「相手のことが大切だから〇〇する」 (1/13)
HYの楽曲をモチーフとした映画『366日』を観てきた。
最近、時を超えて明かされる系の恋愛映画多いなぁと思いながらも、まんまと泣かせられた。
「相手のことが大切だから〇〇する」の〇〇に何を入れるかは、人によって様々だと思う。
「相手のことが大切だから、この先も一緒にいる」
「相手のことが大切だから、相手の将来を思って離れる」
この話では、主人公である湊が、自身が病気になってしまったことを彼女の美海に伝えたら、就活中なのに自分を犠牲にしてまで自分と一緒にいようとすると考え、病気のことを隠して自ら別れを告げる。
でも、そのあと湊は「本当は美海に一番にそばにいてほしかった」と後悔することになる。
もし私が湊の立場だったらどうするだろうかと考えてみたけど、「一緒にいる」という選択には勝てないなと思う。
湊は自分のした決断を職場の先輩から「強い」と言われ、それを否定していた。
強いと考えるのか、弱いと考えるのかは人それぞれだけど、私は強くもないし弱くもないと思った。
相手のことを好きな状態で自らの意と反して離れて後悔するなら、全部を打ち明けて一緒にいる術を探したらいいのにと思うし、でも自分の気持ちよりも相手の将来をだめにしてしまわないように離れるのは、本当に相手のことを大切に思っているからこそできる決断だし、大人な判断だとも考えるから。
美海のセリフで「将来の夢も大事だけど、湊といれる今の生活を続けることも大事」というのがある。
それに対して湊は「ずっとなんてない」と否定する。
幸せはずっとは続かないかもしれないから、好きな人と一緒にいれる目の前の時間を楽しんで大事にしたいなと改めて思った。