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健全に人に媚びる生き方のすすめ

何とも謎なタイトルをつけてしまったが(笑)
簡単に言うと「これやっとけば、人から好かれるから!やってみ!」という一つのコミュニケーションテクニックについて書こうと思う。  

いつも冗長的で長文になってしまうので、今日は短めに!

「人から好かれる」ことは普遍的なスキル

そんなこたぁわかってるよ、と言われそうだが「人から好かれること」はビジネス面においても、人生全体で考えても、普遍的に変わらない有益なスキルである。

私は元来性格がいいわけでもないし、人を癒す能力や愛嬌があるわけではないので、ただそこにいるだけで人に好かれるタイプの人間ではない。

ただ営業という職種についたことや、新卒入社を経験せず"同期"と呼ばれる人たち不在で社会人デビューしなければいけなかったので、「周りの大人たちに好かれる」ことをしないと生きていけなかった。

結果として、常に先輩や上司にはとても可愛がってもらえたし、大して営業力があるわけではないのに、お客さんからはご指名が入る営業マンになることができた。

当時は意識して「よし、これで人の心を掴もう!」と思って行動したわけではなく、「仕事で結果を出したい」というシンプルな目標に向かって、ほぼ無意識的にやっていたことなのだが、今振り返ると「これって一つのテクニックだったかもな」と思うことがある。

それはズバリ「人の好きなものを聞いて、それをすぐにそのまま真似る」ことである。

チャンスボールは絶対に打て

ポイントは3つある。
一つはもちろん結論である「真似る」という行動。
そして同じくらい大事なのが「人の好きなもの」そして「すぐに」という点である。

例えば上司から本をおすすめされた時。
上司としては「部下にこの能力をつけてほしい」とか「もっと成長してほしい」とか色んなことを考えて、自分の好きな本からセレクトして伝えたりするわけだが、部下は意外とこれを「へーいつか機会あったら読もうかな」くらいのトーンで流してしまうことが多い。

これは非常にもったいない。
こんなチャンスボール打たなくてどうするの?というシーンである。

私なら話をきいた5分後にはAmazonでポチり、2日で読んで上司に感想を伝える。
「他にもおすすめあったら教えてください!」という一言と共に。

はたまたクライアントとの会話でよく行くお店の話になった時。私はすかさずいつも頼むメニューやおすすめを
ヒアリングする。
そしてすぐにその店に行き「○○さんオススメのアレ、絶品でした!友人にも喜んでもらえて嬉しかったです!」と報告する。

どうだろうか。
極めてシンプルだけど、そう言われた方ってとてつもなく嬉しくないだろうか?
共通点を持つ人間は親しくなりやすいのもあるし、人は自分の影響により、自分の好きなものを誰かが好きになってくれると言う行為を本能的に好む。

もっと媚びたいなら「○○さんのチョイス、センス抜群なんで!」とか「○○のおすすめ外れたことないもん!」などと言うのも良い。
「こいつ相変わらず調子いいなー」と思われても、皆が決して悪い気はしない。

時間が空くと明確に効果が薄れるので、先述の通り、すぐにやるのもポイントだ。

「え?もう読んだの?」
「もう行ったの?」
「もうやったの?」

というスピードに対する驚きは=そこまで自分の話に興味を持ってくれて、響いてたんだ!という感動度合いに変換されるからである。

とにかく、やってみ。

なーんだ、そんな簡単なことか!と思われた人も多いと思う。
が、これを愚直にやる人は驚くほど少ない。

それは自分が上司の立場になってからよくわかるようになった。

私は元来おせっかいなので、歩くレコメンドマシーンと言われるほど(いや誰にも言われてないって)あれやこれや人にオススメをするのが好きだ。

だが実際にそれをやりました!と言われたケースは数えるほどしかない。
一方で仕事でもプライベートでもすぐに行動に移してくれた報告をきくと、何とも言えない多幸感でいっぱいになるし、何よりその人のことがグッと好きになる。

非常にもったいないのは、やってたんだけどそれをアピールしてくれないケース
「え?私がオススメした本読んでたの?言ってよ〜」と思った経験は鮮明に記憶している。

常日頃メンバーへのFBとしても伝えているのだが、健全なアピールは生きてく上でとても重要だ。

日本人の非常に苦手な分野である。
カナディアンの夫やその友人を見ていると、惜しげもなく自分のやったことや長所をアピールするが、日本人は良いことをしているのに、どこまでも奥ゆかしいタイプの人が多い(あまり乱暴に国籍で定義したくないが、実際に傾向としてあると感じる)。

これは非常に機会を損失していると私は思う。
何も行動していないのに、話を盛ってアピールすることや、嘘をつくこと、単にゴマをするような低俗な行為と、健全なアピールを混同してはいけない

とにかく行動には価値がある。
もちろん、ビジネスシーンだけでなく、恋愛でも効果はあると思う。
(恋愛の場合「じゃ一緒に行こう♡」とかもっと違うテクニックの方が有益かもしれないが)

ぜひ騙されたと思って試して欲しい。
ちなみにわたしの最近の悩みはオススメしてもらっても自分のリソースが枯渇していて、それをすぐには試せないことである。

シングルの時はやっぱりこれがやりやすかった。時間なんて無限にあったからである。
まぁ、でも言い訳を言ってもしょうがないので、引き続きできる限り私も努力することをここに宣言しておく。


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