【詩】匂いおこせよ梅の花 一問一答 人間関係と内省
東風吹かば匂ひおこせよ梅の花
あるじなしとて春な忘れそ『大鏡』
禅寺の掲示板から 一問一答(創作)
梅の花は、誰があるじだか知っている
私の想いは、迷子になることはない
私の想いは、私の元に必ず戻ってくるが
想いの元の私は、迷子になっていることに
自分自身が、気がつかない
春の霞で迷子になるなら
梅の花が忘れていないように
五香の香りが私を見つけてくれる
影をどうして見つけることができようか
音のない者だけが、真実を知ることができる
自らが自らを観て内省するには、
人間関係から自らを観察するほうが
自らを明らかに教えてくれる。
風の時代には、
人間関係から逃げるな。
今、していることに、
スピリチュアルな要素が入っていても
入っていなくても。