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『生活の為に割り切って働く』と『好きな事を仕事にして働く』

『生活のために割り切っている、てことと、真剣やないってこととは違うんや。』

『水を縫う』という寺地はるなさんが書いた本に出てきた言葉だ。

趣味も好きな事もない姉。そんな姉の一生懸命真面目に働いている姿を初めて見た時に、弟の僕が気付いた思いが上記の言葉。

私はこの言葉に出会った瞬間、「そうだよ、これだよ!」って思った。

生活の為に割り切って働く。

そんなこと、皆んなが当たり前にしていること。好きな事や趣味を仕事にしている人はわずかで、ほとんどの人達がお金の為に好きでもない仕事を頑張っている。


私もそうだ。
私は2つの仕事を掛け持ちしているが、1つの仕事はやりたくてやっているのではなく、やらなきゃいけないからやっている。
私は19歳〜27歳(27歳で結婚)くらいまで、鬱病や摂食障害できちんと働く事も出来なかった、資格も持っていない。しかも、家庭の事情で外で働く事が難しい。だから在宅ワーク出来る仕事を選んだ。

その仕事を子供達は、
「お母さんみたいな仕事したくないわー!」
と平気で言う。
また父からも、ある時
「もうちょっとちゃんとした仕事やれ」
と言われた事もある。

正直傷つく。なんで傷つくかというと、私はこの仕事を一生懸命やっているからだ!

好きでもない仕事を生活の為と割り切って働いているけど、だからといって適当に仕事をやるのではない。やるからにはきちんとやる。お給料を貰っているのだから当たり前だ。

低レベルな仕事だけれども、
低レベルな仕事を一生懸命にやって何が悪い?
低レベルな仕事を真剣にやる事がそんなにおかしい事なのか?

『生活のために割り切っている、てことと、真剣やないってこととは違うんや。』

私はこの言葉のおかげで、今までモヤモヤしていた気持ちが晴れた!

✥✥✥✥✥

それにしても、
好きなことを仕事にできている人は、世の中にどれくらいいるのだろう···?
好きな仕事だけで生活が出来ている人はどれくらいなんだろう…?

好きなことを仕事に出来ている人は羨ましいし、そこまで辿り着けたことに凄いな~と心から尊敬する。


私のもう一方の仕事は、私の好きな事が少し入った仕事だ。
でも、この仕事は報酬が僅かで、月によって変動がある。残念ながら、この仕事だけではただのお小遣い程度にしかならない…

これこそ、周りからもっとちゃんとした安定した所に……と言われそうだ。

でも私は、

こんな私でもこの仕事を任されて出来るっていうだけで有り難いなぁ〜!
と思うし、
旦那がいるからこの仕事が出来ているんだよね~

そこは感謝しかない。

いつもそう思う。。。



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