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ウチのお稲荷さん

先日の工房給食は、おいなりさんだったのですが、初老にもなると普通のおいなりさんだと大きくて持て余すので、最近はこんなスタイルのおいなりさんにしております。(写真のようなもの)

小さく作ります。

(ウチの工房は、給食制です。 工房のインスタの画像 の三分の一ぐらいを給食の画像が占めております。笑)

今回は、ご飯部分を柚子風味と生姜風味の二種類で作り、お揚げの部分は黒砂糖を使ってコッテリ甘く仕上げています。といっても市販のおいなりさん用のお揚げの半分ぐらいの甘さです。

普段は、お揚げの味付けはあまり甘くしません。ご飯も殆ど甘くせずサッパリ系で作ることが多いですが、今回はあえて甘くしました。

写真だと分かりにくいですが、お揚げが裏返っている方が生姜風味、表の方が柚子風味と見た目でどちらか分かりやすくなっております。

このおいなりさんは、握り寿司ぐらいのサイズです。

甘辛く煮たお揚げは、お揚げを袋状にして酢飯を入れるのではなく、巻き付けてあります。

特に、呑みの席などでは、おにぎりもこれぐらいのサイズだと重宝しますので、ウチでは「ちょっと大きめの握り寿司ぐらいのサイズのおにぎり」にします。味も二〜三種類つくります。

いろいろなものを呑み食いした後に、おにぎりが出てきた。しかしそれが大きいと・・・

「おにぎり食べたいけど・・あのサイズだと半分しか食べられないなあ・・止めておくか・・」

とか

「ちょっと無理しておにぎりを食べたけど、お腹が苦しいなあ・・・」

となってしまいますが

これぐらいのサイズで、味も変えてあると「二種類食べてもヨユー!」となって積極的に食べていただけるのです。

ちなみに、惣菜でつくる場合は煮物の具も大きく切りません。

おにぎりを小さくにぎることと同じ理由です。

家庭料理の惣菜だと、煮えるのが早いのも良いですしね。

料理ハラスメントはいろいろありますが「量の強制」というのも辛いものです。

例えば呑みの席で、散々呑み食いした後に「これは私の実家から送ってきたコシヒカリの新米でつくったおにぎりだよ!いっぱい食べて!」と大きなおにぎりを持って来られて、一人二個は食べないと納得してもらえない、というような状況は私は辛い。

なので、他人をそういう目に合わせないようにしたいと考えるのです。

小さく作ったものなら、食べたい人は沢山食べれば良いのですからね。


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