見出し画像

【詩】春の服 パーソナリティ

魂の服は、軽いほうがいいね。脱いでみる。

春の服は、着るのか脱ぐのか


朝、起きる直前に

この世の私という服を着て

玄関を出る直前に

この社会の私という服を着る

あなたに会ったら

あなたに会った私という服を着るのか

あなたに会って私という服を脱ぐのか

それは、どちらか分からない

どちらにしても

今の私は、今しかいないひとだ


春の服は、十三夜まで十三単衣

13は変容の数字で13枚ではなく

春の服は、

もう一個の満月まで変容の機会

今日は17日の金曜日

明日は東京、雨で北風

予報はどうやら寒そうだ

春の服は、着るのか脱ぐのか

魂の服は、脱ぐのか着るのか

どちらにしても

今日と調和する、どんな気分でも


魂の服は毎瞬毎瞬、変わるから


春の空が毎瞬毎瞬、変わっていくように






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?