに勝るものはない。 しかし、みかんも例にもれず、価格が高騰している。 ふるさと納税のみかんはあっちゅう間に食べ終わり、スーパーに買いに行ったら、高すぎて手が伸びなかった。 そんなこんなでみかん離れが進む今年の冬。ミカン食べたいなと思う人が多いのか、朝の情報番組で、みかんお得情報なるものを流していた。 それが、ドン・キホーテのみかんの缶詰。 850gで238円。このボリュームでこの価格はまさにありえ値ぇ

”初めて”のときめき

年を重ねるごとに、何か新しいことを始めるのに躊躇するようになる。やりたい気持ちは富士山よりも高いのだが、腰が重すぎてなかなか行動に移せないなんてことも多い。 こうなってくると、必然的に”初めて”が少なくなる。そんなんなくたってゆる~く健康に過ごしていればいいじゃないかと友人はいう。 しかし、”初めて”をする前のドキドキ、ワクワクは人生を豊かにもするのだ。 初めての種類はなんでもいい。初めて海外に行くとかなるとハードルが高くなるが、日常の小さいことでもいいのだ。 初めてペ

雪女が大恋愛してるから

大寒波の中、欠航にもめげずに無事に秋田入り。 わかっちゃいるがとにかく寒い。 布団乾燥機でぬくぬくにした布団にもぐりこむ。布団の中は温かいが、息苦しくなり、亀が甲羅から出てくるように頭をちょこんと出すと、途端に頭のてっぺんから冷気が入ってくる。 外の風も強くなってきた。古い家は風が吹くたびにガタガタと窓を震わせる。吹雪になってくると雪が戸をガンガンとたたくような音が聞こえてくる。こんな日は彼女がきた気がする。 「あ~雪女がきたか」と。 しかし、一般的に認知されている雪女

不確実性に対する脳の働きを鍛えた結果

数日前から天気予報の冒頭で必ず伝えられている 「今季一番の寒波到来」 ま、まずい。こんなときに限ってANAを予約してしまった。 秋田行のANAはプロペラ機、JALはジェットエンジンのだからこういう寒波で風が強い時は、ANAはほぼ欠航してしまう。 前日から天候とANAの運行チェックに忙しい。 予約画面を見ると、飛行機変更可のマーク。 あさイチ便に切り替えるべきか。今のママ昼便にするべきか。 天気予報をみると朝のほうが風が強く、昼過ぎにはいったん回復の見込みとある。

イケオジと明言とタイトルと

呆然。 前回同様、見終わった後、疲れ切って抜け殻になった。その様子はこちら 毎週日曜日こんなん続いたらほんと疲れてしまうよ。まったく・・・ 今回のノックアウトポイントを勝手におさらい。これを書かないと自分的におさまりがつかないのだ。 オープニングがかっこいい大河ドラマのお楽しみといえばやっぱりオープニング。 毎回、どんなんがくるんでしょ?と楽しみで仕方ない。 今回はこちら↓ 音楽はまあ、ふむふむとそんなにビットはたたなかったのだが、タイトルバッグがとにかく美しい。

夏も冬も外出禁止

暑すぎるから外に出るな クマがでるから外にでるな 猛吹雪だから外にでるな 学校へは親の送り迎え、塾も友達の家にいくのも送迎。 友達とぶらぶら歩きながら、くだらない話、恋愛話で盛り上がり、笑いころげたり、寄り道して、タコ銭食べたり、帰りが遅すぎてお母さんに激怒されたり、登下校の思い出は枚挙にいとまがない。 学校で学ぶことができない、社会に順応するための訓練がたくさんつまっていたのが登下校だったように思う。 とはいえ、自分に子供がいたら心配するんだろうなと思う。 「姉ち

英語ができないからじゃない

就職氷河期真っただ中での就職活動は、例にもれず、撃沈。第一希望の業種はすべて不採用。しかし、東京で就職をしないと秋田に強制送還されてしまう危機。 興味がまったくわかない会社だったものの、採用人数が多く、通りやすそうとなんとなく受けたら簡単に採用通知をもらえた。しかし、入る前からそんな状態で、入ってからやる気に満ちるはずもなく、1か月でやめたくなった。しかし、強制送還は避けたい。石の上にも三年と歯を食いしばり、三年後の未来に向けて準備を始めた。 三年後の目標はカナダでのワー

目線の浮気と会話泥棒

彼女が楽しそうに旅行の話をしている。おそらく一緒に旅するのだろう。 すると彼氏のスマホにラインか何かが入った。すかさず手にとり、メッセージを送る。すると、すぐに返信がきたのかまたラインを送る。 そのあとも彼女が何か話をしているのに、目線はスマホに向けたまま 「ああ、う~ん、そう?」 とそっけない返事。 「ねえ、聞いてるの?」 聞いてないよね。まったく。なんだったらわたしのほうが聞いてあげてた。やっと視線を上にむけるも、めんどくせ~なという表情をしている。じゃあ、なん

見どころ大渋滞の「べらぼう」。なにかにチャレンジ、没頭したい人必見!

呆然。 見終わった後、疲れ切って、抜け殻になった。 録画が終わり、ENDの文字が左端に現れ、そして消え、オンタイムのニュースが流れても、ぼんやりしていた。 それはなぜか。NHK大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」の第3話 千客万来「一目千本」が面白すぎたからだ。最近、「かわいいが渋滞」なんて言葉が若者の間で流行っているときいて、渋滞とはそんな使い方じゃない!なんてプンプンしていたのだが、今、ものすごく使いたい。 見どころが大渋滞!!! この興奮をどう抑えたらいいか

夜の楽しみひとつ減る

中学時代は視力0.3。高校時代で視力低下が加速し0.1。そこから視力が下がらないのが奇跡なのだが、もちろんあがりもしない。ずっと0.1をキープしている。 遠くが見えづらい、いわゆる近視で、旅行で壮大な景色をみたいときは眼鏡必須だが、PCや新聞をみるときはピントがあうので裸眼でOK。 本を読むときも裸眼。小さい文庫本でも問題なく、さっくさっくと読めていた。冬は布団に入り、枕を両脇の下に置き、眠くなるまで本を読むのが至福のひととき。体はぬくぬく、頭は冷え冷えで、本の内容がす~

漁船が育てた日本酒

秋田空港のラウンジが地方空港としてはものすごくよいという記事を以前書いた。 実家への帰省がメインのため、迎えにはすぐ来るし、送るときもギリギリまで家でぐ~たらするため、ラウンジを利用している時間がない。 が、今回はお父さんが健康マージャンに行かなければならないからという理由で2時間も前に空港に落とされた。麻雀が健康かどうかはさておき。 こうなったらゆっくりラウンジで本でも読みますか!と意気揚々と受付へ。 「もし、お酒が飲めるようでしたらぜひ飲んでみてください。秋田県の

人見尻

まるで雪玉のような大きな雪のかたまりが空からぼったぼったと降り、あれよあれよと白銀の世界が広がった本日。雪のやみ間を狙って、友人宅にお届け物に伺った。 降ったばかりの雪はふわふわで、足跡が一切ない道に、自分が初めて足跡をつけるのがなんともいえない優越感でたまらなく好きなひととき。一歩、足を進めるごとにザッザッと音がする。 雪が降りしきる日はなんとも寒そうだなと南国の人たちは思うかもしれないが、雪が降っているときのほうが実は寒く感じない。雪寄せをしているときは汗がでるほど暑