海辺のチェアリングやってみた
【チェアリング】という言葉、私が知ったのはつい最近です。
俄かブームなの?いつから流行ってんの?…知らんけど。
椅子のchairに+進行形ingってこと?
なんでも横文字にすりゃ流行るってもんでもないだろ、とは思うのですが。「ナニそれ?」って思った時点でまんまと引っかかったも同然、私もつい食い付いてしまった‥‥。
アウトドアではあるけどがっつりキャンプやBBQまでは行かない、椅子ひとつを持ち運んで、好きな場所でゆっくり座って自由きままに過ごすことを言うのだそうです。ほぉほぉ。
何かを焼いたり調理したりするには、食材・お皿やコップ・コンロや炭などが必要だし、泊まるとなればテントや寝袋がいる。
机やタープ等ほかの道具や荷物が多くなると、それはチェアリングとは呼ばないらしい。あくまで軽装備で、というスタイル。車を持たない人も身軽にできるもの。
よし、流行りに乗っかっていっちょやってみるか、と急に思い立ち、椅子と読みたい本だけを車に積んで、海へ向かいました。
①せんなん里海公園を、初のチェアリング地とする!
6月29日の土曜日。
山にするか海にするか、少し迷ってやっぱり海に決定。
BBQ目的で何度も訪れたことのある、私たち夫婦のお気に入りの場所【せんなん里海公園】へ。
阪南市側と泉南市側で、海水浴場の名称が違います。
海岸は普通に繋がっているんだけどね。その名も「ぴちぴちビーチ」と「ときめきビーチ」。
ネーミングセンスが秀逸。さすが大阪。
今日なら混んでないだろう、という私の予想は見事に当たった。泳ぐにはまだ早いし、天気も良くない。
でもチェアリングするには暑すぎない曇天ぐらいがベストコンディション。晴れてたら多分、汗だくになって座ってられないっしょ。
いいね。最高!
暑さも全然マシで、そよそよ海風が吹けば涼しささえ感じる。ペットボトルの飲み物だけあれば、充分ゆったり過ごせそう。
椅子をふたつ並べ、鎮座する。
海を眺めながら、ぼーっとする。
ゆったり本を読んだり、疲れたり眠くなったりすれば少し目を瞑ってうたた寝する。
なんて贅沢な遊びなのかしら。チェアリング。
時間を忘れ、波の音を聞きながら平和なひとときを過ごす。ああ、幸せ。
関空から飛び立つ飛行機や、遠くには明石海峡大橋も見える。
②6月末の海。はたして泳げるのか??
まだ海開きされていないこの時期。
気温は30度ほど。暑いっちゃ暑いけど、海水温はどのくらいなんだろう?
土曜だし、子どもや若者は泳いでる人もいるけど、冷たくないのかな?
チェアリングでどのくらい時間が経ったか分からないけど、ちょっと暑くなってきたので膝くらいまで海に入ろうか、と裸足になって行ってみる。
ここは南の島でも沖縄でもない、6月末の大阪湾。
全身ドボンと浸かる勇気は到底出ないほど、水は冷たかった。
子どもや若者ならまだしも、中年オバチャンがいきなりこの冷水にダイブすれば、うっかり心臓麻痺でも起こしかねん。
泳がなくても膝までちゃぷちゃぷで充分だわ。
水温に慣れてくれば、ふくらはぎがクールダウンされてめちゃくちゃ気持ち良くなってきた。あー涼しい!
③やはり我慢のならん奴よ。悪魔的香りの誘惑には勝てず…
今回の私たちの目的は【チェアリング】。
しかしここは、BBQ可能エリアの海岸。当然、近くではあちこちで煙が上がり、肉を焼く悪魔的な香りが一帯を漂っている。食欲をそそられない訳がない。
海水浴シーズンになれば海の家も出店されて、焼きそばやらフランクフルトやらをなんぞ買えるのかもしれないが、夏でない限りこの公園敷地内で食べ物類は売られてない。。。
手ぶらで来たので、空腹スイッチの入った私たちのお腹を満たせる物を、何ひとつ持ち合わせていない。
。。。帰って、家のベランダでBBQするか。笑
帰り道でスーパーに寄ってお肉を購入。
帰宅後すぐにベランダにあがり、炭に火を起こして夕飯にしました。
野菜たちは冷蔵庫にあったものを焼く。
やっぱりチェアリングだけ、じゃ物足りない。
あの香ばしい匂いを嗅いじゃったら、キャンプしたくなるよね。
泊まらなくても、炭火焼きぐらいやって食べたいよね。
今回初めてズッキーニを炭火で焼いたら、めちゃくちゃ美味しかった!
間違いなく人生で食べたズッキーニの中で、今日がダントツの優勝。こんなに美味しい野菜だったのか。今が旬ってのもあるだろうけど。
ズッキーニ、なんで今までやらなかったのかしら。
いつも茄子やピーマン・かぼちゃ・しいたけなど定番野菜ばっかりだったもんなあ。これからは、夏はズッキーニをBBQレギュラーメンバーに加えようと思います。
ひとつ新発見ができて良かった。
ズッキーニの炭火焼き、是非一度お試しください。