久しぶりにフルーツケーキを焼きました
私の工房には、オーブンがあります。
自宅程ではありませんが、だいたいの調理道具が揃っておりますので、良く工房で料理をつくります。
当工房は給食制なので、それは毎日つくります。
もちろん短時間で作るものですから、あまり凝ったものは出来ませんが、食べたいものを食べたいように作ります。
工房の公式インスタに、その給食の画像を載せておりますが、毎日の給食と、その他工房で作る料理を毎日載せるとインスタが作品関係のものでなく、料理ネタばかりになってしまうので、3日に一度ぐらいの頻度で載せています。
そんな当工房ですが、最近、久しぶりにパウンドケーキ系のものを焼きました。
今回は、ドライフルーツたっぷりです。(クランベリー、フィリピンマンゴー、サルタナレーズン、レモン)私はドライフルーツ入りケーキやパンは、入れ過ぎという位に具が入っているのが好きです。そういうものはお酒のお供にもなりますし。
最近、私はドライフルーツやナッツ類の美味しく安いものを探すのに凝り、色々購入しているのですが、今回はそのまま食べるには好みでは無かったものを消費するため・・・という理由もあり作った次第です。
生地は全くスタンダードな「カトルカール」の割合で「シュガーバッター共立て法」で作りました。一番「らしい」味だと思いますので・・・
そこにクランベリー、フィリピンマンゴー、サルタナレーズンのドライフルーツをレモンピールとレモン果汁、コアントローでマリネしておいたものを入れました。割と焼き色をしっかり付け、ドライフルーツが少し焦げてキャラメル化した風味も乗せました。
ドライフルーツ類は、ものによっては地味な味わいというか・・・ホコリ臭かったり、コーティングの油脂の匂いがしていたり、その本体の味わいと違う風味が付いてしまっているものが多いので、私はドライフルーツに柑橘果汁や果皮、リキュールなどで何かしらの加工をする事が多いです。ドライフルーツのコンディションによっては一度洗ってから使う事もあります。
そうすると、こもった感じのドライフルーツの風味が華やかなものになります。
以前は、色々なケーキ類を頻繁に作りましたが、今は私達老夫婦とスタッフひとりしかいないので、食べる人がおらず一台つくっても持て余してしまうので、作らなくなりました。最近のお菓子業界は和洋中エスニック分野を問わずレベルが高いですから、購入しても満足出来る事が多いですし。
このような素朴な焼締め系のケーキだと以下の写真のように
小分けして脱酸素剤を入れ真空パックしておけるので、長期保存が効き、ちまちま食べられるので良いです。
特にドライフルーツ入りのケーキ類はある程度熟成させた方が美味しいので、余計に良いですね。
料理の依頼があった場合は菓子類も色々作りますが、ウチでは設備的にあまり凝ったものは作れません。例えば、ザッハ・トルテを作る際には、あのシャリシャリしたチョコレートコーティング部分は作れませんから、ガナッシュで代用したりといった具合です。最近は、デザート類に加工すると美味しくなる食材をいただいた時に作るぐらいになりました。
が、やはりお菓子作りは楽しいですね。